魔法少女リリカルなのは
2004年 全13話


評価 80点

作品解説


小学3年生の高町なのはは、異世界の住人ユーノ・スクライアと出会う。この世界に散らばったジュエルシードのことを知ったなのはは、彼と共にその探索を決意するのだった。


スピンオフ作品と言えば、何故か変身魔法少女ものが多いのですが、これもその類のものです。とあるギャルゲーのお遊び企画から始まった作品ですが、それがついにアニメ化までしちゃいました(既にこっちの方が元作品より有名になっているという罠w)
最初のうちは、思いっきりCCさくらの雰囲気だな〜と思って見てましたが、話が進んでいくうちに段々戦闘が激しくなっていき、ノリ的にはまるで少年漫画のそれを彷彿とさせるくらいのものへと変化していきました。えっ…これが魔法少女?って驚く人もいることでしょうね。
ほんと、この作品は戦闘…特に砲撃シーンが熱すぎます!まさか、ドラゴンボールに匹敵する撃ち合いを魔法少女もので見られる日が来るなんて、夢にも思ってませんでしたよ。何なんじゃ、あのバキュンバキュン派手に撃ち合う光景は!?戦闘では、ごっついビームが飛び交い、まさしく魔砲少女の名に相応しいものでした。
むしろ、萌え寄りの作品だと思っていたので、これはかなり意外でしたね。まあ、確かに萌えもあるんですが、根っこにあるのは間違いなく燃えですよ。
それで話の方はと言うと、この手の作品のめっちゃ王道ストーリーなのですが、それでもかなりよかったと感じましたね〜。二人の魔法少女の心情が丁寧に描かれており、じんわりとこちらの心に浸透してくるとでも言うのでしょうか?私は友情ものとかにかなり弱いんで、なのはとフェイトのやり取りにはちょっとうるっときてしまいました。そして、後半の共同戦線もお決まりの展開ながら、やっぱガッツリ盛り上がりましたしw
初めのうちは、どうせこれまでの魔法少女ものの焼き直しだろ…くらいにしか思っておらず、あまり期待はしてなかったのですが、それらとは一線を画すような良さがあって、いい意味で裏切ってくれた作品でした。
極上の熱さと感動が共存する魔法少女というのは、なかなか無いでしょう。これはこれで認めざるを得ませんね…間違いなく、魔法少女の歴史に新たな1ページを刻みました!続編にも期待です。



主な登場人物と名言(?)

・高町なのは 「友達になりたいんだ」
 小学3年生の女の子。ユーノから託された魔法のステッキ(レイジングハート)で、魔法少女に変身だ!何故か魔法の才能があるらしく、いきなり凄い魔法を使ってはユーノを驚かせていました。こいつの魔法(砲撃)はマジスゲェぜ…

・フェイト・テスタロッサ 「だけど、それでも私はあの人の娘だから」
 ライバル魔法少女〜。彼女もジュエルシードを集めており、その際に鉢合わせするなのは達とは衝突してます。なのは同様に強い魔法の才能を持つ少女で、二人の戦いは熾烈なものとなります。しかし、根は純粋でいじらしい子なんですよね…この子が母さんのために戦う姿には胸を打たれました。けれど、その母親と言えば…

・ユーノ・スクライア 「僕に少しだけ、力を貸してください」
 魔法少女定番のサポート兼マスコットキャラ。元々は異世界で遺跡発掘の仕事をしていたらしいのですが、その時見つけたジュエルシードがなのは達のいる世界に散らばってしまい、それを探すためにやってきます。しかしフェレットとは…どっちが先かは知らないけど、某魔法先生のサポートキャラとかぶってますよ(あれ、あっちはオコジョだったか?まあ似たようなもんだろ)

・アルフ 「お痛が過ぎるとガブッといくわよ」
 フェイトの使い魔。普段は犬?ですが、よく女性の姿にも変化していました。しかし、この二人の関係はいいですね〜主従を越えた強い繋がりがあるように見えました。彼女のフェイトを想う気持ちは何よりも勝るのです。

・アリサ・バニングス 「少しは役に立ってあげたいのよ」
 なのはの友達。彼女のことが好きなのですが、ちょっぴり意地っ張りなツンデレ系。隠し事をしているなのはと喧嘩することもありましたが、それも彼女を心配してのこと。基本的にいい子ですよ。なのはが学校を休んでいる間、ノートをとってあげてるのはポイント高い!

・月村すずか 「どんなに仲良しの友達でも、言えないことはあるよ
 なのはの友達。大人しめのお嬢様です。つか、アリサもお嬢様だし、なのはの友達は金持ちばっかだな…。専属のメイドさんがいるみたいですが、ボディーガード(サングラスのお姉さん部隊)はいないのだろうか?

・リンディ・ハラオウン 「私達は、常に最善の選択をしないといけないわ」
 時空管理局提督アースラ艦長。超甘党で、お茶に何杯も砂糖やミルクを入れてました。この人自身も魔道師みたいで、後半ではそういう役割でも出張ってました。

・クロノ・ハラオウン 「僕は、そのためにいるんですから」
 リンディの息子で時空管理局執務官。照れ屋さんの彼は、CCさくらで言う小狼くんの立ち位置か?なのはのことが気になっているようだったし、幼馴染がいるってのもかぶってますしね。

・プレシア・テスタロッサ 「次は必ず、母さんを喜ばせてちょうだい」
 フェイトのお母様。こいつは子供を虐待しまくってますよ…最悪だ。ジュエルシードを欲しているのは彼女であり、フェイトは母親の命令で集めているようです。果たして、その目的とは…?



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