けいおん!!(2期)
2010年 全24話+2話


評価 70点

作品解説

 けいおん!!(第2期) 1 (Blu-ray 初回限定生産) [Blu-ray]
ポニーキャニオン (2010-07-30)
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けいおん第2期。世間の皆さんがどう感じているかは知りませんが、私的には1期よりも断然好きですね。まあ、そこんところの理由をこれから語っていきたいと思います。
理由その1…「日常描写をしっかり見せた」
1期の時は1クールで2年を消化するというハイペースだったわけですが、今回は2クールで1年を消化ということでペースとしては1/4になっています。一見すると、物語のペースが落ちてダラダラしてんじゃないのか?って印象を抱くかもしれませんが、逆です。日常アニメとしては、ペースが遅い方が正しいのではないでしょうか?
1期のエピソードは、ほんと大きなイベントばかりを取り上げて、ある意味では華やかなものでした。けれど、日常アニメの真価とはそういう大きなイベント事ではなくって、何気ない些細な日常にこそある気がします。そういうところを深堀していくことによって、各キャラの真の姿…魅力というものも描けてくるのではないでしょうか?今回特に思ったのが、むぎの存在。1期では只のお嬢様キャラとしてしか印象付けられませんでしたが、この2期ではお嬢様故の変わった趣向というところまで描けており、より魅力的に見えました。
その他のキャラにしても同様であり、ペースが落ちることはそれだけキャラの深堀が出来るという意味で、非常にいい事なんだと感じました。ぶっちゃけ、3クールあってもよかったかな?文化祭から卒業までの流れが早かったので、この辺もう少し話を入れてもいいように思いました。
理由その2…「内容がある」
内容というか主題(テーマ)ですかね?1期ではまったく感じられませんでしたが、こちらではそれがハッキリ見えるものになっていました。2期の主題とはズバリ「卒業」…今回は主人公達が3年生になったことで、このイベントが序盤からチラチラと垣間見えていたんですよね。
それが一気に表面化して現れたのが文化祭。最初は皆でワイワイやってていつものノリだったのですが、全てが終わってふと一息ついた時…もう来年は文化祭で歌えないということは分かっているのですが、それを受け入れたくない…この時間をいつまでも皆と共有したい…各キャラの溢れんばかりの想いが描かれ、私も思わずもらい泣きしてしまいましたw この辺の演出は上手かった。まさか、ここでこういう事やってくるとは思わなかったので、完全に油断しているところをやられちゃいましたよ。まあぶっちゃけ、集大成である卒業式そのものは意外とあっさりしていて、それほど感動とかは無かったんですけどね。
ということで、はじめは1期の続き…惰性で見ていましたが、いつの間にか結構楽しみになってたりしたんですよね。「ふわふわ時間」は俺のカラオケ十八番www



主な登場人物と名言(?)
1期・レビューにて紹介



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