ガーゼィの翼
1996年 全3話
作品解説 | ||
予備校生の千秋クリストファは、バイクを運転中に謎の白い鳥に連れられて、異世界バイストンウェルへと導かれるのだった。 えと…これ何?まったくもって意味不明。一体何がしたかったのやら…富野さんファンでも、これはさすがにキツイでしょうね。 ダンバインとルーツを同じくするバイストンウェルものですが、この作品ではオーラバトラーは出てきません。剣や弓を使って、軍勢同士が戦う純粋ファンタジーです。 物語は、アシガバ軍と戦うために反乱を起こしたメトメウス族が、聖戦士(クリス)を召喚したところから始まります。そのままクリスは、特に疑問を抱いたり悩んだりすることも無く、流されるままにアシカバ軍と戦っていきます。まあ、尺が無いからその辺の葛藤はカット(言っときますが、ギャグじゃありませんよ)ってことなんでしょう。 そして、ラストでは一応中ボスらしき敵を倒すのですが、この時点でまだ世界観が見えてません(爆)。バルシュの世界樹…なんじゃそれ?すっごく重要そうな雰囲気だけど、それが一体何をもたらすんだよ? 謎を残したままエピローグへと移り、描写は地上へ…主人公とヒロインはバイク二人乗りでツーリングをしているのですが、いきなりそのバイクに翼が生えて、二人はどっか飛んでっちゃいます。まさに、( ゜д゜)ポカーンでしたね。冗談抜きで、こっちの意識も一緒に飛んでっちゃいましたよ。 多分これ、原作の小説版とかは続きがあるんでしょう。一部だけをアニメ化してるから、こっちにはまったく伝わらないものになってるんだと思います。 |
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主な登場人物と名言(?) | ||
・千秋 クリストファ 「俺が、俺を呼んでいる?」 2浪中のフルチン主人公(笑)。己の一部のみがバイストンウェルに飛ばされ、何故か地上とバイストンウェルの両方の世界に存在してます。両者は、お互いにテレパシーみたいので通じ合ってましたね。自分自身と話し合うという、ある意味物凄いシュールな設定をかましてくれました。 ・中臣 留美子 「私の力でいいのなら、いくらでも使って」 クリスの彼女。地上の方で苦しむクリスに気(?)を分け与えます。 ・ファラン・ファ 「皆が怪我をして、皆が死んでいく…」 クリスがバイストンウェルに落ちていく際、偶然くっついてきてしまった妖精(フェラリオ)。細々したところで何かと役立ってました。 ・ハッサーン・サン 「ガーゼィの翼が現れましたか」 巫女さん。この人が、クリスをバイストンウェルに召喚したみたいです。 ・リーリンス 「聖戦士らしくやってみせなよ」 男勝りの女戦士。かなり気が強いんですけど、やっぱりデレ部分も秘めてましたね。まあ、それを顕著に表してるような部分は、残念ながら尺の都合上ほとんど見せることが無かったんですけど… ・ケッタ・ケラス 「ちと、心許ないと思うがな」 メトメウス族のリーダーのおっさん。いずれ国を作って、王になるみたいです。 ・フィロクレース 「天と地と精霊達の力を取り込んだとしても、人などあのようなものでしょうな」 メトメウス族の参謀的な役割のジジイ。 ・ザギニス・ゾア 「ハッサーンは何処にいる?」 アシガバ軍の将。ハッサーン曰く、ヘビのような男。よっぽど、ストーキングされててうっとおしかったのねんw クリスのライバルキャラになるかと思いきや、最終話で出てこなかった…(汗) |
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