機動戦士ガンダム MS08小隊
1996年 全12話


評価 75点

作品解説


連邦軍のシロー・アマダは地球に向かう途中、敵パイロット(アイナ・サハリン)と遭遇して交戦します。しかし、その戦いの中で二人は遭難してしまい、お互いに助け合うことで生き延びます。自分達の場所へと帰っていった二人が再び出会うのは果たして…!?


ファーストガンダム、一年戦争のサイドストーリーです。
主人公と敵女パイロットが恋仲になる…ガンダムには割とよくある話ですが、これまでの作品ではあくまでほんの一時のやすらぎ程度の扱いで、結局は戦争という悲劇が最悪の結末を招いたということがほとんどです。
しかし、この作品は戦争の流れよりも恋愛過程そのものがメインとなっており、様々な苦難の末、軍というしがらみから抜け出した二人が、共に未来へ歩むという結末まで用意されているのです。
つーわけで、これとGガンダムは私の中で恋愛ガンダム二大筆頭というところですかねw(…えっ、ガンダムX?ガロードとティファ?あれはまだまだお子様の恋愛ですよ。この二つに比べたら全然パワー不足だね)
けれど、この作品の場合は、Gガンのように二人の愛のパワーでラブラブハッピーエンド〜とは簡単にいきません。敵同士の二人が交わる道は、多くの犠牲の上にしか成り立たなかった茨の道…熾烈な戦いの末、彼らは様々なものを背負って生きていくことを決意します。
はっきり言って、ラストは暗い!まあ、これが戦争なんだっていうのをリアルに描いているんですが、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかいまいちよく分からんような締め方でしたよ。何か、もっとはっきりとした救いをくれ〜って感じです。
その願いが通じてか、エピローグエピソードである「ラスト・リゾート」ではその後のシロウとアイナが登場したんですが、ちゃっかりこの二人ときたら…


〜おまけ「宇宙世紀の流れ」〜

宇宙世紀 作品名 放映年
0079 機動戦士ガンダム 1979年
0079 機動戦士ガンダム MS08小隊 1996年
0080 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 1989年
0083 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 1991年
0087 機動戦士Zガンダム 1985年
0088 機動戦士ガンダムZZ 1986年
0093 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 1988年
0123 機動戦士ガンダムF91 1991年
0153 機動戦士Vガンダム 1993年



主な登場人物と名言(?)

・シロウ・アマダ 「俺は生きる!生きてアイナと添い遂げる!」
 連邦軍の少尉。第08MS小隊の隊長です。この人、ドモン並に熱いことを言っちゃってますが、アイナタンが持っていた兄の写真にハラハラするなど、ウブでかわいい面も持ち合わせています。理想に燃ゆる青二才…しかし、その情熱は本物で数々の困難も自分の力で道を切り開いていきます。己の愛する者を救うために、一人軍を抜ける決意をした彼は、敵組織の壊滅こそが最大目的であるヒーローものの主人公としては駄目なのかもしれませんが、一人の人間としてはかなり良かったと思います。敵ヒロインを救うという、過去のガンダム主人公が成し遂げられなかったことを達成したこいつは偉い!

・アイナ・サハリン 「私は兄さんの人形なんかじゃない!」
 アイナタン…もうさいっこうにイイです。私の中のガンダムヒロインランクの位置づけもトップクラス!シローとのお風呂イベントでは、最高潮にテンション上がりましたよ(ハァハァ…w それにしても、過去の作品からずっと、主人公と心を通い合わせる敵パイロットは、馬鹿の一つ覚えのように巨大MAに乗って現れます。そうすることで、彼女達を救うことの難しさをアピールしているんでしょうが、いいかげん違うパターンも見てみたいもんですね。

・ミケル・ニノリッチ 「気持ちは…ぶつけるしかない!」
 08小隊に配属された新米兵士。小隊の中では一番頼りないガキって感じですね。戦いではホバー・トラックに乗り込み、エレドアの補佐を務めています。故郷にメガネ美人の恋人B・Bがいて、いつも手紙を書いていますが…

・キキ・ロジータ 「こっち来るなっ!今優しくされたら…」
 ゲリラの少女。ふとしたこと(ラッキースケベなイベントw)でシローと知り合い、後に彼のことが気に入って付きまとうようになります。しかし、シローの気持ちが他の女にあることに、なんとなく気付いちゃってたんですよね。ちなみに彼女、小説版では物凄い悲惨なことになってますので、キキファンの方はそちらは見ない方がいいです。

・テリー・サンダースJr. 「死なせはせん…誰一人とて死なせはせんぞ!」
 これまで所属した部隊が三度目の出撃でことごとく全滅したことから、「小隊潰しの死神」と呼ばれています。本人もそのことを大分気にしていて、08小隊に配属されてからも、そのジンクスを回避するために躍起になっていました。上記のセリフを見ても分かるように、結構熱い人です。

・カレン・ジョシュワ 「フン…一応ついてたのかい」
 男勝りのあねさん。性格はなかなかキツイですが、その奥にはちゃんと思いやりも持っているんです。見かけによらず元医学生という経歴があって、怪我人を介護する姿はまさに女神…?

・エレドア・マシス 「女神だぜ…」
 ミュージシャンになって自分の曲を出すことを夢見ていますが、一応は軍人。耳の良さを生かして、ホバートラックで索敵を行ってます。見た目はちゃらけた感じですが、仕事はキッチリと行っていました。後にメジャーデビューも決まったので、音楽の才能は本物なんでしょうね。

・ギニアス・サハリン 「よく、味わってくれたまえ」
 アイナのお兄様。この方は狂っちゃってます。自分の開発したMAアプサラスに陶酔しきっちゃってて、イっちゃってます。上記のセリフは、アプサラス完成直後、開発スタッフ全員に毒入りワインを振舞って言った一言です。こんなんが同僚にいたら、安心して夜も眠れねーよ。

・ノリス・パッカード 「アイナ様、合流できそうにありません。自分は死に場所を見つけました」
 だから、ガンダムにはこういうキャラが一人は必要なんですって!ジオン軍はほんとにこういう熱い漢が多いですわ〜。彼の操るグフカスタムはまさに鬼神!この作品を見て初めてグフの偉大さを痛感しました。彼といいランバ・ラルといい、何故グフ乗りは熱い漢ばかりなんだ!?



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