かんなぎ
2008年 全13話


評価 60点

作品解説

 かんなぎ Blu-ray Box
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アニプレックス (2012-05-02)
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美術部員である御厨仁は、神社の御神木で精霊像を作る。すると、それを依り代としてナギという少女の姿をした神様が降臨するのだった。


昨今、おっぱいアニメというのがそこいらに溢れていますが、こいつは一味違います。名付けてふとももアニメ!そりゃあもう、ふとももの見せ方(カメラアングル)がエロイエロイ。これまで、あまり市民権を得られていなかった”ふとももフェチ”の方々もついに表舞台で堂々と名乗りを上げられますねw
とまあ、ふともも話はさておき、中身の方にも触れておきます。と言っても、それほど力を入れて語るような内容でも無いんですけど…(汗)
一応、作中では神様とかケガレとか非現実的な要素がたくさん出てきますが、基本は日常をピックアップしたエピソードです。一般的な作品は、本筋から外れたどうでもいい話が多いと中だるみになりがちなんですが、この作品に限ってはそのどうでもいい話が面白かった。ダレないよう趣向が凝らされていて、興味深く見ることが出来ました。
むしろ、個人的には作品の根幹となる話の方が微妙でしたね。後半は、これまでの流れから一転して無駄にシリアスな展開となっていましたが、どうも面白味が感じられない。あと、物語はこれからってところで終わっていて、色々と気になる部分も残ったままです。これは2期も想定されているんでしょうかね?
まあ、はっきり言うと構成がいまいちでした。伏線回収をまったくしてないのに、どうでもいい日常エピソードばっかり詰め込んでいるので中身のバランスが悪い。この1クールだけだと、いまいち何がしたかったのかもよく分かりませんでした。ケガレを払っていく魔女っ子路線をやりたかったのか、ナギ(神様)の本質に迫るシリアス話を見せたかったのか、そんなの関係なく萌え〜でゆるい日常を満喫してほしかったのか…
倉田さん脚本なら、ストーリー面でも楽しませてくれることを期待してたのですが、萌えアニメの枠を打ち破るほどの大作にはなれなかったという印象です。



主な登場人物と名言(?)

・ナギ 「この大地の母とも言える神じゃ」
 特徴は薄まゆ毛と薄胸w 仁が作った木彫りの像に降臨した神様…と本人は言っていますが、ほんとに神様かどうかは不明です。テレビの魔女っ子ヒロインに憧れ(?)、玩具の魔法ステッキを武器にケガレを祓っていきます。また、ファン(崇拝者)が増えることで彼女の神力が強まり、魔法ステッキもパワーアップしてくみたいですよ。

・御厨 仁(みくりや じん) 「神って言われてもなぁ〜」
 美術部所属の高校一年生。昔、ナギそっくりの精霊と会った経験から、それを追い求めて神木で聖霊像を作成したようです。図々しいナギを迷惑がっていますが、時折垣間見える彼女の魅力的な姿に性欲持て余しそうになることも…こんのエロガキがw

・青葉 つぐみ 「可愛い幼馴染が、救助に行ってあげなきゃなぁ」
 仁の幼馴染。一人暮らしの仁の世話を焼きながら、密かに彼に好意を抱いている…幼馴染キャラとしては完璧ですw ただ、仁の方がナギばっかり気にしており、彼女の方は結構ないがしろにされてる感もあったので、そこはちょっと可哀想だったかも。報われない子だなぁ…

・ざんげちゃん 「ざんげ一回100円です」
 ナギの妹。ローカルアイドルとして結構人気があるようです。つか、裏がありそうなキャラなので、どういう理由で仁に近づいていったのかが気になりますね。ちなみに、涼城白亜という生身の人間の身体を依り代としていますが、そこんところの詳しい話がまったく語られていないのが残念です。

・響 大鉄(ひびき だいてつ) 「すごく…かわいい」
 仁の友人。大鉄くんは一見無骨に見えますが、ほんと友人思いでいいキャラだ。なんでも出来る彼に仁は憧れていて、少々コンプレックスも抱いている模様。仁とウホッな関係疑惑が飛び出しましたが、全然おかしくない…というか自然な流れですよw



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