リングにかけろ1 日米決戦編
2006年 全12話


評価 60点

作品解説

リングにかけろ1 日米決戦編 Round.1
エイベックス・トラックス
発売日:2006-07-26

前作からの続き。前のラストで、日米決戦をするとか言いつつもそのまま終わってしまったのですが、無事にその続編が作られたようです。
それで今回の感想ですが、ズバリ前より熱くなれるところが少なかった!それは多分、出てくる敵がキワモノ系のショボイ奴ら(ほとんどボクサーじゃない)だったからでしょうね…ある程度、敵もかっこ良くないことには盛り上がれませんよ。
あと、理屈もへったくれも無いパワフルな必殺技を繰り出すのはこっちも楽しめるのでいいと思うのですが、催眠術とか明らかに方向性を間違えている技が出てきたのはかなり興醒めですね。正直、これじゃあテニプリクオリティとあんまり変わりません(まあ、熱い分こちらの方が幾分マシですが…)
ということで、今回はあんまり楽しめなかったな〜?一戦一戦の試合の質が、明らかに前作より低くなっているんですよね。内容的にも盛り上がり難くなっているので、一試合がダラダラと長く感じました(やけに短いのもありましたがw)
ちなみに、登場はしているものの、まだ活躍していないというキャラが非常に多いので、さらなる続編(世界大会編)なんかも作られるんでしょうかね?ただ、これ以上続けると道を完全に誤ってしまいそうで、すっごく嫌な予感もするんですけど(汗)。とりあえず、次回があっても妙なのは今回だけであって、また熱い戦いを見せて欲しいです。



主な登場人物と名言(?)

・高嶺 竜児 「俺は弱い男です。だから、強くなるんです」
 前作で身につけた必殺ブロー「ブーメランフック」ですが、今更その正体が明かされました。それはなんと…コークスクリューブローだったのです(…って意外に普通だなw)。けど、コークスクリューってだけでは、やっぱりあのド派手な演出は説明出来んような気もするのだが…まあ、この作品の場合はそこに突っ込んだら負けなんでしょうけどw

・剣崎 順 「俺達の世界は、奇麗事だけで戦っていける、生易しいお遊戯じゃねえ」
 今回、皆さんあんまりパッしなかった印象なんですが、こいつだけは最高!椅子から立ち上がっただけで仲間達は驚き、会場は沸きあがります。さすがはスーパースター、華がありますよ。そして、リングに上がった彼はなんと左手にしかグローブをはめません。そんな彼が放つ左パンチには、わずかに原子の爆発の光りが輝くのでしたw 後のギャラクテカマグナムの布石でしょうね。それが炸裂するとこ見たいな〜。

・香取 石松 「無理なんて言葉、そう簡単に使われてたまるか」
 今回、必殺ブローらしきものを使っていましたが、あれはまだ完成形ではないみたいですね。こいつは他の仲間達に比べて弱いんだから、早いとこ必殺ブローの一つや二つ完成させなきゃ使い物にならんぞw

・志那虎 一城(しなとら かずき) 「明日の一戦は、俺にとって生まれ変わる日なんだと」
 この人はかっこいいな〜。何か武士って感じがします。それに、味方チームでは主人公以外に唯一必殺ブローを持っているから、試合が盛り上がりますね。あと、防御面でも神業ディフェンスってのがあるんで、まさに攻防に優れた万能ボクサーと言えるでしょう。右手が使えないとか、こいつに限ってはあまり関係ないよ。

・河井 武士 「男は自ら傷付き、汚れなければ大きくなれない」
 シスコン君も、そろそろお姉ちゃんから乳離れの時みたい。今回は一人で戦いに望みます。鍵盤の重たい鉄のピアノを弾いて、腕力を鍛えているのか?と思いきや、自分のリズム感を養っていたそうです。…そんなの、わざわざ重いピアノを弾かなくてもいいじゃん!

・ブラック・シャフト 「これは日本とアメリカの戦争だ」
 全米ジュニアチャンピオン。世界大会前に日本を潰すため、様々な刺客を引き連れて乗り込んできます。一々パフォーマンスを演出するこいつは派手好きなのか?ある意味、エンターテイナーと言えるのかもしれません。まあ、実力の方も伴っていて、こいつもある必殺ブローを持っていました。

・モンスター・ジェイル 「俺を倒したけりゃあ、爆弾でも持ってくるんだな」
 15人の人間を殺した死刑囚。こいつのパンチ力は、4tトラックが時速100キロでぶつかってきた衝撃と同じくらいらしく、数々の相手を一撃で屠ってきました。体型といい、そのパワフルさといい、まるで北斗の拳に(雑魚敵として)出てきても違和感無いようなキャラですね。

・ミズ・シャネル 「マナーを知らないネズミちゃんたちね」
 美形のオカマw しかも、何やら怪しげな催眠術を使ってきて、目を見た者をあっちの世界に強制トリップさせちゃいます。戦いが終わってから、皆が一斉に「男だったのか!」って叫んだ瞬間吹いた。お前ら、今までこいつをずっと女だと思ってたんかい!確かに最初は迷ったけど、戦ってる最中はゴツい胸板が確認出来たぞ。

・ミック 「この世界にミックは一人でいい」
 こいつおもれ〜。上記のセリフを言った後、たまたま自分と同じ「ミック」って名前の部下の処刑を始めます。こいつは、世界中のミックを倒して回るつもりなんでしょうか?w アメリカ最大の不良グループのリーダーらしく、悪知恵は働くみたいで汚いこともやってのけます。

・ミスター・ホワイティ 「リングに上がれ、エテ公」
 アメリカチームの秘密兵器。ギリギリまで登場させず、その正体がずっと隠されていたのですが、実は世界のスーパースターらしいです。しかし、こいつはそのまま大した見せ場もなく出番が終わってしまいました。そう、彼は真のスーパースターの引き立て役に過ぎなかったのですから…w



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