新世紀GPXサイバーフォーミュラ
1991年 全37話


評価 70点

作品解説


ひょんなことから、父の設計したマシン・アスラーダに乗ることになった風見ハヤト。そして、彼はそのままサイバーフォーミュラのレースを戦うことになってしまうのだった。


ガンダムSEEDで有名な福田監督の出世作。以降、続編OVAが数多く発売された人気シリーズです。
この作品の魅力は、レースアニメながら細やかな人間ドラマも描いているところでしょう。それも主人公周りだけでなく、新条等のライバルキャラにも焦点が当たっているところが良いと思います。
そして、なんといってもマシンの変形が燃える!レースの状況に応じてサイバーマシンは形状を変えるのですが、それがカッコよかったと思います。特に、ブースト使用時が熱い!ここで、キャラが必殺技使うみたいに叫ぶんです。「フェニックスウイング!」とか「メッサーウイング!」とか。けど、そんな風にライバルのみなさんは決め台詞があるんですが、何故か主人公だけ「ブーストオン!」って面白味の無い台詞なんだよな…(汗)
あと、途中でニューマシンへの乗換えがあったりして、こういうところはサンライズお得意のロボットアニメのノリを感じました。まあ、サイバーマシンも大きな意味ではロボットに近いのかもしれませんね。
そのように、要所を見れば凄く面白い作品だと思うんですが、中だるみが気になるようなところも多々ありました。特に、OVA版のテンポの良さを味わってしまうと、こちらはそれが目立つんですよね。本筋のレースとは関係ない話がいまいちだし、途中で絡んでくる陰謀系の話もどうも薄っぺらい。その辺が少々水を差していたかもしれません(私の場合、OVAから先に入ったので、特にテンポの悪さを感じてしまいました)
しかし、物語後半…主人公がニューマシンに乗り換えてからはテンポも良くなってきて俄然面白くなりました。ここから新条のヘタレ暴走、ランドルや加賀の参戦など盛り上がるイベントが目白押しですからね(その代わり、こいつら以外のライバルレーサーがほぼ空気になりましたが…まぁいいかw)
このテンポアップは、おそらく打ち切りが作用してのことでしょう。普通なら、打ち切りだと終盤のまとまりが悪くなるものですが、この作品は逆に意外といい感じにまとまってます。むしろ、あと1クールもダラダラとグランプリを続けるよりは良かったかもしれません。これも一種の怪我の功名ですかね?



主な登場人物と名言(?)

・風見 ハヤト 「ブースト・オン!」
 史上最年少レーサー。サイバーフォーミュラ素人の癖に、アスラーダの性能のおかげで勝ち進むことが出来、いきなり世界グランプリとかにも出ちゃいます。普通なら考えられないことですが、まあアニメだからそういうのもアリなんですw しかし、それ故に彼には積み重ねてきたものがないので、たまに綻びも出てきちゃうんですよね。まあ、アニメ的にはそれが色々ドラマを生んで面白いんですけど。

・菅生 あすか 「ハヤトは、レーサーなんだから」
 スゴウチームのオーナーの娘でハヤトとは幼馴染です。ヒロインらしく、ハヤト、ランドルとの三角関係みたいなのもあったりして、恋の話が進展していきそうな予感も感じさせました。ただ、あくまでこの作品のメインはレース…恋愛はオマケみたいなもんですね。

・新条 直輝 「フェニックスウイング!」
 F3のチャンピオンでしたが、今年からサイバーに転向したニューフェイス。エリートなんで無駄にプライドが高いですが、性根はヘタレ気質なんですよねw しかし、それ故にこいつもドラマを生んでくれます。ぶっちゃけ、今回一番熱いのはこの新条かもしれません。なんだかんだで、サイバーシリーズはこいつがいなけりゃ始まらないぜ。

・カール・リヒター・フォン・ランドル 「メッサーウイング!」
 ハヤトと同い年の貴族の坊ちゃん。レース中のピットインで優雅にティータイムを取るというツワモノです。何をやっても超一流の天才で、レースも始めて間もないのにメチャメチャ早いんです。グランプリも途中参戦ですが、一気に上位までのし上がってきます。このTV版ではハヤト最大のライバルですね。まあ、OVAでは加賀などにいいとこ取られてる印象ですが。

・ブリード加賀 「オレのダチをこけにしやがったら、タダじゃおかないからな!」
 見るからにイロモノ系のレーサー。ハヤトのいい兄貴分といった感じですかね。前半からちょろちょろ出てきますが、グランプリ参戦してくるのは後半から。それにしても、まさかこいつが後のシリーズで主役張ることになるとは…この時点では到底考えられませんでしたね。

・ナイト・シューマッハ 「今は訳あって、会うわけにはいかないんだ」
 顔を隠した謎のドライバー…つか、菅生修兄さんです。別にネタバレでもなんでもありませんよ。だって、クワトロ=シャアくらいにバレバレの周知の事実ですからねw グランプリ前半で圧倒的な力を持ったライバルとして登場しますが、事情があって途中リタイア。この方の勇姿の続きは、OVAのダブルワンで。

・ジャッキー・グーデリアン 「ハーイ、日本のレディの皆さん、こんにちは」
 女好きのかる〜い兄ちゃん。レース中は大して目立って無いんですけど、この先のOVAシリーズでも毎回地味〜に強いんですよね。気が付けば、いつも上位の方にいるんです。

・フランツ・ハイネル 「いつも通りのレースをやるだけだ」
 グーデリアンとはソリが合わず(むしろ、合ってるのか?)、いつも喧嘩してますね。こいつも地味〜に強く、二人はほんといいコンビだよ。レーサーとしてだけでなく、技術者としても一流であり、マシンの設計なども手がけています。クールを装っていますが、意外と挑発されやすく熱い面も…

・大友 譲二 「自分を信じられない奴は、レースでも負けるぞ」
 オフロードの鬼と呼ばれる北海道の自然児。ハヤトにとってはいい先輩ですね。まあ、あくまで前半のライバルって感じであり、後半は徐々に存在感が薄くなってくるのですが、彼のことを忘れかけていた頃に大事件が…!?

・エデリー・ブーツホルツ 「オレも落ちたもんだ」
 かつてはF1レーサーでしたが、大怪我をして再起不能に。しかし、体の一部をサイボーグ化してサイバーフォーミュラに参戦します。彼の雇い主の意向により、アスラーダを狙ってレース中に色々と仕掛けてくる危険な男です。シューマッハこと修兄さんとは因縁がある模様。



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