マインド・ゲーム
2004年 劇場版
作品解説 | ||
初恋の相手・みょんと再会を果たした西は、彼女の経営する焼き鳥屋で借金取りのヤクザに撃たれて死んでしまうのだった。 何と言えばいいのだろう…とにかく凄い作品である。 初めは、実写(?)とアニメ絵の両方が使い分けられている変わった映像だな〜と思い見てました。この作品、声優は芸能人がやっているのですが、時折アニメキャラの顔が中の人のそれに置き換わってるんですよね。主人公の声は今田耕司さんがやっているのですが、キャラの顔が事あるごとにリアル今田になっているとw これだけでも十分に斬新な映像なんですが、この作品の真価はその動きにあります。なんだろう…無駄に動きまくっていて、とてつもない疾走感があるんです。そりゃあもう理屈も何もあったもんじゃなく、とにかく走り回る!この「動き」には、視聴者を圧倒させるパワーがありました。この映像センスは衝撃でしたね…久々のヤック・デカルチャーですよw 作中でブレーキのいかれたジェットコースターという単語が出てきましたが、まさにこの作品はそれなんです。シナリオ云々よりも、確実にここの部分が見所となっています。 ただ、前半と後半がバリバリ動きまくりなので、中盤の停滞が少し目立ったかな?まあ、内容的にそうするのが正しいとこだと思いますが、勢いが失われたせいで若干中だるみ的にも感じてしまったんだよな〜。一度あの躍動感を味わってしまうと、普通のテンポじゃ物足りなく感じてしまうんです(汗) とにかく、未見の人は一度見てみることをオススメしますね。この作品に関しては、「なんじゃこりゃ?」と思うのか、「無茶苦茶スゲェ…」と思うのかの二択しかありません。 |
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主な登場人物と名言(?) | ||
・西 「俺とこそ結婚してーやーーーー」 漫画家志望のフリーター。昔の恋人であるみょんと再会し、彼女が働く焼鳥屋に行くのですが、そこに現れたヤクザにお尻の穴から銃弾を撃たれて死亡。しかし、未練を打ち消すために気合で現世に戻っていきます。 ・みょん 「ウチが他の子と付き合ったら悲しい?」 西の幼馴染みで元彼女。父親が多額の借金を抱えた為に夜逃げをし、現在はヤンと共に焼き鳥屋で働いています。店の常連客であるリョウは婚約者。 ・ヤン 「気分変えたいのよ」 みょんの姉。しっかりもので焼き鳥屋の経営は主に彼女が行っています。みょんが超巨乳に描かれているのに対し、彼女の場合はド貧乳が目立ってましたw ・じーさん 「ラジオ、持ってまーす」 鯨の腹の中で30年以上も生活しているじいさん。そこからの脱出が困難な為、鯨が飲み込んだ生活品を利用して案外快適な生活を送っています。 ・リョウ 「でも俺、体しか自信ないから」 みょんの婚約者。職業はトラック運転手であり、体育会系さわやかイイ男。ただし、ある秘密が…w ・アツ 「俺はファンタジスタや」 借金取りのハゲヤクザ。兄貴分にも銃を向けたりして、言動がかなりイカれてます。 ・ヤクザ 「時間ベルトがあったらなぁ」 アツの兄貴分のヤクザ。この人にも地味にドラマがありました。 |
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