らき☆すた
2007年 全24話


評価 65点

作品解説


メインの女の子達の日常をまったり描いたアニメ。作品の骨格は、あずまんが大王なんかに近いものがあるかな?どちらも原作が4コマ漫画であり、雰囲気や構成などに似た部分があると思います。
ただ、こちらはネタがディープな感じのものばかりなので、あずまんがより見る人を選ぶでしょう。視聴ターゲットを中〜上級のヲタに絞り、そこの層が思わずニヤリとしてしまうような作品作りを徹底しているのです。ほんと、オタクのみを狙い撃ちしたような作品なんですが、どうせ深夜アニメを見るのはその層くらいなので、この狙いもある意味正しいのかな?
ネタのジャンルとしては、アニメ、マンガ、ラノベ、ゲームと広く取り扱ってます。アニメ関連では、特に自社ネタが目立っていましたね。京アニ製作アニメである、ハルヒとかフルメタとか。ハッキリ言って、この作品を見る前はハルヒの視聴が必須ですよ。それ関連のネタの比重がやたら高いので、知らないと楽しさが随分減ってしまうようにも思えました。
ぶっちゃけ、ここのところの演出をどう受け取るかで、この作品の印象が変わってしまうかも知れません。ハルヒマンセー!…なのか、またハルヒネタかよ…なのか。ちょっとこの辺、京アニはやりすぎてしまったかもしれません。「お前ら皆、ウチのハルヒが好きなんだろ?」みたいな、少々イヤラシイ思惑も感じられるんですよね。
まあ、そのように多少気になるところがありましたが、基本的には遊び心が感じられるいい出来ではあったと思います。作品の内容自体は特別面白いってわけでもないんですが、何処かオタクの心をグッと掴んでくるネタを展開してくるんですよね。ただ、遊び心が行き過ぎて悪ノリしすぎている点もありましたが…(汗)
あと、このアニメの人気って、キャラの可愛らしさというのも随分含まれていると思います。個人的にはそういう感情は特に抱かなかったのであまり考慮してませんが、キャラがお気に入りの人には大きな加点になると思います。
しかし、こういう作品ってそんな作画にこだわらなくてもいいものだし、基本的に会話メインで成り立っていて動きも少ないですから、京アニが作るのはちょっと勿体無いって気もするんです。どう考えても、あそこの本気が見れるような素材じゃありません。けれど、この作品のDVDが異常に売れてるのは、間違いなくその京アニ効果でしょうね。そういう意味でも、ここが作るってことには大きな意味が発生してくるのか…おそるべし京アニブランド!
ちなみにこの作品、ラストがゲーム版に続いているという罠w こっちも売る気か!?

 らき☆すた ~陵桜学園 桜藤祭~ DXパック(限定版:豪華5大特典同梱)



主な登場人物と名言(?)

・泉 こなた 「だって部活に入るとさあ…ゴールデンタイムのアニメが見れないじゃん」
 ちっこいオタクですw マンガ、アニメ、ネトゲの中毒者で、そっち方面でバリバリ本領を発揮してます。さらには、美少女ゲーム(おそらく18禁)もやってるみたいで、お父さんに買ってもらってプレイしてるらしいですよ。運動神経が良いのですが、上記のセリフのような理由から部活には入ってません。

・柊 かがみ 「あんた絶対まともな大人にならないぞ
 ツインテールツンデレお姉ちゃん。いちいち反応が、ツンデレの基本をガッチリ押さえていて、しっかりと萌えさせてくれます。また、彼女の役割はそれだけではなく、こなたのオタク発想に対する的確なツッコミ役も兼任していました。ただし、本人もラノベは好き(特にフルメタ)。宗介×ガウルン本に興味アリ?

・柊 つかさ 「ばるさみこす〜
 かがみの双子の妹。万能の姉とは違い、ちょっとダメっ子要素がありますね。作中でのToHeartネタはうけた。だって、マジで某神岸に似てるんですものw 回が進むにつれて、段々喋らなくなっていった印象なんですが、たまに口を開くと破壊力のある言葉を放ってくれます。中の人のアドリブ?から様々な名言が生まれました。

・高良 みゆき 「色々学べて楽しいです」
 欠点萌え要素として、天然ドジっ子属性を持つ巨乳めがねっ子。知識人であり、色々なことを知るのに興味を持っています。まさに、おばあちゃんの知恵袋的な存在…w

・小早川 ゆたか 「私もちょっと頑張ってみよっかな…とか」
 こなたの親戚の女の子。自宅から遠い陵桜学園へ通うため、泉家に居候中です。病弱、妹属性、純粋、可愛い、といった要素を取り揃えた”歩く萌え要素”。

・岩崎 みなみ 「無いと言われているようで…」
 ゆたかの親友。無口なクールビューティに見えますが、ほんとは心の優しい女の子です。見事なまでのスレンダーボディであり、密かに胸が無いのを気にしていたり…w

・田村 ひより 「自重しろ…自重しろ、私」
 オタク…というか腐女子。同人誌を描いていて、友達でもたまにアッチ系(百合)のネタにしてます。つか、それは人として間違ってるだろ…ほんと自重しろ!(笑)

・パトリシア・マーティン(パティ) 「オタクは日本文化の誇りですよ」
 アメリカ人の留学生。つか、こいつもオタクですよ。まあ、普通にマンガとかアニメが好きな程度なら許しますが、BLは道を誤りすぎてるだろ…(汗)。お前は何をしに日本に来た!?

・小神 あきら 「調子乗ってんじゃないわよ。あんたの代わりはいくらでもいるの」
 らき☆すた内番組、らっきーちゃんねるの司会を勤める少女。明るく元気に可愛らしく司会を進行してますが、それは猫を被ってるだけで、本性はあからさまに黒い!アシスタントの白石にはいつも傍若無人な態度を取っていますが、作品終盤ではなんと…

・白石 みのる 「すみません…(泣)」
 らっきーちゃんねるのアシスタント。基本的に虐げられてます。モデルは演じている白石稔本人らしいけど…あのEDはやりすぎだろ(汗)。この人が実写で歌って踊ってますからね。ほんと、なんつーものを見せやがる!



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