ローゼンメイデン
2004年 全12話


評価 65点

作品解説

 ローゼンメイデン DVD-BOX
ポニーキャニオン (2009-01-07)
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呪いグッズを買い漁っていた桜田ジュンは、偶然女の子の人形を手に入れる。彼がそのネジを巻いた時、人形は動き出して自らのことをローゼンメイデンの真紅と名乗るのだった。


意思を持ち、言葉を話す謎の人形達が、最後の一体になるまで戦って、戦って、戦い抜くという超絶バトルロイヤルホラー人形アニメ…いや、嘘じゃないッスよ。基本的なコンセプトは、これで間違いない…はず?(笑)
まあ、人形達はそれぞれ特徴的な属性があって愛らしく、見た目からも想像できるように萌えがあります。けど、ストーリーの中心になってくるのは、先述したようにあくまでバトル。相手を倒していって、最後に勝ち残った人形が愛しのお父様の求める「アリス」になれるって設定らしいです。
しかし、そのバトルは少し物足りない部分があったかな?いまいち盛り上がりにも欠けていたし、何よりぬるいように思えましたね。それと言うのも、基本的に皆仲良しごっこをしていて、水銀燈以外のドールがあんまりアリスゲームをヤル気が無いように見えたというのが大きいです。これじゃあ、戦いが盛り上がっていくはずもないわな。
ただ、合間のギャグ要素が案外面白かったw それぞれの人形達の個性もよく出ていましたし、あのノリは好きですね。戦いとは離れた日常の中でこそ、彼女達の本来の魅力が存分に発揮されるというものです。
と、ここで人形達の話は置いといて、主人公のジュン君について少し言及させてもらいます。この作品、主人公の引きこもりが一つのテーマとなっています。普通、この手の萌え路線で売っている作品って、そういうのはあんまり真剣に触れないもんだと思ってました。しかし、これは真正面から向き合っていて、結構生々しく描いています。
これにはちょっとビックリしましたね。ただの萌えアニメではないってところを見せてくれたという感じです。ということで、萌えありき、シリアスもありきのなかなか興味深いものになってますよ。
ちなみに続編も製作されています。そちらでは、今回謎のままで終わった部分とか解明されてるのかな?



主な登場人物と名言(?)

・桜田 ジュン 「ノックして入れって言ってんだろ」
 登校拒否、引きこもり、そんでもって内弁慶であり、お姉ちゃんに対しては威張り散らしている痛い奴です。通販が好きで、くだらないものを買っては、一通り笑った後にクリーングオフで返却するという、しょーもない遊びをやってます。真紅の家来?となってからは、色々な感情を垣間見せるようになり、少しずつ更生への道を歩んでいるかも?

・真紅(しんく) 「抱っこして頂戴」
 ローゼンメイデンの第5ドール(つか、アニメ本編でどれが第1〜第4なのか語られてないので、こいつだけ第5とか言われても…)。気品ある女王様然としてて、こまっしゃくれた態度を取るこの人形は、なんて愛らしいのでしょう!俺もビンタ(or 髪ビンタ)くらいたいぜ(爆)。彼女が恥ずかしがってる姿は、もうキュンキュンですよ。

・水銀燈(すいぎんとう) 「乳酸菌とってるぅ〜?」
 彼女曰く、真紅とは58万6920時間37分振りに出会った…ということですが、スゲー細かい!まあ、それだけ彼女に対して、思いを募らせていたということなんでしょう(そこんとこの思いの丈は、外伝オーベルテューレで描かれています)。冷酷な面を持ち合わせているドールであり、真紅達4体が仲良し状態なのに対して、一人で頑張って敵対してました。つまり、たった一人で作品を盛り上げてくれた彼女は偉い!

・雛苺(ひないちご) 「もう一人ぼっちは嫌
 わがままで泣き虫で寂しがり屋の困ったちゃん。一言で言うならガキです。ジュンのクラスメイトである巴をマスターとしてますが…

・翠星石(すいせいせき) 「人間なんて、大嫌いですぅ〜
 ジュン曰く、性悪人形。見かけによらず黒いところがあって、口もかなり悪く毒吐きまくりです。こいつに関しては、ぶっちゃけギャグ回の方で真の魅力を発揮していたかも。

・蒼星石(そうせいせき) 「僕は…君と一緒には行けない」
 僕っ子キター!翠星石の双子の妹でありますが、ボーイッシュであって性格も姉とは結構違います。二人はワンセット…なのですが、ある事情から現在はバラバラです。

・桜田 のり 「思春期の男の子は皆そうだって、お姉ちゃん本で…」
 メガネでトジで天然なお姉ちゃん。なんというか、もう典型的ですね。けど、いざという時はお姉ちゃんパワーを発揮して、いいとこも見せてくれますよ。



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