ローゼンメイデン オーベルテューレ
2006年 全2話


評価 70点

作品解説


続編ではなく、番外編ですね。いわゆる、水銀燈スペシャーーール!彼女と真紅の出会い、そしてその決別までの悲しい物語が描かれています。
というわけで、彼女のファンならたまらんものとなっていますよ。いや、いいです。水銀燈いいですね〜めっさいいですw
とりあえず、水銀燈の内面の変化がとても綿密に描かれていたので、この作品単体として見ても面白かった。少し不完全燃焼という気がしないでもありませんが、あくまでこれは『外伝』であって本編への綱渡し的なものであるから、その役割は十分にこなしていると思います。短いながらもなかなかいい仕事してると思いますよ。
これを見た後に、もう一度本編を見直すと、また違った感想を抱くかもしれませんね。この作品で、水銀燈の深い悲しみ、お父様への愛がひじょ〜によく伝わってきたので、次はそっちに感情移入して見てしまいそうですよ。
ただ、その他のドールのファンからすれば、あまり納得のいくものではなかったかも…?ぶっちゃけ、真紅と水銀燈以外は出番なんてそれほど無いですし、その真紅もちょっと印象悪くした感じですしね。



主な登場人物と名言(?)

・真紅(しんく) 「ジャンクのくせに…」
 真紅よ…ぶっちゃけ、本編での苦労とかって己の身から出た錆じゃん。自分から手を差し伸べといて、そっから突き落とされたら、そりゃあ水銀燈も憎さ100倍ですよ。まあ、真紅本人にそういう意識はなかったにせよ、結果としては彼女を深く傷つけてしまったんですよね。そして、とどめとばかりに禁断の一言…誰しもが絶対に触れられてはならない部分ってのはきっとあるはずです。それを、罵るような口調で言われちゃあブチギレてしまうのも頷けますね。まあ、その前に真紅も大切なものを水銀燈に壊されてたんですけど、そこはいつもの大人な感じでぐっと堪えることは出来なかったんか?この頃の彼女は、まだまだ精神的に未熟だったのかもしれませんね。

・水銀燈(すいぎんとう) 「私はその花が嫌いよ。反吐が出るくらい」
 最初の頃の彼女って、こんなに「萌え」だったんですね!真紅や翠星石なんてそりゃあ目じゃないです(個人的には)。お父様への愛は誰よりも強く、一途なもの…それはこの頃だけでなく、きっと今も変わってないんでしょう。だからこそ、本編でもあんなに躍起になっていたのかと思うと、今更ながら泣けてきますよ。始まりの道さえ間違えなければ、きっと今でも純粋ないい子だったと思います。けど、真紅と出会ってしまったばっかりにそれが…ううっ(涙)。いや、今の彼女もそれはそれで魅力的なんですけどね(笑)



[ランキングへ戻る]

[HOME]

ブログパーツ
inserted by FC2 system