serial experiments lain
1998年 全13話
作品解説 | ||
serial experiments lain Blu-ray BOX|RESTORE (初回限定生産) posted with amazlet at 10.11.07 ジェネオン・ユニバーサル (2010-10-27) 売り上げランキング: 150 情報端末NAVIが普及し、ネットワークの発達した社会。岩倉玲音は、電脳世界ワイヤードにおいてその存在意義を見出していくのだった。 これは評価するのが難しい作品です。なんつーか…一言で言うなら超問題作。さすがはserial experiments(実験シリーズ)と名乗ってるだけあって、他には無い無茶な試みをやってくれましたよ。 ハッキリ言って、娯楽性の欠片も無いような作品であり、シナリオ的にも面白味を感じられるような代物ではありません。一応テーマとしては、現実世界と仮想世界の関わり合い…みたいなものが描かれていますが、攻殻のような切り口とはまた一味違って、こちらはかなり電波系入ってます。 故に、似たようなテーマを扱っている作品ではありますが、攻殻ファンならこれを受け入れられるかと言えば、そう簡単には言い切れないと思いますね。これはこれで、また独特の世界観を構築していますから。 ただ、その世界観とか表現方法には何処か惹き付けられてしまうものがあるんですよね。多分、この作品が好きだと言う人は、そういう雰囲気なんかが気に入ったという人が多いと思います。シナリオもまあ興味深いものもありますが、この話自体を素直にメチャ面白い!と感じられる人はおそらく少ないことでしょう(つか、そういう人はかなりのツワモノですよ) まあ、先述したとおり雰囲気的には嫌いじゃないので、とりあえずこのくらいの点数を付けときます。けど、人によっては傑作と評価する人もいれば、超駄作と評価する人もいるでしょう。これはそういう作品なんです。 |
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主な登場人物と名言(?) | ||
・岩倉 玲音(れいん) 「リアルワールドなんてちっともリアルじゃない」 内向的で地味な少女。父親からNAVIを与えられ、徐々に電脳世界にハマっていきます。それにつれ、部屋の中の様子が凄まじくなっていってたのが面白かったですね。何処の研究室やねん!っていうほどの、とんでもない部屋が出来上がってましたから。何やら自分の知らないところで、もう一人の自分(?)が暗躍しているようで、そのことが彼女を悩ませています。とりあえず、パジャマ姿がキュートw ・岩倉 康男 「人間は皆で繋がって、それで社会は動いている」 パソコンオタクのパパ。玲音にごっつい最新機を与えてくれます。一見いいパパなんですが、急に何処か冷めてるような素振りを見せることがあるんですよね。それが、すっごい不気味に見えます。 ・岩倉 美穂 「だから、今のうち…」 このママさん、夫のことが大好きみたいですねえ。夫婦の仲がいいのは結構なのですが、その歳でブチュブチュやってるのは正直恥ずかしいぞ。 ・岩倉 美香 「玲音の空想のお・と・も・だ・ち」 玲音の姉。玲音とは違い、彼女は派手な方ですね。けど、途中からかんなり病んできました。玲音よりも遥かにヤバい状態に見えます(汗) ・瑞城 ありす 「友達、でしょ」 玲音のクラスメイト。面倒見のいい少女で、玲音を元気にするために遊びに連れ出したりもします。この子はマジでいい子だぞ〜確かに先生って職業が向いてるね。 ・英利 政美 「そう、僕が神様だ」 自称ワイヤードの神。肉体は随分前に滅びましたが、ネット上にはその存在らしきものが今もあるのです。 |
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