クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
1996年 劇場版


評価 60点

作品解説


幼稚園の遠足でヘンダーランドへとやってきたしんちゃん。その一画のサーカス小屋で、眠りに付くおねーさんの姿を見つけるのだった。


クレしん映画シリーズ4作目。初期では人気のある作品らしいですが、個人的には少し物足りなかったかな?
確かに、子供がハラハラドキドキして楽しめるような、クレしん本来の持ち味が生きた作品に思えましたが、それ故に設定や演出など子供向けの感が強く、私にはちょっと合わなかったみたいです。
個々の演出を見れば、ス・ノーマンによる恐怖を煽るシーンや、ラストの動きまくる追いかけっこなどの良い感じの部分もありましたが、全体のシナリオ的にはよくある子供向けアニメの内容に留まっているように感じました。
まあ、従来のクレしんが好きな人には安心して見られるような作品だと思いますが、オトナ帝国戦国大合戦という「クレしんの枠」を超えた傑作を味わってしまうと、どうしても霞んで見えてしまいます。あくまで、これは枠の中での良作という印象なんですよね。
元々、私はクレしんがそんな好きというわけでもないので、この作品はそれなりって感じでした。やっぱり、クレしん映画の中でもオトナ帝国と戦国大合戦は別ものってことみたいですね。



主な登場人物と名言(?)

・野原 しんのすけ 「オラ泣いてないぞ。男の子だもん」
 今回、とーちゃんとかーちゃんを助けるために、一人で敵の下へ向かおうとしていたところが印象に残りました。あと、零れ落ちる涙が…。それはともかく、雛形あきこの無駄遣い自重w この頃は、彼女がアイドルの代表格だったんだなあ〜(しみじみ)

野原 みさえ 「二人して何くだらないことやってんのよお、おらあ!」
 かーちゃん、オカマ相手に取っ組み合い頑張ってます。毎日の家事で鍛えられた主婦の腕力は、こちらが思っている以上に強いのかもw

野原 ひろし 「今俺達の息子が、少し大人になったところだ」
 息子の成長を目の当たりにし、ひろしも感慨深いもんがあるでしょう。男の子ってやつは、悲しみを乗り越えて強くなっていくのです!そういや、ババ抜き中のとーちゃんはマジでしたね。思わず顔がリアルになっちゃってましたよ。

・トッペマ・マペット 「子供といえども男ってわけね」
 サーカス小屋で知り合った人形の女の子。オカマ魔女とその部下達と敵対し、スゲーナスゴイデスの魔力を秘めたトランプを使って彼らと戦います。しかし、トランプは人間が使わないと本来の威力を発揮できないらしく、しんちゃんに助けを請うのでした。

・ス・ノーマン・パー 「良い子の味方さ」
 オカマ魔女の手下。この作品で最も印象が強いキャラといえば、この雪だるまでしょうね。いい人を装いながらしんちゃんに近付いてきて、大人達もこいつに騙されて隙を見せます。そして2人きりの時に垣間見せる本性…この演出は、子供はこえ〜だろうな〜。

・ジョマ・マカオ 『仲良くしましょ』
 オカマ魔女2人組。バレリーナの格好してる方がジョマで、バレエダンサーの格好してる方がマカオ。どっちもあごが割れてる濃いおっさん。こんなんが敵ボスとは…w



[ランキングへ戻る]

[HOME]

ブログパーツ
inserted by FC2 system