パパのいうことを聞きなさい!
2012年 全12話
作品解説 | ||
パパのいうことを聞きなさい! vol.1(Blu-ray) posted with amazlet at 12.06.16 キングレコード (2012-03-07) 売り上げランキング: 26762 瀬川祐太は、姉夫婦が一週間の出張に出かけるため留守番を頼まれる。だが、彼らの乗った飛行機が行方不明となり、残された3人の娘たちを引き取ることになるのだった。 え〜と、正直見ていてイラっとすることがありました。何故かと言うと、ちょっといい話系のホームドラマを装っているところが癪に障ったんですよね…結局のところハーレムものの亜種のくせして。 まず、この作品には色々なところにリアリティが無い!そのため、全然感情移入して見ることが出来ませんでした。大学生がアルバイトをして自分の学費払いながら三姉妹を養う?もうこの辺の設定からして既にあり得ないので、とてもじゃありませんが“いい話”として見ることは出来ませんでした。となると、最早ハーレムもの以外の何物でも無いです。“いい話”を演じていても何処か作りものとしての印象が強く、茶番めいて映るんです。 この手の話って、いくらアニメでもリアリティが無いことには全然感動出来ないんですよね。現実的にあり得ることを題材とし、その大変さを描いているんだから、こちらが納得できるシチュエーションを用意してくれないことには、真に心を打つことはありませんよ。主人公はたまにいいこと言ってた気がしますが、それがまったく心に響いてこないんですよね。 そういや、以前にうさぎドロップという作品がありました。社会人の主人公が、ある日親戚の女の子を引き取ることになって共に暮らすことになるという物語です。設定面はこの作品とよく似ていますが、出来上がってきたものはまったく別物でしたね。片や、ホームドラマに見せかけたハーレムもどき。片や、リアリティ溢れる描写で惹き込んでくれた名作。まあ、これを見ることで、うさぎドロップがいかに素晴らしい作品だったかということを再認識することができました。ぶっちゃけ、それがこの作品を見てよかったことかな?www 評価ですが、ハーレムアニメとして見れば「並」レベルですが、最初に言ったように癪に障る部分があったのでマイナス。つか、うさぎドロップを見ていなかったら、レビューはもっといいこと書いてたかもしれませんね… |
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主な登場人物と名言(?) | ||
・瀬川 祐太 「家族は一緒にいなきゃダメなんだ」 路上観察研究会に所属する大学1年生。幼い頃に両親を亡くし、姉・祐理に育てられてきたためシスコンの気がありますw 離れ離れになりそうな姉夫婦の子供達を全員引き取り、彼女らを養っていくためにバイトを頑張る等、傍目にはかっこいいことやってるんでしょうけど、どうもそういう感じには見えなかったんですよねぇ…印象的には、やはりハーレムアニメの主人公ってところかw ・小鳥遊 空 「女の子は秘密でできてるんですよ、お・じ・さ・ん」 三姉妹の長女。昔から祐太に好意を抱いているようですが、祐太の方は対象外とばかりにまったく気付いていません。ただまあ、主人公が大学1年(19歳?)でこの子が14歳だから歳の差はたかだか5つ…あと4年くらい経てば、カップルになっても違和感無いくらいですね。つか、祐太はそんな子を引き取ろうとしてたのか… ・小鳥遊 美羽 「おじさんもいい加減デリカシーを持ってくださいね」 三姉妹の次女。金髪ハーフのおしゃまな女の子で、将来は男を振り回す小悪魔になる要素を持っていますねw しかし、小学生の子にデリカシー云々で叱られるって、おいたん的にはどうなんですかね?w ・小鳥遊 ひな 「ひな、がんばるお」 三姉妹の三女。三姉妹の中では唯一姉の産んだ子供であり、祐太とも血縁関係にあります。つか、3歳にしてこの髪の毛のボリュームはどうなん?どうでもいいことだと思うんですど、わたしの中ではやたらそこが引っかかってしまったんですよねw ・織田 莱香(おだ らいか) 「可愛い子は正義」 祐太の大学のサークルの先輩であり、憧れの人物。美人でスタイル抜群ですが、イマイチ何を考えているか分からない部分も多く、謎の多い変人ですw ただ、可愛いものが大好きなようで、小鳥遊3姉妹…特に空に対しては分かり易い愛情表現を持って接していますね。 |
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