スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
2010年 全26話


評価 65点

作品解説

 第2次スーパーロボット大戦OG COMPLETE BD BOX 特典 電撃スパロボ! SP - OG Official Book -付き
バンダイナムコゲームス (2011-09-29)
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L5戦役から半年…キョウスケ率いる地球連邦軍特殊作戦PT部隊「ATXチーム」は、DC残党の討伐任務を遂行していた。その戦闘中、眼前に謎の人型機動兵器が突如出現するのだった。


展開がめちゃ早くて説明不足な上、戦局は色んな勢力が入り乱れているので、原作知らない人はなかなかストーリーに付いていけないと思います。ただ、スパロボファンである私にとっては、色んな意味で面白かった!だって、今回はファンなら間違いなく燃えるイベントが盛りだくさんなんですから。
前作はいまいち盛り上がりに欠けました。まあ、原作シナリオの段階から1と2(インスペクター)では差があるんですけどね。で、今回はその反省点を活かしてか、中盤以降はケレン味重視…てか、ほとんどそれだけで出来ています。なんとまあ1話1話の密度が濃いことか…色々圧縮しているので25分で目まぐるしく展開が動き、また見せ場も盛りだくさんなので、ほんの僅かも目が離せません。
ライバルキャラが多いのもGOODですね。この手のものは、やはり強敵がいてこそ燃える!キョウスケに対するアクセル…ゼンガーに対するウォーダン…ライ、レーツェルに対するアーチボルド…等々。彼らが相対する時はテンション上がりますよ。さらに、記憶操作されたヒロインの救出や、ロボットものお馴染みの乗り換えイベントなんかも盛りだくさん。中でも必見は第15話「武神装攻ダイゼンガー」…これぞロボット乗り換えイベントの最高峰です!
戦闘シーンもいい感じでした。戦闘は毎回ちゃんと盛り込まれているし、必殺技の演出やゲームのBGM挿入はガンガンテンション上がっていきます。特に、ラストバトルの畳み掛けるような必殺技祭りは理屈抜きで燃えますよ。まさに、ずっと鳥肌のターンw
ということで、シナリオ面に関しては決してオススメはできませんが、ロボットアニメとしてのケレン味はたくさん詰まっているので、燃えるバトルが好きな方は見て損は無いと思います。少なくとも、ディバイン・ウォーズよりは大分マシな出来なので、前作でスパロボアニメを見限った方もきっと違う評価をすると思います。とは言え、やはりファン向けの作品であることは間違いないので、初見殺しな面を考慮してこの点で。原作ファンなら+5点の価値はあります。
ちなみに、「インスペクター」という冠タイトルにも関わらず、その他の勢力「シャドウミラー」「アインスト」の方が目立っているというのはツッコミ不要でw



主な登場人物と名言(?)

・キョウスケ・ナンブ 「どんな装甲だろうと、打ち貫くのみ!」
 今作の主人公(前作主人公・リュウセイは今回大した見せ場がありませんw)。アインストとの謎の繋がり、シャドウミラー(アクセル)との対決、と一人で今回の二大勢力との因縁を抱えています。また、今回は別世界(並行世界)のキョウスケがピックアップされることが多くありましたが、はたしてその存在の意味とは…?

・エクセレン・ブロウニング 「次の作戦でも、ちゃぁんと帰ってこなきゃね」
 キョウスケ同様、アインスト(アルフィミィ)とシャドウミラー(レモン)に大きな関わりを持っており、ヒロインっぽいイベントも用意されています。今回、仕官学校時代にキョウスケ・エクセレンの二人が巻き込まれたというシャトル事故の真相が明かされます。

・ラミア・ラヴレス 「私は自分の足で、次の楽園を探しましょう」
 アンジュルグのパイロット。何処か人間的な感情に乏しく、妙な言葉遣いで話す癖があります。キョウスケ達ATXチームの一員となり、彼らとの接触の中で人間らしい感情を学んでいきます。シャドウミラーとの戦いが本格化する中盤で大きな見せ場があり。

・アラド・バランガ 「守らなきゃいけないものがあるしな」
 ラトゥーニと同じスクール出身のパイロット。ただし、その中ではおちこぼれに分類されていました。ゼオラとはパートナーの関係にあり、戦闘時だけでなく日常でもいいコンビっぷりを見せてくれます。二人の合体技「ツインバード・ストライク」は燃える!

・ゼオラ・シュバイツァー 「アラドの馬鹿」
 スクール出身のパイロット。ゼオラと言えば、やっぱりくまさんパンツだもw アラドのパートナーとして共に戦っていたのですが、戦闘の中で二人は離れ離れになってしまい、彼女は記憶操作を受けてアラドのことを忘れてしまいます。再び、二人がパートナーとして戻れる日は…?

・アクセル・アルマー 「奴は必ず倒す。この俺がな」
 シャドウミラーの幹部で、向こう側のキョウスケ(ベーオウルフ)のライバルだった男。一応、こちら側のキョウスケにとっても敵なのですが、どうも憎めない…というか、ある意味かっこよくて魅力的な奴なんだよな、これがw

・ヴィンデル・マウザー 「我らの目的は一つ、理想の世界を作ることだ」
 シャドウミラーのリーダー。システムXNを完成させ、あらゆる世界に闘争を広げようとしています。

・アーチボルド・グリムズ 「無駄な血を流すのが大好きなんですよぉ」
 ノイエDCの指揮官。一般市民の命なんてお構いなし、色んなキャラから恨みを買われている、もう典型的な悪党でビックリするくらいの外道です。やっぱ、こういう奴も一人くらいは必要ですね。倒した時、えらいスッキリできますからw

・ウェンドロ 「お前達に裁きを下してやる」
 四天王を統括するインスペクターの総司令官。地球人を見下し、異文明監査官の立場から裁きを下します。

・アルフィミィ 「ですの」
 謎の勢力、アインストにおいて唯一人間型をした少女。何処かエクセレンと似た容姿をしており、キョウスケに対して度々接触を試みてきます。



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