君が主で執事が俺で
2008年 全12話


評価 60点

作品解説

 君が主で執事が俺で 1 スタンダード版 [DVD]
ポニーキャニオン (2008-04-16)
売り上げランキング: 60688

父親の暴力が原因で家出を行った上杉錬と姉の美鳩。仕事を探していた彼らは、偶然久遠寺家の者と関わりをもち、屋敷で雇われることになるのだった。


執事アニメということで、ちょうど同時期にやってたハヤテのごとく!を連想させるな〜と思っていたら、執事という設定だけでなく、ネタアニメというところまで被ってました。
作中では、あちらと同じく色々パロネタを仕込んでいましたが、特に目立っていたのは声優ネタかな?主人公の錬に注目すると、声をあてている関智一さんが過去に演じたキャラのパロディが印象に残っています。個人的には、大佐との絡みでGガンネタ(ドモン・師匠)が出てきたのにはうけましたw あと、サブキャラ役の檜山さんは某勇者王ネタが光ってましたね。
ただ、これは元がエロゲーということで、あざといエロ描写が目に付きました。そこばっか無駄にピックアップされるのに対して、段々萎えてきたんですよね。つか、エロとか萌えを強調するなら、せめてもう少し作画を頑張ってくれよ…作画悪くても笑えはしますが、作画悪ければ萌え難いですから。
そして、ここが一番の問題点だと思うのですが、この作品はパロディを除く根本的な話自体があまり面白くないんですよね。各ヒロインの話を順番にこなしていくのですが、それらは中途半端にシリアスなだけで大して乗り切れません。多分、いい話としてまとめようとしてるんだと思うけど、そんないい話にもなってませんし…(汗)
一応、原作者のタカヒロ氏がアニメにも参加しているらしいのですが、ぶっちゃけこの人は日常のお馬鹿な話を書くのは上手いんだけど、シリアス話は下手だからなぁ…まさに、その特徴がはっきりと出た仕上がりになっています。



主な登場人物と名言(?)

・上杉 錬(うえすぎ れん) 「俺は上杉錬。職業、執事!…見習い(涙)」
 単純で真っ直ぐな主人公。こいつだけ決まった専属の主人はおらず、色々な人物に順番でお仕えしてました(まあ、明らかに物語の都合上そうなったのでしょうがw)。重度のシスコンであり、姉の美鳩には頭が上がりません。

・久遠寺 森羅(くおんじ しんら) 「森羅様と呼ぶがいい」
 久遠寺家長女。凛としていて、久遠寺家の当主らしくかっこいい…時もあるんですが、家の中では結構だらしないところもあったり。基本的にはS気質で、錬をからかって楽しんだりしています。趣味は妹の未有タンを目一杯愛でることw この作品って、なんかシスコン・ブラコンの類が多いなぁ…w

・久遠寺 未有(くおんじ みゆ) 「ロリではないわ。大人の女よ」
 久遠寺家次女。ロリのニートですw しかし、只のニートというわけではなく、色々な発明による特許でお金を得ている天才だったりします。ロリ扱いされることを嫌がっており、しきりに大人の女というところを強調していました。

・久遠寺 夢(くおんじ ゆめ) 「皆キャラ濃いな〜」
 久遠寺家三姉女。自分に個性が薄いことを非常に気にしており、なんとか目立てるように努力しています。「YUMEノート」なる物が存在しており、その中には彼女のとっ〜〜〜〜ても痛い妄想が延々と綴られていますw

・朱子(ベニス) 「ベアーの「ベ」。ベニスです」
 森羅の専属使用人。使用人達の中では古株で、特に料理面での技術に優れています。短気な性格で口が悪く、錬とは衝突することもしばしば…。名前を一文字変えると卑猥なもの(笑)になってしまうので、そこはキッチリと訂正します。

・上杉 美鳩(うえすぎ みはと) 「くるっくー♪」
 自他共に認めるブラコン姉。普段はおっとりしていて優しいお姉ちゃんですが、キレると物凄く怖い…ある意味、ツワモノ揃いのこの作品の中でも、最強クラスのキャラかもしんないです(汗)。メイドに採用後は、未有専属の使用人となります。

・南斗星(ナトセ) 「負けないで夢。夢はやれば出来る子だよ」
 夢専属の使用人。けど、夢に対しては姉のように親身になって接しています。ドジっ子な面を見せることがあるのですが、実は身体能力が高く、大佐と互角の実力の持ち主です。しかし、燃費が非常に悪く、無駄に大飯ぐらいw

・九鬼 揚羽(くき あげは) 「ちなみに、我も初めてだったのだぞ…」
 九鬼財閥の娘。武闘派少女で、何故か額に十字傷があります。錬のことを気に入っており、結構積極的に言い寄ったりもしているのですが、彼女の執事である小十郎(CV:檜山修之)にとってそれは当然面白くないわけで…ガンダムファイターと勇者王の熱いバトルが繰り広げられます(何のアニメだ?)

・大佐 「その熱き魂で目指すのだ…錬。真の執事をな」
 あまたの死線を潜り抜けた元傭兵。現在は久遠寺家の使用人の統括を行っていますが、無駄にパワフルで完全に力の使いどころを間違ってますな…(汗)。錬に執事としての心構えを頭と体に叩き込みます。

・デニーロ 「そうだ、主のものは主のもの。執事のものも主のもの」
 未有が作り上げた小型のロボ。人工知能を搭載していて、会話をすることも可能です。さらに、ミサイルなんてものを搭載しており、対象に向かって一斉発射をしてました。声は皆さんよく知るガキ大将キャラのあの御方で、特技は当然その美声(?)を生かした歌ですw



[ランキングへ戻る]

[HOME]

ブログパーツ
inserted by FC2 system