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ガンダム Gのレコンギスタ 1(特装限定版) [Blu-ray]
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バンダイビジュアル (2014-12-25)
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R.C.1014年―キャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムは、襲撃してきた謎のＭＳ・G-セルフの捕獲に成功する。そして、特定条件を満たさなければ動かないはずのG-セルフを、ベルリは何故か起動させてしまうのだった。
え〜と、基本的にガノタの私なんですが、このＧレコが面白かったかどうかと問われると…正直、そんなに面白くなかったかな（汗）
富野さんの作品といえば、難解で理解しにくい作品も多いのですが、それでも何がしたいのかという筋はこれまでの作品では一応通っていたと思います。
ただ、このＧレコについては、正直何がしたかったのかもよく分からなかったような気がします。いや、理解力のある方ならわかったのかもしれませんが、普通に頭カラッポで見ているだけではそれが読み取れず、付いていけなかった（付いていこうという気が起きなかった）んですよね。
まあ、それでも地上にいる間（物語前半）は、主人公・ベルリ君の感情もまだ理解できましたし、それなりに楽しめる部分がありました。
一目惚れしたアイーダにかっこいいところを見せようと奮闘するところはなんか微笑ましかったですし、取り返しの付かないことをやっちまった時の苦悩なんかも理解できました。また、ガンダム史上初？ＭＳの中にトイレが用意されていて、用を足すシーンなんかもあったりして、ある意味興味深く見れたところもありますｗ
問題なのは宇宙に上がってから…ここからがほんとキツかったですね。
いきなりよく分からん勢力とか出てきて、何処が味方で何処が敵なのか、それぞれの目的は何なのか、もうグチャグチャでサッパリでした。各勢力の目的もそうですが、終盤のベルリ君は一体何がしたかったんだ？アイーダとの関係もなんか妙な方向いっちゃいましたし…
そして、ライバルキャラであるマスク！
クンタラという下級階層民であることに劣等感を感じ、恵まれた出自であるベルリに敵対心を抱いていますが、クンタラとか細かい設定の背景が作中でほとんど語られていないものですから、まったく感情移入が出来ません。むしろ、見方によっては、只の被害妄想が強いだけの痛いキャラにも見えます（クンタラクンタラ言ってるのは、作中ではほんとこいつくらいなので…）。なので、過去のマスクキャラ（シャアやゼクス）に感じた敵の美学、かっこよさというものをまったく感じませんでした。
ただ、ＭＳの戦闘シーンだけは良かったりするものだから、駄作と言い切れないところもあったりするんですよね。後半…話の方はもうサッパリ理解の範疇を超えていましたが、それでも戦闘シーンだけは楽しめました。もうほんとそれだけのために見ていましたねｗ
ということで、ガノタはもちろん、富野ファンにもなかなかオススメし辛い作品となってます。
ロボットアニメにストーリーなんかいらねえ！かっこいい戦闘だけがあればいいんだ！という人以外はスルーした方が賢明かもしれません…。久々の富野ガンダムということで期待しすぎたかな？