ココロコネクト
2012年 全13話+4話


評価 65点

作品解説

 ココロコネクト ヒトランダム 上 (初回限定版) [Blu-ray]
キングレコード (2012-10-24)
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私立山星高校の文化研究部に所属する5人の間で、人格入れ替わりが次々と発生するようになる。そんな時、彼らの前に<ふうせんかずら>と名乗る謎の人物が現れる。


内容以前…製作サイドのところで色々と問題が発生し、この年悪い意味で最も話題になった作品ですが、そこはスルーして話を進めていきます。
この作品、幾つかのエピソードに分かれていて、そのそれぞれで様々な現象が起こることになります。例えば、あるエピソードでは主要メンバー5人の人格がランダムに入れ替わり、あるエピソードでは5人がランダムで子供になり、あるエピソードではランダムに相手の心の声が聞こえたり。まあ、個々のアイディアは結構使い古されたものなんですが、5人の間で現象がランダムで起こるということ、エピソード毎に現象を変えるということで飽きずに見ることが出来ました。
で、この作品が見せているのは、そういった超常現象の中で5人のメインキャラ達がどういう感情を見せるのか?どういう行動を取るのか?というところです。こんな現象の中では、最早自分のプライベートなんてあったものじゃありません。他の4人に筒抜けになってしまいます。人間、表面上で見せているものなんて氷山の一角であり、隠された感情を他人に知られた時、知ったもの、知られたものはどうするのか?というところがなかなか興味深かったです。まあ、そういうところで見た目に反して結構シリアスなところもありましたね。
そして、この作品には超常現象を起こしているボスキャラ?のような奴がいるのですが、そいつの目的がいまいち不明確でスッキリしませんでした。ただ、5人の感情を弄んで楽しんでいる…今のところ、そういう風にしか見えません(しかし、結果的には各々のトラウマの解消に繋がっているところも…)。ここんところにしっかりした理由付けとかあって解決できたら良かったのですが、原作もまだ続いているみたいだし曖昧なままで終了しました。マイナスポイントですね。
ちなみに、TVオンエアでは13話までが放送され、残り4話(ミチランダム編)は後から違う媒体で発表されました。こちらの印象は…伊織のイメージダウン、いなばんのイメージアップかな?いなばんマジ可愛いよいなばん!w



主な登場人物と名言(?)

・八重樫 太一 「皆がやりたくないなら、俺が引き受けるしかないだろ」
 まるで士郎のような正義の味方。真面目で正直な性格な故に、他人がダメージを負って苦しんでいるのを見ていられず、他人が嫌な思いをするならば自分が代わりに背負えばいいと思っています。妹がいるのですが、少々シスコン(ロリコン?)の気が…w

・永瀬 伊織 「1チラにつき、120円」
 可愛らしく人当たりも良いため、クラスでは非常に人気がある少女。ただし、その家庭環境には何かと問題があり、彼女の心の底には人には言えないような悩みが数々あります。<ふうせんかずら>による現象が始まることで、最も被害…というかトラブルを起こすことになります。

・稲葉 姫子 「優しさが人を傷つけることだってあるのを忘れんなよ」
 大人びた印象を持つクールビューティー。思ったことは包み隠さず、ストレートに相手にぶつけるためキツイ印象を与えがちです。ただし、こいつの前半のツンは後でデレるための布石なので無問題。後半のすっかりキャラが崩れてしまった、いなばんが可愛すぎる!!

・桐山 唯 「男なんて怖くない…」
 空手の有段者。可愛らしいのですが、マジ男より強いんじゃないの?って思わせることがしばしば…。ただし、本人には悩みがあって、実はある事件をきっかけに男性恐怖症になっています。

・青木 義文 「俺、能天気でいるの忘れてた」
 楽しければOKをモットーとしているゆるキャラ。唯に行為を持っており度々アプローチを試みていますが、太一の主人公補正の前に敗北して3枚目になることも…w

・ふうせんかずら 「心の上っ面のところでちょっとだけ応援してますから」
 文研部の顧問である「ごっさん」に乗り移り、太一達5人に不可思議な現象を体験させる謎の人物。



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