SPEED GRAPHER(スピードグラファー)
2005年 全24話


評価 60点

作品解説

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フリーカメラマンの雑賀辰巳は、セレブのみが利用できる闇の社交場「六本木倶楽部」の存在を知り、潜入取材を強行する。そこで女神と崇められる少女・天王洲神楽と出会い、彼女とキスを交わすことで自分の中にあったフェチの力が目覚めるのだった。


金に群がる人々の妄執…フェティッシュ対象と同化することで得られる特殊能力…と結構おもしろそうな設定で始まったこの作品。序盤は期待して見てたんですが、なんか中盤以降はダレました。
まあ、個性的な変態キャラが使い捨て要員としてたくさん出てくるのは良かったのですが、ストーリー的にはどうも自分の中ではそれほど盛り上がりもなく、同じことを繰り返して淡々と進んでいったように思います。まあ、主人公達に明確な行動理念が無く、こいつら行き当たりばったりに逃げてるだけですからね。そりゃあ大して面白みも感じられませんよ。
ただ、敵キャラの水天宮は良かった!この作品は、彼の存在があってこそのものですね。彼が過去とのけじめをつける第22話「オカネクダサイ」はちょっとグッときました。それにラストの水天宮の復讐劇も、この作品ならではの面白いやり方だったと思います。
感想としては、やりようによってはそれなりに面白くなる可能性も秘めていた作品だと思うので、おしいな〜ってところです。この作品を雑賀ではなく、水天宮をもっとメインにして描いていれば良くなっていたのでは?って気もしますね。どう考えてもこの作品の見所は、終盤で水天宮が本来の目的のために動き出してからですから。



主な登場人物と名言(?)

・雑賀 辰巳 「あの子を助けなきゃ、俺が生きていけないんだ!」
 元戦場カメラマン。人間の死の瞬間をカメラで捉えることで、チ×コおっ勃ててる変態です(笑)。なので、今の生活にはあまり満足してないようでした。「六本木倶楽部」で神楽と出会うことにより、自分の中に潜んでいたフェチの力「写殺能力」が目覚め、被写体を爆破させることが可能となったのですが、そのせいで普通の写真も撮れません。つか、カメラフェチだけかと思えば、神楽との出会いでロリコンも目覚めてしまったようです(汗)。18も年齢差がある神楽にラヴでした。

・天王洲 神楽 「私をこのまま何処かへ連れて行ってください」
 母親からいじめられてる女子高生。世間知らずのお嬢様で、自分を助けてくれる雑賀を王子様のように慕っています。体液を交換した者のフェチ能力を目覚めさせる力があり、水天宮に操られて「六本木倶楽部」の女神として、様々な変態オヤジ達とキスを…(((p(>o<)q)))イヤー!

・水天宮 寵児 「何故自分の望んだ快楽を否定する?」
 天王洲グループ総帥、天王洲神泉の愛人としてグループを補佐している経歴不明の謎の男。裏では、闇の社交場「六本木倶楽部」の支配人なんてのもやってますが、その真の目的は不明です。「お金」に対して何やら思うところがあるようで、かなりの執着をみせていました。万札で作ったタバコをふかしてる姿がやけに印象に残ってますね。左手に珍しいあざのようなものがありますが…

・銀座 ひばり 「正当防衛よ」
 ガンマニアの女警察官。何かと正当防衛を主張しては銃をぶっ放してマス。雑賀に並々ならぬ愛情を注いでいるようで、ストーカーの如く追っかけまわしていました。ロリコンという鬼畜道に陥ってしまった雑賀を、体を使って繋ぎとめようとしますが、彼は勃ちません!銀座さん、女としてのプライドボロボロですな〜。

・天王洲 神泉 「お前の左手はどうしてこうも…」
 神楽の母親であり、天王洲グループ総帥。老いて醜くなっていく自分を嘲笑うかのようにどんどん美しくなっていく神楽に嫉妬し、様々な嫌がらせをしている陰険女です。水天宮のことがお気に入りで、特に彼の左手での愛撫には相当に感じちゃってるようでした。



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