げんしけん二代目
2013年 全13話


評価 70点

作品解説

 げんしけん二代目 壱(Blu-ray)
キングレコード (2013-09-04)
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椎央大学現代視覚文化研究会、通称「現視研」。その新会長となった荻上千佳は、新入生の獲得を目指していた。そして、部室に清楚な美人が入会希望で現われるのだが、その正体はなんと「男の娘」であった。



二代目のサブタイが示すように、装いを新たにしたげんしけんの新シリーズ。
ただし、アニメはげんしけん(1期)とげんしけん2(2期)が既にあるので、実質は3期ということでちょっとややこしいですね。

初代が男オタクメインだったのに対し、今回は女オタク(腐女子)+男の娘というガラリと変えた新ラインナップで物語が展開されます。
心機一転して新たな層を取り込んでいくのかと思えば、斑目等の初代キャラも結構出張っていて、初代を見ていないといまいち面白くはない造り。まあ、あくまで3期扱いで初代のファンに新しいげんしけんを見せるというスタンスなんでしょう…と思いきや、声優が初代と変わっていて、ファンには不親切な設計だったり。ちょっと狙いが分かりにくいですね。

幸か不幸か、私はアニメ1期、2期を見ていなかったので声の方はすんなり受け入れられ、また初代は原作の方で追っていて内容を知っており、2代目から見てなかったのでアニメで見てみるか…というスタンスだったので、何の不自由もなく視聴ができたんですけどw

内容の方ですが、オタク(腐女子)の生態を描くというのももちろんありますが、結構色恋沙汰なんかも描かれていたように思います。男の娘・波戸くんの斑目に対する恋(?)心というか、乙女チック?な感情の揺れ動きが見ていて面白かったです。

今回、前期から続く斑目の恋心にようやく決着が付いたので、今後はスーやアンジェラに波戸くんと恵子を含んだ斑目ハーレム突入を見てみたいですね。この作品は、なんといっても斑目がいないと始まりませんから。
多くの女性キャラや男の娘まで登場しましたが、やはりこの作品で一番の萌えキャラは斑目でしょう!かわいくもかっこよくもないキャラに何故萌えを感じるのか…不思議ですねぇ。萌えってやっぱり奥深いわぁw

個人的には、初代より面白いと感じたこの二代目。続編、期待したいです。



主な登場人物と名言(?)


・波戸 賢二郎 「ハトマダ…アリだな。…って思えるんです!」
 こんな可愛い子が女の子のはずがない!ってことで、きました男の娘。どっからどう見ても女の子ですが、作中で女装を解いたところや男の声も披露しているので、男と認めざるをえませんw 男ながら腐女子趣味を完全に理解し、ハト×マダすらアリと言ってしまうほどの猛者です。斑目には何か特別な感情を抱いているようにも見えますが、自分自身でもまだそれが何なのかはっきりと分かっていないようです。

・吉武 莉華 「我ら腐女子クオリティっす」
 腐で暦女なオタク。明るく物怖じしない性格で、周りをガンガン引っ張っていきます。矢島っちと一緒にいることが多いので凄い可愛く見えることもありますが、波戸くんと並ぶとやっぱりちょっと地味ですかね?w

・矢島 美怜 「一寸の腐女子にも五分の純情」
 すいません…ぶっちゃけ、最初出てきた時は男だと確信していました。だって、どう見ても…ねえw まあ、こんな外見ですが意外と乙女なところもあって、波戸くんが本当は男だということをやたら気にしているところが案外可愛かったり?もします。コミケでのさやかコスは破壊力抜群w

・荻上 千佳 「いやはや何回喧嘩したことか」
 げんしけんの現会長。初代では色々問題もあった子なんですが、今ではすっかり落ち着いて、漫画家としての道を歩みつつも頼れる先輩として頑張っています。初代主人公の笹原とは恋人関係が続いており、漫画家と編集という関係の中で衝突することもあるようですが、なんだかんだで上手くやっているようです。

・大野 加奈子 「あなたにぴったりのコスプレを用意してあげますからね」
 コスプレ好きの帰国子女。相変わらず色々な人にコスプレさせることを自らの喜びと感じているようですが、卒論も就活も満足に進んでおらず、時折不安になることもある模様。

・斑目 晴信 「この負け犬気分は、一生続くんだろうよ」
 えと…今回のシリーズでは、波戸くんが主人公でこの斑目さんがヒロインでいいんですよね?www いやはや…なんかヒロイン力が一層増したようにも見えますよ。今回は不憫萌えの斑目さんですが、続編ではハーレムルートに入って、4人の女子(1人男w)がヒロイン・斑目の奪い合いをするということでOK?


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