機動戦士ガンダムOO -A wakening of the Trailblazer-
2010年 劇場版


評価 60点

作品解説


130年前に廃船となっていた生体反応の無い木星探査船が地球圏に接近してきた。それは、人類の存亡をかけた戦いの始まりを告げる船だった…


う〜ん…評価難しい!決して悪いというわけではないんです。しかし、見ていて色々と違和感を覚えてしまいました
まず、内容が外宇宙からの敵の侵略っていうところ。しかも、最終目的がそいつらとの対話って…これって、ガンダムじゃなくてマクロスじゃん!まあ、それが評価を下げる要因になるってわけではないのですが、人類間でもまだ完全に分かり合ってない(対話が終わってない)のに、地球外生命体と対話をしようなんて、なんか順序がおかしくないですかね?どうも、そこんところでしっくりきませんでした。
人類が4割もイノベイター化したら、旧人類とイノベイターとの間で対話が必要になるでしょう。持つ者と持たざる者の衝突は必然であり、オールドタイプとニュータイプの衝突があった過去ガンダムシリーズでもそこがピックアップされて描かれているくらいです。なのに、この作品ではそこはあっさり流されちゃいました。なんかよく分かりませんが、エピローグ時点で問題は解決しちゃってるみたいです…(オイオイ。戦争根絶という初期TVシリーズのテーマを成し遂げるためにも、まずは地球人同士の対話をもっと描くべきじゃないんですかね?人類同士で分かり合えてないのに、地球外生命体と分かり合うことなんてできるはずないですよ。
あと、刹那とマリナの関係性…ラストでああいう風に持っていくのはいいと思うのですが、もうTVシリーズの頃から口を酸っぱくして言ってますが、二人のやりとり描写が足りん!刹那はイノベイターだから、直接会って話したりしなくてもマリナの考えは十分理解しているってことなんですか?けど、視聴者にはそれが伝わってないと思うので、やっぱり無理がありますよ。テーマが「対話」なのに、主人公とヒロインの対話がTVシリーズから通して極端に少なく、なんかよく分からんうちに分かり合ってるって…そりゃあ違和感も残りますよ。
話は変わって、戦闘についてはかなりクオリティ高いです。新・主人公機はその特性上あまり活躍していませんが、その他の主要機体はかなり頑張ってました。ただ、機体の動きがあまりにも早すぎるものだから、なんかよく分からんし見難い(汗)。敵が大群ということもあって、映像的にごちゃごちゃしちゃうのも分かるんですけね。まあ、感覚的にすごい戦いをしてるんだな〜ってのは伝わってきたのでいいのかな?
評価としては、これ単体だとそれなりに出来ていると思うのですが、TV版を踏まえたテーマの消化具合を考えると…1ランク下になっちゃうかな?TV版の問題も完全に解決してないのに、同じ問題でさらにレベルの高いものを吹っかけてくるなんて無茶すぎますよ。



主な登場人物と名言(?)

・刹那・F・セイエイ 「こんなにも長く、時間が掛かってしまった」
 刹那専用機である新型ダブルオークワンタがまったく活躍してないなんて言われていますが、あれは戦うことを目的に作られたわけではないので別にいいです。問題は、刹那自体が戦いで活躍してないとこなんですよね。ダブルオーライザーで出撃する機会もあったのですが、こいつ何もやってない…(汗)。まあ、新人類(イノベイター)は戦うこと以外の道(対話)を歩んでいくんだという意味では、ある意味正しいやり方なのかもしれませんが、物語的(ガンダム的)には主人公が戦いで活躍しないとねえ…。

・マリナ・イスマイール 「私達にできることをしましょう」
 途中、メインヒロインの座はフェルトに奪われてしまったのか?と思っていたのですが、ラストを見る限りでは彼女の方がメインのようですね。ただ、あのような姿を見せるのはどうかと…。ただでさえ、年増ヒロインとか三十路ババァとか言われてんのに…(あれ、言ってるの私だけ?w)

・デカルト・シャーマン 「モルモット扱いされ続ければ、心も腐ります」
 刹那以外では唯一の純粋なイノベイターということで色々活躍を期待していたのですが…特別何かしたってこともなく、すごい中途半端だったな。そもそも、刹那との絡みが無いってところからしておかしいだろ。何のためのイノベイター設定だ?



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