ケモノヅメ
2006年 全13話


評価 65点

作品解説

ケモノヅメ DVD-BOX
アスミック
発売日:2007-07-13

食人鬼を狩る戦闘集団・愧封剣、その師範代である桃田俊彦は、食人鬼の上月由香と恋に落ちて逃亡してしまうのだった。


ジャンルはホラーテイストのバイオレンス・ラブコメディ…らしいです。
作画が独特であり、また性描写・グロ描写も躊躇なく見せていたので映像的な衝撃はあったものの、内容的には何処かB級臭さが感じられたかな?むか〜しのアニメで言うなら「妖怪人間ベム」とか、そっち方面のテイストを何処となく感じました。まあ、いい意味でも悪い意味でも癖の強い作品でしたよ。
物語は、主人公とヒロイン(人間と食人鬼)の愛の逃避行と、そんな彼らを取り巻く周囲の人達のドラマが描かれています。ただまあ、シュールで殺伐とした雰囲気の中で話が進んでいくので、間違いなく一般受けはしないでしょうね。華も無いし、燃えも萌えも無いし、最近のアニメの中ではとっつき難いタイプとされるでしょう。つか、製作陣営もそれを分かってて作っている感じがします。
ただし、作画を含めた映像的なセンスは決して悪くなく、むしろ前衛的というか挑戦的というか、ともかく他には無いような面白い試みだったと思います。故に、内容よりも作画に注目してアニメを見る人には興味深く映るのではないでしょうか?
ほんと見る人を選ぶ作品だと思うので、初視聴の際はそれなりの心構えをしてからどうぞw



主な登場人物と名言(?)

・桃田 俊彦 「俺と一緒に暮らそう」
 鬼封剣師範代であり、女性と付き合ったこともない真面目過ぎる男。ただ、こういうのが一度道を踏み外して遊びや女を覚えてしまうと、もうヤッバイほどのめりこんじゃうんですよねw 由香との情事は命がけにも関わらず、欲望のままにしっかりといたしておりました。ちなみに、食人鬼に止めを刺そうとすると何故か腹痛に襲われて、「大」を漏らしそうになってしまうという30歳♂。

・上月 由香 「愛した男に斬られる運命…」
 食人鬼の美女(作画ではそう見えないけど、多分綺麗な部類なんだと思う)。興奮すると化け物の姿に変身してしまうので、性交は拘束プレイがデフォですw 母親が愛した人間に殺されており、将来について悲観的に考えてしまう傾向もあります。

・桃田 一馬 「今こそ奴らを根絶やしにするチャンス!」
 俊彦の弟。これまでの鬼封剣の在り方に疑問を抱いており、新しいものを取り入れようと大葉と手を組んでいます。利江に想いを寄せており、兄・俊彦には強いコンプレックスを抱いている様子。

・柿の木 利江 「勿体無いよ、俊彦さん」
 俊彦の幼馴染で元婚約者。女でありながら剣士でもあり、自分が育ってきた環境…鬼封剣そのものを守りたいと考えています。由香とは当然相性悪く、お互いに罵り合っていたところが印象的でした。ちなみに、勿体無いとは彼女のグラマラスボディのこと…こんなのが放置されてるなんてそりゃ勿体無いよ、俊彦さんっ!!

・頬張 岳人 「お前を理解出来るのは俺だけだぜ」
 由香の幼馴染であり、元恋人の食人鬼。人間としての意識を失わずに食人鬼の力を使う事ができます。

・大葉 久太郎 「世の中にはなあ、忘れたいくらい怖いことがいっぱいあるんだ」
 元鬼封剣メンバーで、現在は製薬会社など幾つもの企業を経営しています。一馬と共に鬼封剣の近代化を進め、同時に食人鬼の研究等も行っていますが、その目的は…



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