コヨーテ ラグタイムショー
2006年 全12話
作品解説 | ||
惑星グレイスランドには、海賊王ブルースの遺産が眠っている。それを巡り、コヨーテと呼ばれる海賊達、マルチアーノ率いる殺し屋集団、さらには銀河連邦警察を巻き込んでの戦いが始まるのであった。 第1話が結構良さげな感じで、期待を抱いていたこの作品ですが、ぶっちゃけそこだけでした。話は何処か冗長であり、劇場版でやったらちょうどいいくらいの話を1クールに引き伸ばしたって感じでしたね。時間制限アリの作品なんだから、スピード感を出してもっとテンポよくいってもよかったのでは?と思います。所々、だるい部分が目に付きましたよ。 それに、アクション部分も期待していたほどではなかったです。敵勢力との激しいドンパチこそがこの作品の見所だと思っていたのですが、どちらかというと単に追いかけっこをしていたという印象のほうが強く、戦闘での盛り上がりは少なかったです。そのせいか、おそらく戦闘員として用意された12姉妹の面々が、大した活躍をしてないという事態に陥っていました。姉妹の中で印象に残っている(名前と顔が一致している)のは、せいぜい2、3人です。ぶっちゃけ、彼女達の活躍を見るために、この作品を視聴し始めたようなものなので、これには正直ガッカリでした。 キャラクターについては、12姉妹だけでなく他のメインキャラも立ってなかったという印象です。カタナ、ビショップは個人的にあまり焦点が当てられなかったせいで目立っていない。マルチアーノはその意図するところがいまいち掴めない。チェルシィはオッパイ要員のくせに、その役目すら全うせず何の役にも立っていない。 とりあえず、期待外れの出来だったと言わざるを得ませんね。素材としては、なかなかいいものを取り揃えているのですが、調理方法を間違ってしまったというところでしょう。 |
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主な登場人物と名言(?) | ||
・ミスター 「コヨーテは群れを組まねえ。でもなあ…だからこそ、家族は死んでも裏切らねえ!」 本名不明、年齢不詳のオヤジです。ものごっついオヤジです。こいつが主人公とは…渋すぎるぜ。全ての物事を面白いか面白くないかだけで捉えている厄介な性格の持ち主です。海賊王と呼ばれた伝説のコヨーテ・ブルースとは親友であり、彼からフランカと遺産を託されます。けど、もっとハチャメチャでワイルドなオヤジかと思いきや、意外にもいいパパしてました。 ・フランカ 「ただね、パパのことをもっと知りたい」 海賊王ブルースの娘。彼の死後は、ミスターの下に身を寄せ、彼の店を手伝ってます。ブルースの遺産の手掛かりとなるペンダントを持っていることで、父親の仇でもあるマルチアーノから狙われます。 ・カタナ 「カタナ様のテクをなめんじゃねえっての」 ミスターの仲間その1。え〜あんまり印象がないです(爆)。強いて言うなら、ロリコン…? ・ビショップ 「旦那はほんとにポジポジだよなぁ」 ミスターの仲間その2。スワンプとは相性悪いように見えましたが、一緒に行動しているとなかなかいいコンビに見えましたね。 ・スワンプ 「俺はお前を後継者と認めたわけじゃねえ」 海賊王ブルースの子分。凄い頭してます。これで神父を名乗るとは、なかなかツワモノですね。ミスターが、遺産を受け継ぐに相応しい男かどうかを見極めるために彼について行きます。 ・アンジェリカ・バーンズ 「あなたを捕まえるのが、私の仕事だから」 ミスターを追ってやって来た捜査官。見た目インテリっぽいですが、男勝りでかなり気の強い女性です。超巨乳の持ち主でブルブル胸が揺れてます。あれだけ食ってもスタイルが崩れないとは、どういう体の構造してるんだか…。ミスターを捕まえることに執念を燃やして彼を追っていますが、その姿はむしろ… ・チェルシィ・ムーア 「オッパイだって時には役に立つんだから」 記憶力のいい女の子。とある事件をきっかけにアンジェリカの相棒になります。彼女もまた巨乳ちゃんなのである! ・マルチアーノ 「ショータイム」 優雅にワイングラスなんぞを片手に持ちつつ、配下の12姉妹を使って暗躍を企む謎のマダム…と思いきや、なんと自分も前線で戦っちゃいます。しかも、何やら超人的な動きを見せてミスターを圧倒。そう、実はこの人… ・マルチアーノ12姉妹 ゴスロリファッションに身を包み、冷酷に人を殺しまくる美少女アンドロイド軍団。彼女達こそが、この作品の見所の一つ(というか全て?)ですね。ジャニアリー(1月)からディッセ(12月)までの暦が名前に使われ、お母様と慕うマルチアーノのために動きます。この手のキャラは多分使い捨てだろうから、1話1殺でガンガン消えていくのかと思ってましたが、実際死んだ(破壊された)のは一人だけ…こうなってくると、死んだ一人が凄いかわいそうに思えてきます。明らかに無駄死にだよ… |
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