ローゼンメイデン(新シリーズ)
2013年 全13話
作品解説 | ||
ローゼンメイデン 1 [2013年7月番組]初回特典:PEACH-PIT描き下ろし全巻収納BOX,グラフィグ「雪華綺晶」 [Blu-ray] posted with amazlet at 13.12.16 ポニーキャニオン (2013-08-30) 売り上げランキング: 4,657 「まかないこと」を選択したジュンは、真紅と出会うことなく成長し大学生となっていた。ある日、バイト先の本屋で「週刊 少女のつくり方」という雑誌を見つける。それは、毎号の付録を組み立てることでローゼンメイデンが完成するというものだった。 まず、第1話のダイジェストについてですが、知らない人は「なんだこの超展開アニメは?」と切っちゃうでしょうね。 まあ、前作が既に8年前に放送されたものであり、視聴した人でも忘れているところが多いので、こういう形でこれまでを振り返るというのも一つの手法なんでしょう。 ただ、このダイジェストは何の面白味も無く、見せ方が非常に悪いんだよな〜。前作視聴済みの私も、ローゼンってこんなにつまらなかったっけ?という錯覚を起こしてしまいました。これがまず1つ目の失敗。 そして、2話からが今回の本編の始まりなんですが… 前作では「まいた」世界の話でしたが、今回は「まかなかった」世界が中心となって話が進んでいきます。こちらのジュン君も人付き合いが苦手で、まかなかった世界ではそれが改善されることなく大学生になったようですね。今回の彼は、前シリーズより大人になったことでちょっと陰気臭さが強くなっていましたよw 内容としては、まかなかった世界にまいた世界の住人達が徐々に干渉していく…という流れになるのですが、正直前半はつまんないですね(汗) というのも、前半は話がまったく進んでいかないからです。前述したように、まかなかったジュンは陰気臭く、ドールとの絡みもいまいちでずっと人形を作っているだけ。これが2つ目の失敗です。せめて、何か面白い日常エピソード(1期、階段のような)があれば良かったんですけどね…。 まあそれでも、翠星石辺りが出てくれば陰気な空気を吹き飛ばして無理矢理にでも明るくなりそうなんですが、真紅と水銀灯以外は後半にならないと出てきません。前シリーズで勢ぞろいしたはずのドールが無駄に小出しにされているので、各ドールファンからすればブーイングものですよ。これが3つ目の失敗。 この陰気なテンションがずっと続き、後半になってようやくドールが勢ぞろいしてエンジンが掛かってくるわけですが、その頃にはもう時既に遅し。なんか自分の中の評価は既に決定しちゃってて、それを巻き返すくらいのものはありませんでした。 そして、最後になりましたが、最も大きな失敗…それは、「まかなかった」世界とか出してきた事。 まあ、原作の方が色々あって出版社とか変わったので、そのタイミングで心機一転したのは分かりますが、これまでのローゼンを見てきた者にとってこの設定は必要だったのでしょうか?私はいらないと思います。まかなかった世界とかどうでもいいから、まいた世界の話を早く終わらせろ!結局、今回も何も終わってないんだから(汗) |
||
主な登場人物と名言(?) | ||
・桜田ジュン(まかなかった世界) 「僕がいるべき場所は、きっとここじゃない」 真紅と契約をしなかったパラレルワールドのジュン。とりあえず引きこもりは克服して大学には進学したようですが、やはり人付き合いは苦手で、大学生活やバイト先の周囲とはあまり上手くいってないようです。まあ、バイト先についてはあんなクズ店長がいたら、こいつじゃなくても上手くいかない気がしますけどねw 真紅達ドールとの触れ合いを通じて、こちらのジュンも何か変化が起きるのか? |
||