レベルE
2011年 全13話


評価 70点

作品解説

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アニプレックス (2011-02-23)
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高校進学に伴って山形で一人暮らしを始めることになった筒井雪隆は、引っ越したその日に自分の部屋で勝手に生活している謎の自称・宇宙人と出会うのだった。


私はこの作品の原作が大好きなのですが…まあ、アニメも普通に面白かったと思います。
原作は既に15年前のものと古く、アニメ化を聞いた時は何で今更?って思いましたが、当時から定評のあった斜め上のシナリオは今でも十分に通用するレベルであり、冨樫先生はやっぱり凄いんだと再認識しましたw アニメは細かいオリジナル要素があったものの、基本となるところから大きく逸脱することなくそれなりに…無難にまとまっていたと思います。
…何か微妙な言い方もしていますが、別に悪かったというわけではありません。しかし、本音を言うと、原作既読の私には何処か物足りなく感じた部分があるんですよね。なんでしょう…ただ漫画をアニメに変換しただけであって、そこにプラスαがあまり感じられなかったというか…。
ちょっと別の作品の話になりますが、例えばカイジ。私はこの作品も大好きであり、原作を相当読み込んでます。そして見たアニメ版…内容は完全に同じなんで、この作品同様に新鮮味はゼロだったんですが、それでもアニメの演出面等で楽しめる部分がありました。
しかし、この作品はアニメならではの楽しめる部分が無いんですよね。言い方は悪いですが、所詮は原作シナリオがいいから面白いだけであって、アニメ化することによるメリットが出ていないように感じました。この作品、オチがなかなか手が込んでいる内容のものも多いので、そこで一盛り上がりできるはずなのですが…演出面のインパクト不足のためか「ふ〜ん…」て感想くらいしか抱けなかったのです。
まあ、制作会社が「ぴえろ」ということで、ジャンプ系作品等を多く手がける実績のある会社です。それなりのものを作り上げてくるのは予想できましたが、斜め上のシナリオとは対称的に想像の範囲内の出来上がり…無難なものになったかな?って感じです。原作既読の人にアニメの感想を聞いたら、きっとそんなに大きく非難する人がいない代わりに、大きく絶賛する人もいないと思います。



主な登場人物と名言(?)

・バカ=キ=エル・ドグラ 「ゆするネタがある限り居座ってやる」
 通称バカ王子。天才的頭脳を持ちながら、それを嫌がらせや他人を困らせることばかりに使うという問題人物です。そういったこともあり、彼の身の回りの者達はいつも苦労が絶えないようですね。今回、地球にやって来たこいつは記憶喪失になってしまったのですが、それが原因でとんでもない事件を巻き起こすことに…

・筒井 雪隆 「相手の話は分からんが、多分お前が間違ってる」
 入学と同時に一人暮らしを始めた高校球児。引越し早々、バカ王子に家へ住み着かれて色々と面倒事に巻き込まれてしまいます。すぐ頭に血が上るキレやすい性格で、クラフト同様王子にとっては弄り甲斐のある人物になるでしょう。

・江戸川 美歩 「同じクラスになれるといいね」
 雪隆の隣の部屋の住人。意外とアグレッシヴな性格であり、王子の巻き起こす騒動に自ら介入します。

・クラフト 「奴は必ず、その少し斜め上をいく!
 ドグラ星王立護衛軍隊隊長。生真面目で実直な性格であるが故に、王子にはいつも振り回されておもちゃのように遊ばれています。その結果、すっかりキレやすく(壊れやすくw)なっている様子。常に己の職務と王子への殺意(笑)に葛藤してますw

・サド 「今の発言は軍法会議ものですが
 王子の護衛。生態学者としても優秀であり、各異性人の生態について等を色々解説してくれます。また、精神崩壊しかけのクラフトを励ます役割もw

・コリン 「二人とも王子に毒されすぎですよー」
 王子の護衛。他の二人に比べ、まだ護衛暦が短いので王子の考えについて甘く見ているところもあります。



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