CLANNAD
2007年 全22話+1話


評価 75点

作品解説

 CLANNAD Blu-ray Box
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無気力な毎日を過ごしていた岡崎朋也は、ある日学校まで続く坂道の下で一人の少女と出会うのだった。


え〜と…全22話+番外編1話が終わったわけですが、とりあえず序章乙ですw
ここまで見て、世間で騒がれてるCLANNADの感動ってこんなもの…?と思った皆さん、安心してください。まだまだこんなものではありません。何処か物足りなさを覚えたところで当然、アフターこそがこの作品の本編であり、人生なんですからw 既にそちらの製作も決定しているようなので楽しみですね。
ということで、この段階で評価するのもどうかと思いましたが、一応区切りのいいところまでは終了したので一旦まとめておきます。
まあ、現段階での感想は良く出来た学園ストーリーって感じですね。ちょっとファンタジーっぽい要素はあるものの、今のところそれが物語の根幹に大きく絡んでくることも無く、ギャルゲーアニメっぽく各ヒロインのシナリオを順番にこなしていく…みたいな。所々に結構いい話もあるんですが、号泣したとまではいかなかったと思います。この作品のテーマである「親子」という部分もほとんど表に出ておらず、ほんと下準備が済んだだけなんですよね。
むしろ、この段階では感動のみを主体として見るのでは無く、ギャグとの両面から楽しんでいくのがベストではないかと。個人的にCLANNADは、KanonやAIRよりもコミカルな部分が増えてると思うんですよね(特に春原的な意味合いでw)
あと気になったところと言えば、これはKanon(京アニ版)の時にも思ったことなんですが、主人公がフラグ立てに奔走していて、どうも軽薄な感じにも映ってしまうという部分です。様々な女の子を気に掛けてる主人公は非常に面倒見が良く、とても不良タイプには思えません(汗)
けどまあ、これは複数のルートのシナリオを強引にまとめた宿命…ギャルゲーアニメでは仕方の無いことだと諦めるしかないんでしょうね。
あと、この作品には劇場版も存在しています。それなりにまとめてはいますが、TV版を最後まで見るつもりなら(アフターも含めて)、特にそっちは見る必要もないかな?劇場版を見ると中途半端にネタバレになってしまうので、もし見るならTV版アフターを見てからをオススメします。



主な登場人物と名言(?)

・岡崎 朋也 「俺達は登り始める。長い、長い、坂道を…」
 当初の設定では、他人との関わりはあまり持たない不良…という感じだったはずなのですが、攻略可能キャラ(笑)に対してはむしろ積極的に関わっていってますよね。けど、直接的な恋愛感情を見せることはなく、その接し方はあくまで友人レベルを守っているようにも見えました(まあ、それでもハーレムが出来上がっていましたがw)。父親との間には深い確執があり、現在はほとんど交流を持っていません。

・古河 渚 「あなたは、この学校は好きですか?」
 メインヒロイン。病気のため長期欠席を行い、留年してもう一度三年生をやっています。気弱で大人しい性格なんですが、好きなもののこと(だんご大家族)になると途端に頑固になり、決して自分の意見を曲げません。演劇に興味を持っており、廃部になった演劇部を復活させようと頑張ります。

・春原 陽平 「僕が負けるのは確定ですか!?」
 朋也の悪友。基本的にはギャグ担当のヘタレ馬鹿ですね。妹がいるのですが、彼女からも蔑ろにされています。ただ、たまに覚醒していいことを言う時があるもんだから、油断は出来ませんよ。

・藤林 杏 「初めてだし…」
 双子の姉。すぐに手が出る(物が飛ぶ)し、言いたいことは何でもガンガン言ってくる男勝りな性格です。運動神経も良く活発で、女生徒からの人気が非常に高い様子。妹のために、朋也とのセッティングを色々画策しますが…

・藤林 椋 「女の子は、遺伝子レベルで占いが好きなんですよ」
 双子の妹。姉とは正反対の大人しい性格で、趣味はトランプを使っての占いです。朋也に好意を持っているのですが、自分だけではなかなか行動に移せず、姉同伴でアタックしているところがしばしば見受けられました。

・一ノ瀬 ことみ 「ことみ…ひらがな三つでことみ。呼ぶ時はことみちゃん」
 全国でもトップレベルの天才少女らしいのですが、パッと見た感じはむしろ幼児レベルに見えますねw 人付き合いが苦手なため、朋也が色々フォローしながら友達を作っていきます。また、ヴァイオリンを弾くのが好きなのですが、その音はジャイアンの歌並の音波兵器w

・坂上 智代 「起こしに来たんだ」
 生徒会長を目指す少女。昔は結構荒れていたらしく、地元のヤンキーから恐れられているほどの猛者です。転校を機に、女の子らしく振舞うのだと心に決めるのですが、時折披露されるその脅威の足技には定評あり。

・伊吹 風子 「はあああああっ…」
 重度のヒトデマニア。そのフォルムを見つめるだけでうっとりし、しばらくの間あっちの世界へと旅立っちゃいます。自分が作った木彫りのヒトデを生徒たちに渡し、姉の結婚式に来てくれるよう頼んでいますが…

・古河 秋生 「真実ってないつも過酷なもんなんだ」
 渚の父親。早苗と共にパン屋を営んでいます。早苗の(まずい)パンをうっかりけなしてしまい、泣きながら去っていく彼女をパンをくわえながら追いかける…この一連のコント(笑)は最早定番ですな。

・古河 早苗 「私のパンは…古河パンのお荷物だったんですね〜」
 渚の母親。key作品の母親キャラというのは、いつも異常なまでに若々しいんですよね。とても一児の母親とは思えないよw パン作りの腕前は正直問題ありで、こちらの想像の斜め上をいく奇抜なパンを生み出してくれます(汗)



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