プリンセス・プリンセス
2006年 全12話


評価 65点

作品解説


河野亨は転校早々一人の美少女と出会う。男子校のはずのこの学園で出会ったその少女の正体は、なんと「姫」と呼ばれる女装した男子生徒だったのだ。


ううむ…アホだ!(いい意味でね)
ほんとに作者はどのツラ下げて、こんなアホ設定を考え付いたんだ?病んでる…いくら男子校とはいえ、この学校の生徒は病んどります!男を女装させて、そこに癒しを求めるなんてヒトとして間違っちょります〜!!
と、お馬鹿なノリのこの作品…たしかにギャグの瞬発力はあって、なかなか楽しませてくれます。しかし、根本となるストーリーはというと、至って真面目なものだったのが意外でしたね。普段はこんな妙ちくりんなことをしている姫達ですが、実は家庭環境に悩みを抱えている。それに対し、姫達が友情パワーを発揮してそれぞれの問題を解決していく…みたいな。ちょっとこの辺だけノリが違ってて、青春ものっぽかったです。
まあ、この作品は設定の時点で敬遠する人が多そうですが、とりあえず全てギャグとして流してるんで、男の人が見てもそれほど毛嫌いするものではないと個人的には思います。美少年キラキラ〜ってやつも、全部笑い飛ばせ!



主な登場人物と名言(?)

・河野 亨(こうの とおる) 「この学校って…変」
 とか言いながらも、簡単に姫に馴染んじゃってますよ。こいつは適応性高いな〜。けど、彼にはまあまあ不幸な生い立ちが秘められていました。どうも義理の妹が問題児で、彼に特別な感情を抱いているようなんですね。どっかのギャルゲーなら、嬉々として使いそうな設定ですけど…(笑)

・四方谷 裕史郎(しほうだに ゆうじろう) 「望まれると…ついニーズに答えてあげたくなっちゃってね
 姫制度にはけっこうノリノリ。長髪で、素のままでも女っぽいですね(けど、実は美巨乳好き)。ルームメイトのとおる君とがっしり友情を結んでいましたが、時々なんかホモホモしてるようにも見えたんですけど…。ちなみに、こいつも家族関係に悩みアリで、解決したかと思うとまた別の問題(笑)が浮上してきました。

・豊 実琴(ゆたか みこと) 「嫌だー!絶対に嫌だー!!」
 唯一、姫を嫌がってる少年。と言うのも彼女がいるからです。でも、こっちのほうが全然正しい反応ですよ。他の二人が姫肯定派なんで、典型的ないじられ役に回ってます。こいつの虐められっぷりは何か楽しいですね。あ…ちなみにこいつだけ不幸設定はありません。もしかして、いつもいじられてるのがこいつの不幸なのか?

・坂本 秋良(さかもと あきら) 「僕なんか、ただの平凡な学生ですから
 坂本様です。一年生なのに、何故か上級生を含む全校生徒から様付けされています。つーのも、有定会長の企みによるものなんですけどね。ちなみに、去年卒業したという、彼のお兄さんである「元祖坂本様」は超絶美形です(問題もありますが…)。さらにこの一家は、信じられないような美形一族なんですよね。おそるべし、D・N・A!

・有定 修也 「ただ俺は、顔で選ばれた会長だけど…
 元姫の生徒会長。頭のキレる、かなりのくせものです。この人が暗躍するとろくなことがありませんな〜。「罠」とか「陰謀」とかそういう言葉が似合うような困った人です。けど、面倒事が起こったときに頼りになるのもこの人なんですよね。



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