ささみさん@がんばらない
2013年 全12話


評価 65点

作品解説

 ささみさん@がんばらない 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
アニプレックス (2013-03-27)
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引きこもりのささみさんは、奴隷体質のお兄ちゃんに全ての面倒を見てもらいながら生活していました。ある日、バレンタインの朝にお兄ちゃんへチョコをあげたささみさんは、それがきっかけで、ある“惨劇”に巻き込まれることになるのでした。


1話を見て…設定等よく分からないままで始まったものの、何かそれを超越するようなパワーを感じて面白くなりそう?と期待していたのですが、話が進んでいく中でそこまで惹かれることもなく、思ったほどハマらなかった印象です。
設定は日本神話をベースにしたりしてそこそこ凝ってはいたんですが、それが特別面白さに繋がっていたわけでもなかったですね。まあ、初期のささみさんのがんばらないっぷり(ニートっぷり)はある意味面白かったんですけど、早々にこの子がんばり始めますからねぇ…タイトル詐欺もいいとこだ(汗)。ただ、シャフトらしく演出も凝っていますので、ファンの方なら見て損は無いかと思います。
ストーリーの方は、なんだか色々やっててとっ散らかってた印象です。先程も少し言いましたが、引きこもり話かと思いきや、神話の話になったり、親子愛の話になったり、アラハバキとかいう敵?が出てきたり…1クールの中でそれらを詰め込んでいましたので、どれをメインで見せたかったのかがいまいち分かりませんでした。また、ラストのアラハバキ編についてはちゃんと決着付いておらず、何だか微妙な感じで終わっているので、実質物語のピークはその前の母親のエピソードというバランスの悪さが気になりました。
キャラクターでいうと、女の子の多い作品でしたね。ささみさんに三姉妹にオチンチンの生えた女の子(笑)…まあ、良かったのはかがみくらいで、あとはあんまり魅力を感じなかったんですけど(汗)。逆に、唯一の男キャラであるお兄ちゃんが最もいい味出ていたように思います。妹を過剰なまでに溺愛する変なキャラなんですが、その気持ち悪さが上手く表現されていましたw 何故か常に顔が隠されており、謎めいた部分もあったりしましたが、お兄ちゃん自身への深い掘り下げは無かったかな?何だかんだで最後までよく分かんないキャラでしたね。
総評としては、面白くなりそうな予感はあったものの、何処か 爆発しきれなかった印象です。2期…はあるのかな?見るかどうかは微妙かもしれない。



主な登場人物と名言(?)

・月読 鎖々美(つくよみ ささみ) 「それじゃあ、今日から頑張ろうか!」
 引きこもり主人公。学校にも行かず、ご飯、風呂、着替え…等など、生活のほとんどを兄に依存しています。最高神の力を身に宿しており、世界を「改変」することができるのですが、これって我々に馴染みの深いとある作品によく似た設定ですよね。

・月読 神臣(つくよみ かみおみ) 「これも愛の成せる技、ですね」
 桜ノ花咲夜学園の教員でささみの兄。妹を強く溺愛し、その過剰なまでの愛はちょっと危ない領域にまで突入しているほどですw 顔は常に何かで隠しており、作中で素顔が出たことはありません。案外謎の多い存在です。

・邪神 つるぎ 「あたしはもう、くたびれちまった
 邪神三姉妹の長女。神臣と同じく桜ノ花咲夜学園の教員ですが、まるで子供のような外見をしており、ささみからはロリババアなんて言われることもw

・邪神 かがみ 「私はいつでも、マジ天使なのですよ」
 邪神三姉妹の次女。桜ノ花咲夜学園に通う生徒ですが、実は霊的ロボットであり、戦闘時は腕が銃に変形したり、飛行のための翼が生えてきたり、おっぱいミサイル(もどき)が飛び出したりと、結構なんでもありですw

・邪神 たま 「いっただきまーーーーす」
 邪神三姉妹の三女。外見的には色々なところがしっかり育っていますが、実年齢9歳の小学3年生。舌足らずの喋り方をし、精神年齢はさらに幼い印象も受けます。姉達に比べて戦闘技術はまだ未熟ですが、次世代神として特殊な力を持っています。



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