みなみけ
2007年 全13話
作品解説 | ||
みなみけ Blu-ray BOX【完全限定生産版】 posted with amazlet at 12.12.21 キングレコード (2013-01-09) 売り上げランキング: 300 「この物語は南家3姉妹の平凡な日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください。」 な〜んてテロップが初めに出されるので期待度にブレーキがかかるのですが、意外と面白味が強く、他の日常系アニメと比べても笑いのセンスが光っていました。とにかく、各キャラの魅力が十二分に発揮されており、そんな彼らの掛け合いが楽しさに繋がっていたと思います。(変態も多いですしw) メインとなるヒロイン三人は、まあ王道的というのでしょうか…優しくてしっかり者の長女、お馬鹿な次女、毒舌な三女、と昨今では割とよく見かけるような個性で構成されていますが、それぞれが自分の成すべき役割をしっかり果たしており、次第に愛着を持って見ることが出来るようになりました。 さらに、個性的なサブキャラがそこに加わることでいい意味での化学反応が起き、作品の魅力が倍増していたと思います。女装キャラである真…むくわれないイケメン藤岡…彼らは三姉妹と絡むことでキャラが活きていましたね。まあ、単体で笑いを取れる猛者・保坂なんてキャラもいましたが…w 演出的には、幼い感じに描かれているキャラの顔が、要所でリアル顔になるのが最大の特徴かな?この作者の作品では、結構多用されている手法です。あとは、間の取り方とかもいい感じですね。日常系作品では大事なとこだと思いますが、バッチリでした。劇中劇「先生と二ノ宮くん」や、ふんどし推し(笑)もなかなかいい味出してます。 で、この作品には2期が存在しています。まったく間を置かずに続けて放送されたので、2クール目と言えなくもないのですが、制作会社が違うのでまあ別物として捉えた方がいいでしょう。何故、1クールずつ別の制作会社で作ったのかというと…複雑な大人の事情なんでしょうかね?こんなことすれば、製作会社による「差」が顕著に感じられて、どちらかが叩かれる運命になるでしょうに… |
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主な登場人物と名言(?) | ||
・南 春香 「皆が平和でありますように」 優しくてしっかり者の長女。ただし、怒るときは夏奈も恐れるほど結構怖いし、気が緩んでいる時はかなりだらけていたりも…(汗)。両親が家にいない南家で母親的立場の存在ですが、なんで南家には親がいないかって語られていたっけ…? ・南 夏奈 「姉妹ではないか、何を恥ずかしがることがある」 お馬鹿な次女。ただし、悪戯を考え付くことに関してはある意味天才的でもあり、トラブルメーカーとして色々な場面で活躍(?)をします。メインキャラの中では、藤岡…真…二人の男子が彼女に振り回されて、毎回えらいこと(視聴者的には面白いこと)になっちゃってます。 ・南 千秋 「お前は本当に浅はかだな」 頭はいいけどドライな三女。お馬鹿な夏奈に対しては、ほんと辛辣な態度をとっていますが、春香のことは大好きで口調そのものが変わります。また、彼女はお馬鹿な人とそうでない人という二種類でしか人間を区別していないらしく、いつも眠たそうな半開きの冷めた眼は見たくないものを見ないためらしいです。 ・藤岡 「南…それは足だよ」 夏奈の同級生。サッカー部に所属し女子からはモテモテなのですが、何故か夏奈なんかに惚れているようです。何とか想いを伝えようとするのですが、夏奈は馬鹿(笑)なので妙な誤解をされてしまい、微妙に対立関係に。まあ、夏奈にはいつも振り回されることになりますね。不憫也。 ・真(マコちゃん) 「馬鹿サイドへようこそ」 千秋の同級生である男子。春香に憧れているので南家へ遊びに行きたいのですが、千秋がそれを許さないので、夏奈の友達として女装して遊びに来ることになります。以来、彼はマコちゃんとして女装して南家に出入りすることに…。 ・保坂 「パパと呼べ」 えと…背が高くハンサムでスポーツマンで、面倒見がよくて料理も上手いのですが…きもちわるいw 気が付けば己の中で妄想に耽っており、気が付けば上半身が意味なくはだけています。春香に好意を持っていて、彼女に汗を拭いてもらう(こいつ自身が汗かきであるため)ことが夢みたいですね。メインキャラで唯一、南家とほとんど関わりが無いのですが、何故か目立っちゃってます。 ・南 冬馬 「俺は男だ」 女ですけどねw 苗字が「南」ですが、メインの南家とは関係のない別の南さん。ただ、苗字が「南」で名前に「冬」があったりするもんだから、千秋が自分の弟(?)にすると言い出して、南家の弟的な存在になっちゃいました。まあ、本人も男っぽい性格なので一部のキャラには本気で男と思われているようですが、体付きに関しては千秋より女だそうですw |
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