にゃんこい!
2009年 全12話
作品解説 | ||
にゃんこい! 1 (Blu-ray 初回限定生産) posted with amazlet at 09.12.21 ポニーキャニオン (2010-01-20) 売り上げランキング: 549 猫アレルギーの高校生・高坂潤平は、ひょんなことから猫地蔵の呪いにかかってしまい、呪いを解くために100匹の猫に善行を施すことになるのだった。 主人公がネコ助けを行う一風変わったラブコメ作品。割とギャグ要素なんかもあって、そこいらによくある萌えアニメとは違って面白そうだな〜と思って見てました。 ただ、前半はそれなりに楽しんでいたのですが、どうも中盤以降がねぇ…。何か、典型的なハーレムものというか三角関係ものになっていて、この作品のオリジナル要素(ネコ関係)がぶっちゃけどうでもいい感じになっていたのが少々気になりました。 まあ、最後に取って付けたかのように呪い関係の話を消化させてましたが、別にネコとかいなくてもメインのラブコメは成立するんじゃないの?って思ってしまいました。他作品と差別化させるためにせっかく用意した設定なんだから、そっち方面を頑張って膨らまして、そこに上手いこと恋愛を絡めてほしかったです。 キャラに関しては、ハーレムものとして最低限必要なレベルは保っているかな?という感じです。幼馴染のツンデレとか、ツインテール双子のツンデレ・ヤンデレコンビとか、一部萌えのテンプレっぽいところもありますが、まあ悪くは無いです。えっ、メインヒロインはどうかって?…普通ですねw 以上のことから、只のハーレムものならこれでもいいんだけど、やろうとしていることは別にもあるので、どうも素材が活かしきれていない印象が残ってしまいました。2期あるのか無いのかは分かりませんが(作中でもそこに触れていたが結局曖昧)、あるのならばネコを活かすことでさらに面白くなるラブコメを見てみたいですね。 |
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主な登場人物と名言(?) | ||
・高坂 潤平 「俺、猫の言葉が分かる!」 不幸体質を持った少年。猫地蔵の呪いにかかってしまったせいで、猫アレルギーでありながら100匹の猫に善行を施さなくてはならなくなってしまいます。入学式で出会った楓に片想いをしています。 ・水野 楓 「さすが男の子だね」 潤平のクラスメイトであり想い人。大の猫好きであり、その可愛がりっぷりは猫がノイローゼになるほどw また、任侠が好きというシブイ面もあって、そこんとこは某ヒロインを思い出してしまいました。 ・住吉 加奈子 「あたし今ちょうど欲しかったんだよね、下僕が」 幼馴染のヤマンバギャル。初登場時は相当ケバイ女で、アニメ好きの人種からは敬遠されそうなキャラだな〜と思っていましたが、潤平のことを再度意識するようになってからは、いいツンデレになりました。ぶっちゃけ、ヒロインの楓よりもキャラ立ってるように見えたw ・一ノ瀬 凪 「恥を知れ、このクズ!」 楓の先輩。一言でいうと変な人w 男女問わず、美しいものが大好きで楓にも言い寄ってます。実家は極道さんで、こわ〜い爺やがいますw ・望月 千鶴 「女体に興味ある年頃?」 郵便配達のバイトをしている女子大生。方向音痴で、よく迷子になっているところを潤平と遭遇してましたね。潤平にはよくセクハラ的な発言を行って、男子高校生のリビドーを刺激してましたw ・桐島 朱莉 「つか、死ねばいいのに」 昇福寺の住職の娘であり、双子の妹。金髪ツインテールはツンデレのテンプレと云わんばかりの典型的キャラです。けど、この作品には既に一人ツンデレが一人いますからねえ…。 ・桐島 琴音 「一生飼い殺してあげますね」 昇福寺の住職の娘であり、双子の姉。不幸萌えという特殊な性癖の持ち主であり、不幸キャラの潤平に好意を抱いています。所謂ヤンデレですね。 ・ニャムサス 「器の小さな男だねえ」 高坂家の飼い猫。近隣の猫たちからはリーダー格扱いで「姐さん」と慕われています。 |
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