リングにかけろ1
2004年 全12話
作品解説 | ||
病死したボクサーの父の意思を継ぎ、チャンピオンを目指す姉弟・高嶺菊と竜児。姉の菊はトレーナーとして弟・竜児にボクシングを教え、竜児は多くのライバルとの戦いによって大きく成長していく。 導入部から吹いたwww 事前に色々噂を聞いていたので、これがボクシングに見せ掛けた超人バトルってのは分かってました。けど、いきなり燃え上がれコスモですよ。聖闘士星矢ですよ。二つの必殺技のぶつかりにより光に包まれる会場…って、何処まで笑わせれば気が済むんだ!?(まあ、この超演出の部分は大分未来の話であり、実際に本編で描かれているのはまだ必殺技も無い未熟な頃の話になっています) この過剰な演出は某王子様を連想させるところもありますね。ただ、これは格闘ものとして突き抜ける方向性が正しい盛り上がる演出だと思いました。あちらとは違ってそこに妙な違和感がなく、個人的にはすんなり受け入れられて楽しめるものでした。まあ、そこが最大の見せ場なんで、それが楽しめない人にとってはキツイ作品かもしれません。 あと、ストーリーはおそらく原作から大分カットされてると思います。無駄な部分を省いて戦い部分をピックアップし、中だるみも無く盛り上がれるような構成がされているという印象を受けました。まあ、脚本が熱い男を描くのに定評のある黒田洋介さん(例としてスクライド)なんで、そこんところは上手くやってくれてましたよ。 とにかく、70年代のノリに付いていけて、お馬鹿なくらい無駄に熱い男のドラマが好きな人だけ見ましょう。突っ込みどころも満載ですが、むしろそれも楽しめ! ただ、今回は次への伏線をあからさまに散りばめたまま終わっています。しかも、盛り上げるだけ盛り上げといて、無茶苦茶いい感じになったとこで強引にぶった切り。ということで、こちらを見終わればそのまま日米決戦編へどうぞ。 |
||
主な登場人物と名言(?) | ||
・高嶺 竜児 「俺は、俺達の夢をリングにかける!」 主人公。初めはジャブと右ストレートしか使えませんでしたが、途中でブーメランフックという必殺ブローを習得します。ただ、その原理が説明されていないので、これだけ何であんな凶悪な破壊力なのかは謎。やっぱ「コスモ」とか関係してるのかなw ・剣崎 順 「結局のところ、俺達の勝負は行き着くところまで行かないと終わらないんだな」 自他共に認めるスーパースター。典型的なライバルキャラであり、また最強キャラでもあります。ぶっちゃけ、最初の竜児vs剣崎の戦いが一番良かったな…。その後、竜児は色んな奴と戦いましたが、この戦いより面白かったものはありませんでした。つまり、この作品の山場は初っ端の1、2話。この2話で終わったとしても全然違和感ないw ・高嶺 菊 「挫折は乗り越えるためにある」 竜児の姉ちゃん。天才的なボクシングセンスを持っているらしく、それを生かして竜児を鍛え上げます。女の人がトレーナーってのは珍しいですね。あと、語尾に「だっちゃ」って付けるキャラ、ラムちゃん以外で初めて見たw ・香取 石松 「ボクシングってのは、10カウント数えられない限り終わらねえんだ」 お調子もののチビ。ボクシングもそれなりに強いとは思いますが、他のライバルキャラ達に比べたらどうも見劣りしますね。菊に惚れていてアタックを続けていますが、あまり相手にされていない様子。 ・志那虎 一城(しなとら かずき) 「俺はボクシングに全身全霊を懸けることに決めた」 元々は剣道家。ボクシングは遊びでやっていると言われています。一度竜児と戦った時はわざと負けたのですが、チャンピオンカーニバルで再び彼の前に…。見切りを使った神技的ディフェンスで攻撃を紙一重で避け、必殺のローリングサンダーで止めをさします。 ・河井 武士 「井の中の蛙であることに変わりは無い」 美形の天才ボクサー。温室育ちのお坊ちゃんって感じで、ボクシング以外にピアノなんてものも嗜んでます。竜児同様、姉の指導を受けて強くなり、傍らにはいつも姉の姿があります。彼のライトアッパーを喰らえば、ジェット機のように大空へ舞い上がる…らしいですw ・河井 貴子 「そんな努力も本物の前では何の役にも立たない」 武士の姉。この人と菊ねえちゃんとの真剣勝負が見たかった。一瞬だけ手合わせしましたが、ある意味弟同士の戦いより面白そうな気がしたんですけど…(汗) |
||