ぱにぽにだっしゅ!
2005年 全26話


評価 75点

作品解説

ぱにぽにだっしゅ! DVD-BOX
キングレコード
発売日:2009-04-15

あずまんがを原点とする、4コマ系学園アニメの一つ。
まず思ったのは、キャラが多いな〜ということです。メインとなるのは当然ベッキー(レベッカ宮本)のクラスなんですが、その他のクラスに焦点が当たることも多く、そのそれぞれに主要キャラが何人かいるわけで…最初のうちはその把握が大変でした。ただ、ちゃんと一人一人の個性が描き分けられているので、いつの間にかすっかり受け入れられていましたけどね。
そして、この作品の笑いなんですが、シュールというかカオスというか…とにかく凄いことになってますね(汗)。けど、それがツボに入ったw
ストーリーとかもう無茶苦茶で、オチも投げっ放しの時が多いんですが、その不条理で適当なところも何か好きです。ギャグアニメなんだから、ぶっちゃけ何したって構わないんですよね…面白ければ!肌に合わない人もいると思いますが、個人的にはこういうノリは気に入りました。まあ、面白い時とそうでない時の差が少々目に付きましたけど…。
そしてパロディ!ちょいちょい何か挟んできてました。それに小ネタもたっぷり…同監督作品による絶望先生の黒板ネタは、こっちが本家だったんですか。オタクならニヤリとするような言葉も色々書かれてました。
その他演出としては、SDキャラがちょこまか画面上を動きまわったり、唐突にゲーム風の画面になったりで何かと慌ただしい印象もありますが、とりあえず視覚的に楽しませようという配慮が感じられるものであったので、まあ良かったと思います。モブキャラ(その他大勢の脇役キャラ)のカオスっぷりも凄いことになっていて、ある意味すごく印象的だったりもしましたしねw
あと、この作品はOPとEDが頻繁に変化していました。ここまでちょくちょく変わってるものは初めて見たかも。



主な登場人物と名言(?)

レベッカ宮本 「ガキだと思ってなめるなーーー!!」
 飛び級でMITを卒業した、ハーフのチビッコ天才先生。頭はいいけど実際はまだ子供で、生徒にいじめられて「はうはう」泣いてる姿がよく目に付きました。天才という設定を生かし、爆弾の解体やアホ毛の培養など行っていましたが、大抵ギャグ絡みだったので、いまいちその天才っぷりが顕著に現れているようなところは無かったかも…。やっぱり、子供らしい可愛らしさという方が目立ってましたね。

メソウサ 「す…すみません…
 ベッキーのペット?である謎の白うさぎ。常日頃から不幸な目に会う、とっても幸薄いキャラになってます。とりあえず、こいつの哀愁漂う姿が何とも言えないほどグッドだ!

片桐 姫子 「マホ?」
 無駄にテンション高いアホ少女。いっつも無意味にマホマホ言っていて、人としての最低限の知能を持っているのかすらも怪しいですw 可愛いベッキーが大好きで、よくべたべたくっついていました。ちなみに、彼女のアホ毛にはとてつもない役割が!?これが無くなってしまうと、彼女はまったくの無気力人間と化してしまうのです(ちなみに、アホ毛がいつの間にかキノコになってるなんて話もありました)

橘 玲 「メガネ、メガネ…
 成績優秀、スタイル抜群、ただしちょっと悪どい部分が見え隠れしているのはご愛嬌。ベッキーが何か我がままや不条理なことを言うと、しっかり”しつけ”をほどこします。中華料理店でバイトしていて、料理も上手いみたいです。特にチャイナドレス姿がグッド!他にも、そのスタイルの良さを見せ付けるかのような姿を披露してくれることがありました。

桃瀬 くるみ 「どうせ私は個性の無い地味キャラよ
 地味キャラ。個性的な登場人物が多い中、一人だけ普通ということで不遇な扱い(体が透明になったりw)を受けていました。メソウサと同系列の扱いをされることなんてのもありましたしね。ただ、目立たないキャラということでよくスポットが当たり、逆にそこそこ印象に残るという結果になってるような気もしましたね。本人のアピールなのか、密かに髪型が結構変わっているのも目に付きました。

上原 都 「虫ってゆーな!
 勉強虫ことデコメガネ。ただ、ガリベンのくせしてそこまで成績は良くなかったりするんですよね。それで、彼女のチャームポイント(?)のデコなんですが、その反射率は尋常ではなく、鏡の代わりにもなるくらい綺麗に姿を映し出してくれます。さらには、そこから正体不明のビームも発することが…もしや、ソーラ・レイ?w

一条さん 「出家しましょう
 シュール!この子、とってもシュール!その発現や行動…いや存在そのものからして謎めいていて、次の行動がまったくもって予測不可能です(つか、本当に人間なのか?)。クラス委員長のようですが、一体誰がこの超不思議ちゃんを委員長になんか選んだんだ?彼女を好き勝手に放置していたら、クラス…いや学校そのものが崩壊しますよ…いや、マジで。

・6号さん(鈴木 さやか) 「オブ・ジ・イヤーです
 何故かあだ名が6号さん。「オブ・ジ・イヤー」という決めゼリフ(?)でちょくちょく会話には絡んでいましたが、こいつ単体では特に目立っていなかった印象ですね。むしろ、地味キャラで売ってる桃瀬くるみより、こいつの方が影が薄いように見えたのだが…(汗)



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