機甲戦記ドラグナー
1987年 全48話


評価 60点

作品解説


統一帝国ギガノスの脅威は、ケーン達の住むスペースコロニーにまで広がっていた。彼らはひょんなことから新型メタルアーマー「ドラグナー」のパイロットとして登録され、ギガノス軍と戦うことになるのだった。


設定的には、ファーストガンダムを連想させる部分がチラホラ見受けられますね。序盤のケーン達が辿る道筋とか、明らかにあちらを意識したような作りになっています。まあ、それ故にこれまでのロボット作品と一線を画すような独自の見所というのがあまり感じられず、全体的な印象としては普通だなぁ…というイメージなんですけど(汗)
とりあえず、この作品の唯一の冒険的な試みとしては、後半の主人公交代劇(笑)が挙げられるでしょう。主人公ケーンのライバルキャラであるマイヨ・プラートですが、この人はシャアを彷彿とさせるようなかなりカッコイイ御方なんです。当然、作中ではバリバリと活躍してくれましたよ。
ただ、この作品ではそれが行き過ぎていて、後半はマイヨの方が主人公みたいに見えるんです。本来の主人公であるケーン側よりも、明らかにドラマチックなイベントをこなしているんですよね。
しかも、それで種死のように破綻しまくったというわけでもなく、マイヨさんの活躍は超カッコよくて、こちらをメインで描いて大正解だったのでは…?って感じなんです。それ故に、一層ケーン君の立場がなくて憐れに思えるんですけど…
また、それに伴ってその他の味方キャラも後半これといった見せ場が無く、むしろマイヨ側のサブキャラの方が活躍してた印象が強かったりもします。初めの方、悪役だったはずのマイヨ軍団の連中が何だかかっこよく見えるんですよ。この終盤の展開だと、まさに、マイヨの、マイヨによる、マイヨのための作品となってしまいました。
ちなみに、この作品のラストに流れた映像は、マイヨさんの顔と『完』という文字です。ここからも、いかにマイヨが贔屓されてたかがよく分かるってものですね。何と言うか…ほんと色々凄い作品でしたw



主な登場人物と名言(?)

・マイヨ・プラート 「人は一度敗れてみることも必要なようだ。敗れてみて初めて人としての弱さ、強さが分かるようになる」
 この作品の主人公です(爆)。「ギガノスの蒼き鷹」って言う、赤い彗星並にかっちょいい呼び名を持ってます。後半、ある陰謀に巻き込まれ失脚してしまいますが、彼の見せ場…というか、彼の物語はここから始まります。亡き元帥への義のために立つ彼の姿はまさに漢。汚名を被せられ、指名手配を受けながらも、彼は自分の信じる道を突き進みます。そんな彼だからこそ、熱い魂を持った部下達が付き従うのです。彼とプラクティーズ、そしてミン大尉に栄光あれ…

・ケーン・ワカバ 「じゃんじゃじゃーん!ドラグナーただ今見参!」
 えと、一応こいつが本物の主人公です。でも特に語ることは無いですね。勝手にリンダとくっ付いてろって感じ。ちなみに、彼が民間人の時は「三等空士」を便宜上与えられていましたが、本格的に軍に志願してからは「准尉」となり、前代未聞の6階級特進を果たします。

・タップ・オセアノ 「俺達は仲間じゃないかー!」
 D-2パイロット。タップというか、ボブです。私はそう呼んでます。だって、どう見たってこいつの顔はボブ顔なんだもん(笑)。多分、実物を見れば知らない人でもすぐ分かると思います。こいつがボブだ!って。それで、このボブはローズというかわいい彼女をゲットします。くそっ、うらやましいぜボブ!

・ライト・ニューマン 「ええっ、ヒドいなぁ、僕ってそんなにヤボったく見えましたぁ?」
 D-3パイロット。ある意味、彼は一番かわいそうなキャラかも…。3人のパイロットの中で、一人だけ彼女をゲット出来ませんでした。ダイアンさんにアタックしてましたが、彼女は違う男とくっついてしまいます。伊達男が台無しだよ…(泣)

・リンダ・プラート 「兄さんのような人を家族に持ったほうがよっぽど恥ずかしいことだわ!」
 マイヨの妹。しかし、彼とは敵味方分かれてしまいます。セイラさんみたく高性能な妹キャラじゃなかったんで、萌え的にはイマイチですな。上記のようなセリフを言われちゃあ、兄は卒倒もんですよ。一応ヒロインなのか…?

・ベン・ルーニー 「ドラグナーを見捨てることが、小事だと言うのですか!」
 いいキャラでした。地球軍の中では一番好きですね。ドラグナーを託されたケーン、ライト、タップの教育係として前半は鬼軍曹ぶりを発揮してましたが、彼らが6階級特進を果たしてからは立場が逆転してこき使われてました。とは言っても、彼らの間には階級を超えた友情みたいなもんがあったような気がしますね。ライトの恋人候補のダイアンさんをゲットしたある意味おいしいキャラ。

・グン・ジェム 「ワシゃ死なぁぁぁんッ!貴様たちをブッ殺すまでぇ…ワ、ワ、ワシゃ、し、死なんぞぉぉぉぉぉぉ!!」
 「ギガノスの汚物」と蔑まされる愚連隊のリーダー。ゴツイ大男で、そのまま北斗の拳とかに出ても違和感ないようなキャラです(笑)。性格も見た目どおりの荒っぽいものでしたが、部下に対しては情が厚かったように思いました。

・リー・スー・ミン 「アンタに拾われた命だ、アンタの役に立ちたいんだよ!」
 グン・ジェム隊の紅一点。つっても、気が強く、男勝りで、凶暴な、萌えとは対極にいるようなキャラです。しかし、そんな彼女がまさか、あんなにかわいらしくなるとは…。後半の彼女は乙女です(笑)。マイヨを主人公とした時のヒロインに値するくらいの存在ですよ。彼女の最大の武器はこのギャップなのか!

・ドルチェノフ 「もはや貴様の時代は終わったのだということを、今教えてやるわ!」
 野心にとりつかれた小物です。ギガノス元帥「ギルトール」を殺し、その罪をマイヨに押し付けて彼も亡き者にしようとしますが、そうは問屋がおろしません。最終話でマイヨさんにキツーイお仕置きされてしまいます。あ、一応その場には主人公のケーンも一緒に居たかな?



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