かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜
2006年 全12話+1話


評価 45点

作品解説


大佛はずむは、以前から気になっていた神泉やす菜に告白するが振られてしまう。その夜、傷心を癒すためにやす菜との思い出の場所に出向いたはずむは、そこで宇宙船の墜落に巻き込まれてしまい、気が付いた時には彼の体は女の子になっていたのだった。


定番な三角関係恋愛ものの主人公を、女に挿げ替えて百合百合〜な感じにしてみました。外道あかほりらしい思いつきですね。
突如主人公が女になる…まあ、これは百歩譲ってよしとしましょう。ですが、主人公が女になってから同じ女性からモテ始めるのは、ご都合主義以外の何物でもないと思いますね。そこんとこ、イマイチ納得して見ることが出来ませんでした。
それにしてもこの作品は主人公がムカツク!その他のキャラはそれなりにいい感じなんですがこいつが全て台無しにしてます。まあ、魅力的なヒロインの存在でなんとか中和しているといった感じでしょうかね?特にとまりちゃんの存在はデカイ。TV版最終話である12話…この回はとまりちゃんスペシャルとでも言うべき回で、彼女は凄くよかったですね〜
にしても、ラストの「あのね…」はどういうことなんだろ?気になりマス。

追記:TV未放映の第13話を見ました。以下その感想です(激しくネタバレしてるので反転(Ctrl+A)して見てください)

この最終回、なんと言っていいのやら…
正直なところ、ようやく収まるべきところに収まったという感じで、物語の締めくくりとしてはよかったと思います。己の問題を乗り越えたやす菜は一人で歩き出すことを決意し、はずむととまりがくっつく…初めからこういう結論だったのなら、私的には何の文句もありませんでした。
ただ、12話(TV版最終話)で、はずむはハッキリとやす菜の方を選んでいるんですよね。なのに、またとまりちゃんと寄りを戻そうなんて自分勝手にもほどがあります。より一層はずむに対して苛立ちを覚えましたね。どう見ても、やす菜の方が駄目になったから、とまりちゃんにいったとしか見えません。自分としては、何か感情的に許せないものがありました。
ほんとこの作品は、最後まではずむが気に食わなかったです。そのせいで、まったく物語を楽しんで見ることが出来ませんでしたよ。
けど、とまりちゃんには萌えますた(笑)


にしても、正式なラストをDVDのみ収録ってのはあまり感心出来ないやりかたですね〜しかも、TV版ラストで意味深なものを匂わせておいて。こういうのは、ほんと止めてほしいです。これから、TV放映で出来なかったラストはDVDでやりゃあいいんだ…みたいな風潮が流行るのだけは勘弁願いたいですね。



主な登場人物と名言(?)

・大佛 はずむ 「このまま3人で居たい…そんな願いを聞いてくれますか?」
 宇宙人との接触事故がきっかけで女になってしまった主人公。ありきたりな優柔不断ちゃんで、二股かけておいてどっちも好きだから、一人を選べない的なこと言っちゃってますよ。まあ、こいつが女ということで、男だった場合と比べて感情的には多少憎めないところもありますが、人間的には最低ヤローだということに変わりありません。途中、見ててムカムカしてきました。マジで第1話で死んどくべきだったよ…(爆)

・神泉 やす菜 「私…男の人が見えないの」
 第1話ではずむから告白されますが、ごめんなさいします。そして彼が女になると、今度は自分から告白します(なんでやねん!)。彼女の病気(?)『男性の姿を認識出来ない』ことが原因かと思っていましたが、はずむだけは昔から唯一認識できており、興味も持っていたようです。どうやら、何かのきっかけではずむの姿も消えてしまうのを恐れて、深く関わることをためらっていたようですね。しかし、はずむが女になったことでその悩みも解消。何の心配もなくお付き合いできる〜嬉すぃ〜ってことらしいです。そんな彼女は自分のことを自分勝手と言っていましたが、自分勝手なのはむしろ、こんな無茶苦茶な設定を押し通す「あかほり」だ!

・来栖 とまり 「はずむはさ…いるから。いつも、あたしの中に」
 はずむの幼馴染。ずっと彼を弟のように思っていましたが、はずむがやす菜に告白したことをきっかけに、自分の中の想いに気付いていきます。彼女の場合は、昔からよく知っている「はずむ」という人間が好きなのであって、その性別は関係ないようです(まあ、この設定は”とりあえず”良しとしときましょう)。漢っぽい性格で、恋に不器用でいじらしいところが逆に萌えるぜぃ!とまりちゃん派はきっと多かったのでは!?

・曽呂 明日太 「俺の心はもうとっくに、お前に盗まれちまってるんだからさ…」
 はずむの親友…ですが、彼が可愛らしい女の子になってしまったことで、一人葛藤します。男ってバカだなぁ…(笑)。とりあえず、愉快な奴なので個人的には好感持ってます。

・摩利 あゆき 「私は、舞台へは上がらない…でも!」
 とまりの友達のクールビューティー。いつもいいとこで現れますね。こいつがはずむに喝を入れてる姿はかっこよかった!あゆきちゃん、あのクズにもっとガンガン言ったれ〜!もう思い切って殺ったれ〜(笑)

・ジャン・プウ 「オネニ〜さま〜」
 人間化(?)した宇宙船。まさか、こんなところでMAZEネタが出てくるなんて…最近の人は知らんでしょう。一応はずむと同じ顔という設定ですが、後半はそんなことすっかり忘れてました(だって顔なんて皆似たようなも……)。

・宇宙 仁 「つくづく…愛とは偉大なものだな」
 地球にやってきた宇宙人。はずむ女性化の原因を作った人物です。はずむ、やす菜、とまりの関係を興味深そうに観察してましたが、実は彼の本当の目的は…。



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