君が望む永遠
2003年 全14話


評価 70点

作品解説

 君が望む永遠DVD-BOX
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孝之は女友達・水月の紹介で、遙という少女と付き合うことになります。初めはぎこちなかったものの、徐々に恋人らしい感じになっていく二人…しかし、彼らの前にはある運命が待ち受けているのでした。


え〜この作品に関しては、序盤のある重要イベントのネタバレをしないことには上手いことレビュー書けないので、まずその部分をバラしちゃいます。
(※ネタバレを嫌う人はこの先は見ないでください)


孝之の彼女の遙ですが、ある日事故に遭い、そのまま何年も意識が戻らなくなってしまいます。責任を感じた孝之は、どんどん自分を追い詰めて病んでいくのですが、そんな彼を支えたのは遙の友達である水月でした。二人は次第にお互いが無くてはならない存在へと変わっていき、付き合うようになります。しかし、それから数年後…意識の戻らなかった遙が、突然目覚めたのです。
つまり、どういう作品なのかというと、不幸設定を背負った元カノと今の彼女のどっちを取るんだー!ってお話なんですよね。初め、主人公も今の気持ちは水月にあるから、遙が目覚めてもちゃんとお別れしようと考えていたのですが、実際遙が目覚めてみれば、やっぱそう簡単には切れねーわーってことで、二人の間をふらふらする孝之のヘタレ人生が始まります。
とりあえず、興味深い作品であるのは間違いないですが、見るのが精神的に疲れる作品でしたね。面白い、面白くないは別にして、これ見ているとになってきますから。このドロドロした感じは、昼ドラのノリに近いような気がしますよ(原作ゲームの方は、妹の茜ちゃんとかも巻き込んだ、さらなるドロドロ話もありましたしね)
それに、原作のゲーム版とは違い、アニメなので当然結末は1つしか用意されていません。自分の好きな方のヒロインルートならばともかく、逆ルートになってしまったら納得いかないものもあるかと思いますね(それを考慮してか、OVAでもう一方のルートが補完されるみたいですが…)
ちなみに、昼ドラらしく濡れ場も満載で、エロシーンは結構規制ギリギリのとこまで頑張ってました(笑)。あと、この作品の外伝として茜をメインとしたアカネマニアックスなる作品も存在します。本編見た後、そのままそちらへ行ったら、かなり衝撃を受けるかもしれませんね。



主な登場人物と名言(?)

・鳴海 孝之 「今更だけど、時間を戻せるならやり直したいんだ」
 最早、伝説として語り継がれるほどのヘタレ。解決しなきゃいけない問題を先送り先送りにしてるから、後で皆が傷付くことになるんですよ。とは言っても、実際そんな状況になれば、選ぶのは苦しいんだろうねぇ。

・涼宮 遙 「夜空に星が瞬くように、溶けた心は離れない。例えこの手が離れても、二人がそれを忘れぬかぎり…」
 うむ…いい子だ。この子を泣かすような言葉はかけられんわな。彼女は何も悪くないんですが、月日が周りの状況をすっかりと変えてしまうことになります。自分のせいではない、どうしようもない部分にやりきれない思いだったでしょう。

・速瀬 水月 「あたし…一緒に居ていいんだよね?」
 水月〜(涙)。孝之のために尽くしてきたいい女ですが、あいつが優柔不断なばっかりに辛い目に会うことになります。イメージとは違い意外と弱い女性で、後半はボロボロ。あ〜もう見てられんわ。

・平 慎二 「何やってんだよ、お前!」
 孝之の親友。いい奴です…多分。男は殴り合うことで分かり合うのだ(笑)

・涼宮 茜 「あなた…卑怯者です」
 遙の妹。水月のことを尊敬していて、孝之のことをお兄ちゃんと慕う明るい元気な子でしたが、例の事件の後、彼らとは距離を置くようになります。特に、水月に対しては裏切者という思いが強くあって、憎しみを抱いてます。この子の以前のノリは好きだったんだけどな〜

・大空寺 あゆ 「お前なんか、猫のウンコ踏めーー!!」
 孝之と同じファミレスでバイトしてる同僚。いや〜この鬱シナリオの中、明るいこいつの存在は癒しになりました。口が悪く、誰彼構わず悪態吐きまくりの楽しい奴です。

・玉野 まゆ 「ちちくり現場、確保です」
 同じくバイト仲間。あゆとはいつもセットでしたね。



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