CLANNAD AFTER STORY
2008年 全22話+1話


評価 85点

作品解説

 CLANNAD AFTER STORY Blu-ray Box【初回限定生産】
ポニーキャニオン (2011-04-20)
売り上げランキング: 5

AFTER STORYという名の本編。前半は1期で描ききれなかったサブキャラに焦点を当てた話になっていて、中盤以降は朋也と渚の二人の行く末を描いたお話となっています。
しかし、これ…相当評価に迷いました。ラストが微妙…というか、分かりにくいんだよなぁ。そのせいで、素直に感動の余韻を味わうことが難しいのです(むしろ、疑問点だらけで頭を悩まされます)
現実世界と幻想世界の繋がり、そして平行世界の存在が説明不足でよく理解できなかった人も多いのではないでしょうか?(原作未プレイの人は特に)
まあ、一つ言うならば、アニメという制約の中でこのタイプのシナリオをやったら違和感が残ると。原作は繰り返しプレイすることが前提のゲームだからこそ、この手の話が普通に通用するんでしょうね。媒体の違いによって表現が難しくなるのは仕方無いので、その中でここまでやった京アニを褒めるべきなのでしょう。
それで、ストーリーの方は確かに感動出来るもので途中幾度か泣かされました。やはり、今回も親子の関係というところが強力で、ボロボロ涙を誘ってくれましたよ。ただ、泣きのピークが最終回の数話前だったことと、万人が納得し辛いハッピーエンドを披露してくれたおかげで、印象として残ったものはそこまで良くないんだよな…。
同系列作品のAIRと比較した時、両方の原作を知るものとしてはCLANNADの方が好きなのですが、アニメの評価があちらと同程度になっているのは上記のような理由からです。
最後に一つ…key作品は相変わらずバリッバリのファンタジーものなので、反則技を使ってるとこなんか気になる人もいると思いますが、これはこういうもんだと思って視聴をしましょうw



主な登場人物と名言(?)

・岡崎 朋也 「あいつを置いていくなんて嫌です」
 学生から社会人へ。学生時代は目標も無く、だらだらと日々を過ごしていましたが、卒業したらそういうわけにもいきません。世間からニートと後ろ指さされちゃいますw まあ、可愛い彼女もいることだし、しっかりせなあかんわな。

・古河 渚 「二人一緒なら、強くなれます」
 前期で朋也の彼女となった渚。今回はちょっとニヤニヤとするようなシチュエーションがいくつかありました。しかし、ラブラブハッピーな日々を送り続けるというわけにもいきません。二人の前には壮絶な試練が…

・古河 秋生 「まだまだガキのくせによ」
 今回、おっさんとは男の対決が待っています。泥臭くて、何処か青春ドラマっぽいノリだけど、こういうの案外好きかもw

・古河 早苗 「二人の幸せが私たちの夢なんです」
 いつもニコニコ優しい早苗さん。しかし、彼女とて普通の人間…普通の親…その裏には大きな悲しみだって抱えているのです。もう泣いていいんだ…のところは自分も貰い泣きしてしまいましたよw

・芳野 祐介 「大事なもの、見失うなよ」
 元ミュージシャン。基本的にはいい人なのですが、めちゃめちゃ臭いセリフを何の臆面無く、まるで自分に酔っているかのように語り続けるところが玉に瑕(汗)。風子の姉・公子さんの婚約者でもあります。

・謎の少女 「ずっと、傍にいよう」
 幻想世界でロボットと共に居る少女。彼女が何者なのか、どんな役割を持っているのかはご想像にお任せします(だって、作中でもあまり詳しく語られてないもんw)



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