School Days(スクールデイズ)
2007年 全12話


評価 50点

作品解説

School Days 第1巻(初回限定版)
エイベックス・エンタテインメント
発売日:2007-09-26

伊藤誠は、片思いの桂言葉の写真を携帯の待ち受けにしていたのだが、それを西園寺世界に見つかってしまう。世界は、言葉と誠の間を取り持つと言うのだが…


史上最悪の作品(…いい意味で)。とりあえず、50点という評価を付けていますが、ある意味では100点であり、0点の作品です。まあ、心情的には0点と付けたい人の方が圧倒的に多いでしょうね…そんくらい、もう究極にイカれた作品でしたよ。
主人公の誠は、おそらく私の見てきたアニメの中でも最低の下衆主人公。二股とか三股とかそんなレベルじゃなく、女と見たら誰にでも発情してベッドインしてしまいます。それで、その女が自分にとって都合悪くなってきたら簡単に切り捨て、別の女とよろしくヤっちゃうんですよね。しかも、こいつはそれで自分が悪いと思っていないからタチが悪い。ほんと、こいつは只の性欲の権化でした。
ということで、物語は昼ドラのノリをさらに凶悪に進化させたような、エロエロでドロドロな鬱々のグログロw はっきり言って、まともに見ていたら100%胸糞悪くなります。こんなもん、良識を持った一般人が見る作品じゃあありませんね。
私も当然不快な思いで見ていたのですが、ある時ふっとこれが面白く感じるようになったんです。誠のムカツキ度が自分の中の限界点を突破した瞬間、何故だかこれまでの嫌〜な感情が一気に反転したのです。その瞬間、「裏返った!」って烈海王の声が頭の中で再生されましたw
そこからは、もう誠の存在自体をネタとして楽しめるようになりました。彼への感情移入を一切廃止して、相変わらずこいつは最低だな〜と、一歩引いた位置から眺めていましたね。そうすると、誠のクズっぷりも何だか笑えてくるんです。この作品を楽しむためには、見方を変えてみるというのも重要なことなんだと分かりました。
そしてラスト…エライことが起こりました。ちょうど同時期に現実でヤバめの事件が起き、その影響から最終話の地上波放映がいきなり中止。代わりに流れた映像から「Nice boat.」という名言が生まれました。これで注目度が高まったのは間違いありません。
それで、実際に最終話を見てみると、これは事件が無くても放送出来るレベルではなかったと思う程のものでした。というか、もうぶっ飛びすぎで神の領域にまで踏み込んでますよ。原作からかなりヤバイ作品でしたが、まさかそれを超えてくるとは…凄すぎます!
とりあえず、色んな意味でアニメ史に残るような伝説を作ったのは間違いないでしょうw



主な登場人物と名言(?)

・伊藤 誠(いとう まこと) 「何をするにしても、色々面倒なんだよ」
 人間のクズ。最早、優柔不断とかいう言葉で許されるものじゃあありませんよ…こいつの頭の中は、女とヤることしか考えていません。この作品の見所は、こいつの最低っぷりでしょうから、十二分にそこんところを堪能してください。まあ、途中で嫌になることは間違いないでしょうけどw 合言葉は「誠死ね」…ここまで視聴者の心を一つにした主人公は他にいない!?

・西園寺 世界(さいおんじ せかい) 「誠、ぜんっぜん分かってない」
 こいつも嫌いだな〜。初めは、誠と言葉を応援するとか言っているのですが、実はこいつも誠のことが好きで、文字通りに言葉から寝取っちゃうんです。世界の体に溺れる誠は、ヤらせてくれない言葉なんて即バイバイ…ああもう色々と最悪だよ。

・桂 言葉(かつら ことのは) 「中に誰もいませんよ」
 言葉さまは最強です。途中、色々酷い目にもあっていましたが、終わってみれば言葉さまの一人勝ちですよw 鉈を持ったレナに張りあえるのは、鋸を持った言葉さましかいません!ちなみに、バストは驚愕の100センチオーバー。そりゃあ、誠がエロに暴走しても仕方ないか…?

・清浦 刹那(きようら せつな) 「世界だけを見て、そう約束して」
 世界の親友。世界と誠が上手くいくように応援しているのですが、実はこいつも誠が好きなんですよね。奴はどんだけモテてるんだ!?まあ、そのことで苦しい思いもしているようですが、基本的にはいい子なので好感度は低くありません。

・黒田 光(くろだ ひかり) 「考えてみれば変な話よね〜」
 世界の友人。世界と誠が付き合っていると思い込んでいて、言葉と仲良くしている誠の事を良く思っていません。…って設定だったんだけど、なんでこいつは誠とあんなことになってんだろうな?この作品の世界観はほんと意味が分からん。

・加藤 乙女(かとう おとめ) 「私は別にこういうのでいいよ」
 言葉さまを虐めるグループのリーダー格である少女。まあ彼女、昔から誠のことが好きなんで、そういう気持ちになってもしょうがないところもあるのかな?少なくとも、世界よりはマシに思えるw

・澤永 泰介(さわなが たいすけ) 「好きなんだ…俺、桂さんが好きなんだ」
 誠の友人。ちょっとお馬鹿で、憎めないお調子者キャラかと思っていたら、こいつは最悪のレイパーでした。もうヤメテクレ…



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