NieA_7(ニアアンダーセブン)
2000年 全13話


評価 60点

作品解説

 NieA_7 DVD-BOX
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ジェネオン エンタテインメント (2005-04-01)
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宇宙人なんて珍しくもなくなった世の中。予備校に通うまゆ子は、下宿先の押入れに居付いた異星人の少女ニアといつの間にか共同生活を開始することになるのだった。


ヘッポコ宇宙人と貧乏少女を中心とした日常まったりアニメ。
この作品には一種独特な世界観が存在しているのですが、そこに深く突っ込んでいくことも無く、あくまでこの妙ちくりんな世界の雰囲気を楽しむという感じの作品になっていました。特に盛り上がるようなところも無いし、ゲラゲラ笑えるって感じでもないので見る人を選ぶでしょう。
まあ、毎回個性的なキャラが登場してきたり、ニアとまゆ子のお馬鹿な掛け合いがメインだった前半は結構楽しめて見れたのですが、中盤以降は何処か気だるい空気が強くなってきて、見所の一つに感じられた日常ギャグが形を潜めるようになったんですよね。濃い宇宙人達も出なくなったし、これは正直残念に思いました。
ただ、それも物語の本筋となる部分が動き出すため仕方のないことだろうな…と思って見ていたのですが、終盤はかなり思わせぶりな展開になったものの、結局何の真相も語らずにそのまま日常に戻ってしまった展開にはマジでビビリました(汗)。これには何か相当すかされた気分になりましたね。例えるなら、直球狙いで打席に立ったのに、三球ともチェンジアップを投げられ、腑に落ちないまま空振り三振してしまった…みたいな。中盤辺りから徐々に伏線らしきものも張っていて、この世界観に迫っていくみたいな感じを受けたのに、結局それは全部放置プレイなのかよ!?
ということで、悪い作品ではないんですけど、どうもしっくりこなかったという印象が強く残ってしまいました。あくまで、作中での出来事は単なる日常の1コマって位置づけみたいですが、私的には消化不良気味でしたかね…



主な登場人物と名言(?)

・ニア 「アンダーって言ったなあ!」
 「アンダー7」ランクの宇宙人。ランクが低いために、宇宙人特有のアンテナを持っておらず、そのことで差別されてるみたいです。けど、本人は馬鹿が付くような明るい性格なので、特に気にしてない様子ですね。働くことも無く、ガラクタ集めたり宇宙船(らしきもの)を作るのに励んでいます。

・茅ヶ崎 まゆ子 「わびしい…」
 今時珍しい貧乏苦学生。色々バイトやったりしながら、なんとか日々を食いつないでいます。基本的に常識人ですが、ニアの行動にキレて暴走するところがあって、そこが面白い。

・小松 ちあ紀 「この感動を記録しなきゃ」
 まゆ子の予備校のクラスメイト。見た目は普通のギャルっぽいですが、実は重度の宇宙人マニア。そのことになると血が騒いで性格変わりますw 一体それの何処にそんな魅力を感じるのやら…

・樋山 言実 「完全に赤字だわ…」
 荏の花湯の女性オーナー。会社勤めをしながら、そちらの経営も行ってます。利益のためにはかなり熱くなる部分も垣間見れましたね。

・吉岡 稔持 「格が違う燃えっぷりだぜチキショーめー」
 荏の花湯のボイラー係。炎が大好きなちょっぴり危ない人。多分、こういう人がとち狂うと放火魔になるんだろな…(爆)。ちなみに、誰が見てもバレバレなくらいに言美さんに惚れちゃってます。

・染谷 源蔵 「これ、親父が茅ヶ崎にって…」
 外見はデカくてドレッドな彼ですが、実際は寡黙なシャイボーイ。色んな食料品(主に米!)を用意して、それを口実にまゆ子に会いに行きます。彼女の幼馴染らしく、昔から気になってるみたいですね。

・狩田 修平 「いや〜すまんすまん」
 まゆ子のバイト先の店長。かなり、頼りなさげな親父さんです。いつも店は暇そうだけど大丈夫なのか?バイトにキチンと給料が払えないようじゃあ、ここも荏の花湯と同じくらいにピンチな状況なのでは?

・狩田 智絵 「面倒見てあげないとね」
 修平の娘。こちらはしっかりもののマセガキです。

・チャダ 「ナマステ」
 インド人風(?)宇宙人。とりあえず、姿格好や言動などが胡散臭く、その存在自体がメチャメチャ怪しいです。

・カーナ 「こーんなアホばっかじゃ、宇宙人の地位向上なんて夢また夢」
 ニア曰く、おちこぼれエリート。常に宇宙人の地位向上を訴えていて、自らもプラスランクの宇宙人のはずだと言い放ってます。ご自慢のぐるぐるアンテナで変な電波浴びて、トリップすることもしばしば…。ニアとはかなり相性悪いみたいですね。



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