マクロスゼロ
2002年 全5話


評価 60点

作品解説

 マクロス ゼロ Blu-ray Disc BOX
バンダイビジュアル (2008-08-22)
売り上げランキング: 7621

戦闘中に撃墜された統合軍パイロットの工藤シンは、マヤン島という昔ながらの伝統を重んじる民達が住む場所に流れ着く。だが、そこにも戦いの火は広がっていくのだった…。


CGの美しさはさすがです。バルキリーとミサイルが飛び交う戦闘シーンなんかは、惚れ惚れするような美しさですね〜。あと、自然の描写も綺麗でした(マクロスなのに…)。これは同監督作品のアルジュナで培った技術でしょうか?作中でちょびっとこっちも宣伝してました。
しかし、肝心の内容の方はというと、取り立てて注目すべきところもなかったように思います。
何故かアルジュナ思想を引き継いでおり、自然の大切さを訴えてはいるのですが、そちらに比べると中途半端もいいとこです。アルジュナはそのテーマでかなり深いとこまでやりましたからね〜。
それに、このテーマってマクロスでやることなのか?という疑問もあります。こういう神秘的な雰囲気だの幻想空間みたいな感じは、マクロスの世界観とは何処かミスマッチに感じてしまい、バリバリの戦闘ものを期待していた私にとってはどうも違和感を覚えてしまいましたね。
けどまあ、何度も言うようですが、映像面だけは半端じゃないので、見る価値はあると思います。本来、OVAというものはこのクオリティでやるものだ!ってのを示してくれましたね。他社も見習ってほしいものです。



主な登場人物と名言(?)

・工藤シン 「誰も癒してくれない、傷ついた君のために…」
 えと…何か大して活躍もしておらず、よく撃墜されるばかりの情けない奴ですね〜。しかし、女の撃墜率だけはフォッカーさんもビックリの戦績を残してます(笑)。まあ、それは三角関係の宿命を負わされたマクロス主人公のサガなんでしょうけど。

・ロイ・フォッカー 「歴史にifはないぜ」
 フォッカーさん、相変わらずいい兄貴です。そして、ライバルキャラ・イワノフとの戦いも熱かった。情けないシンに代わり、中盤での戦闘面の見所はこいつが全て担当しています。

・サラ・ノーム 「鳥の人が再び現れる時、世界に滅びの歌が…」
 「風の導き手」。掟を先ず第一に考え、外から来た者を敵対視しています。つか、かなりの電波子ちゃんで、大自然の意思(?)をビンビンに受信しては、よく分かんないことをほざいています。シン君は彼女のどこに惚れたんでしょうか?

・マオ・ノーム 「パイロットのくせに後ろ取られるなんて♪」
 サラの妹で都会に憧れる元気っ子。特技は背後を取ってからの指浣腸です。隙だらけのシン君は、彼女に掘られちゃいました(笑)。また、この子も姉同様に電波を受信することが可能になっております。

・アリエス・ターナー 「歌っているのよ…命の歌を」
 軍に同行する科学者。マヤン島に自分の探す答えがあると考え、軍と共にそこへ訪れます。フォッカーさんとは訳ありの関係です。

・ノーラ・ポリャンスキー 「どうだ?他人に命を握られた気分は?」
 反統合軍のパイロット。この人にシンは何度も撃墜されます。上記のセリフは、男の『命』をガッシリ握っての一言…(怖ぇ こんな女に握られたら、生きた気しねーよ。

・DD.イワノフ 「くだらねえ…くだらなすぎる…」
 反統合軍のパイロットで、フォッカーさんの元教官らしいです。彼とは数々のドッグファイトを繰り広げましたね。

・ハスフォード博士 「破壊と創造は同じ神の二つの顔に過ぎん」
 アリエスの元先生。現在は反統合軍に所属し、「鳥の人」復活を目論んでいます。



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