ローゼンメイデン トロイメント
2005年 全12話
作品解説 | ||
ローゼン第2期。 第1期ではいまいち見えていなかった、この作品の設定の深い部分が徐々に明かされてくる感じ…なのかと思いきや、まだまだそこんとこは触れられていませんでした。結局、アリスってなんやねん?ローゼンの真意は?っていうこの物語の根本となる謎については、ぜーんぜん分かりません。 つか、この中途半端な終わり方こそ、続編(第三期)があっても全然おかしくないですよ。オーベルテューレは完全に外伝だったので、いずれ正式な続編が作られることを望みます。 それで、今回見ていて思ったこと…アリスゲームってまだ始まってなかったんですね!前作での戦いとか、確実にそれなんだと思ってましたよ。なのに、アリスゲームは7体のローゼンメイデンが揃わないと本当の意味で始まらない…みたいな設定が、取って付けたかのように今回加えられてましたよ。おいおい…(汗) けどまあ、今回のバトルは前作より盛り上がっていたと思います。ようやく、バトルロイヤルって設定が生かされるような戦いが繰り広げられてましたからね。ただ、根本的なシナリオを考えると、前のよりかは深みが無くなったかな?って気もします。ジュン君の更生話とかがもう大分解決に向かっちゃってますから…そのこともあってか、いまいち彼は活躍してないね。 ぶっちゃけ、今回と前回の話はテーマも違うみたいだし、別ものとして見た方がいいかもしれないです。前回のは、バトルものに見せかけた引きこもり少年更生のお話。で、今回は正真正銘バトルロイヤルもの…ってことでいいんでないかい? |
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主な登場人物と名言(?) | ||
・桜田 ジュン 「僕は…何も出来ない」 一歩一歩、着実に更生への道を進んでいるっぽいです。けど、今回の話のメインはそこじゃないんで、あんましピックアップされてません。前作で発動させていた人形修復の力も、今回はまるで出番無しでしたからね。 むしろ、彼の場合はその精神力に脱帽です。真紅、翠星石、おまけで雛苺という一夫多妻制を実現しています。三人契約なんて、すぐに力を吸い尽くされて干からびてもおかしくないと思うのに、こいつはある意味スゲー奴だよw ・真紅(しんく) 「家来のモノは私のモノ。私のモノも私のモノよ」 前回、水銀燈を倒したことが心に引っ掛かっているようで、戦いは否定派。しかし、アリスゲームをヤル気満々な奴がいる以上、彼女が望もうと望むまいと否応無く戦いへ巻き込まれていきます。 ・水銀燈(すいぎんとう) 「ジャンクなんて…言うもんじゃないわ」 前作でやられちゃった水銀燈が、同じくジャンク(病気)の人間をマスターとしてふっかーつ!今回は自分のためだけでなく、マスターのためにもローザミスティカを集めなければなりません。水銀燈も、何処か自分と同じ臭いを持つ彼女に共感してしまったのでしょうね。ってことで、やっぱりこいつもアリスゲーム積極派。ちなみに、個人的にローゼンメイデンの中で一番好きかも。 ・雛苺(ひないちご) 「わぁーうにゅうだー!」 え〜と…ジュンに手紙書いてましたよね。それ以外は…特に無い(爆)。だって、こいつ戦いとかにもほとんど参加してないんだもん。 ・翠星石(すいせいせき) 「お前なんぞとは、絶対契約なんかしないですぅ。このヘッポコポコのスケ〜」 今回、ジュンとの契約話があったことで、いじわるキャラから昇格し、彼女のツンデレ部分がかなり目立ってたように思います。その後も、なんやかんや言いつつ、ジュンにラヴな姿を見せてましたね。けど、彼の本命はあくまで真紅…結構袖にされてるところが不憫だよ。 ・蒼星石(そうせいせき) 「僕は…それが定めなら」 今回の彼女は、アリスゲームに対してなかなかヤル気でしたね。意外に彼女もアリスゲーム積極派。姉の翠星石とは意見が対立する中、彼女は自分自身の道を進んでいきます。 ・金糸雀(かなりあ) 「楽してズルして、いただきかしら?」 頭よさげに振舞ってますが、基本お馬鹿ですw。後半は、完全に雛苺とキャラかぶってたようにも見えましたね。つか、かしらかしらウルサイ。お前は影絵少女かよ!?(かしら、かしら、ご存知かしら〜♪) ・薔薇水晶 「あなたはやはり、弱い」 ローゼンメイデン第7ドール…最後の姉妹です。アリスゲームを始めるため、色々画策して他のドール達を巻き込んでいきます。前作の水銀燈の立ち位置ですね。 ・槐(えんじゅ) 「君には分からないかもしれないが…駄目なんだ」 人形師。何処となく、ローゼンっぽい雰囲気を感じさせる人物なのですが… ・ラプラスの魔 「兎の巣穴にご用心。疾風の足を挫かぬよう…」 突如現れては、意味不明なことを言って去っていく謎の白兎。結局、最後までこいつの目的は不明でしたね。自分で言っていたように、ただ遊んでるだけなのか?まあ、いくらなんでもそれは無いでしょうけど。 |
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