ひぐらしのなく頃に 祟殺し編
全5話



作品解説

今回のテーマは「虐待」と「祟り」。前シナリオまでは視聴者にひたすら恐怖を与えていたのですが、ここでは精神的な痛さ…そして不気味さというものが強調されてました。
このシナリオのヒロインである沙都子は、突然帰ってきた叔父に暴力を振るわれるようになります。明るさを失い、徐々に陰鬱になっていく彼女…その姿はもう見てられませんでしたね。
誰もがどうすることも出来ずに見て見ぬ振り…そんな中、圭一君は沙都子を救えるのは自分だけだと考え、行動に移すのでした。そう…彼は毎年起こるというオヤシロ様の祟りをなぞり、祭りの夜に殺人を犯す決意をしたのです。
今までのシナリオは祟りに怯える側でしたが、今回は圭一君がオヤシロ様の祟りを起こす側の立場で描かれています。そして事態は、圭一君が呪った者が次々と死んでいってしまうという異常な状況へと進んでいくのでした。果たして、彼の行きつく先には何が待っているのでしょうか!?
ラストでは、これまで以上にとんでもない結末が用意されています。ここまでされりゃあ、もはや推理なんて意味がないってか?



主な登場人物と名言(?)

・前原圭一 「オヤシロ様の祟りで死んでしまえ!」
 男気溢れる圭一君…彼は沙都子のことを思うがあまり暴走します。けど、その結論に至るまでがやけにあっさりしてるんですよね。いくら展開速いと言っても、人を殺すという重大な決意をそんな簡単にしちゃあいけませんよ。やっぱアニメ版は駄目すぎだな〜

・北条沙都子 「今、圭一さんが本当のにーにーみたいに見えました
 や〜め〜て〜沙都子ちゃんを虐めないで〜。突然帰ってきた叔父によって、彼女は虐げられています。にーにー(兄)の悟史は行方不明…果たして圭一は、にーにーの代わりとなって彼女を救うことが出来るのでしょうか?

・竜宮レナ 「だってこれは…オヤシロ様の祟りだもの」
 え…?綿流し編では非常に頼れる存在だったのに、またちょっと壊れ気味のところを垣間見せてたんだけど…。結局この子の本性はどっちなんだ?つーか、ただの情緒不安定?オヤシロ様っていうキーワードにだけ、強い反応示しておかしくなっちゃうのか?

・園崎魅音 「圭ちゃんは、私を人殺し呼ばわりするんだ
 園崎家次期当主の彼女に、圭一君は「ある頼みごと」をします。けど、ハッキリ言ってそれは失礼でしょう。だって圭一君の言い方だと、お前が連続怪死事件の首謀者だって言ってるようなものですから。まあ、前回の彼女の姿を知っているなら、そういう結論に達してもおかしくはないのかもしれませんが、当然今回の彼はそんな姿は知らないはずです。憶測と他人からの情報だけでそんな風に決め付けちゃあいけませんよ。

・古手梨花 「今日の圭一は100点満点でした。パチパチパチなのです
 梨花ちゃま〜!!またしても、こんなかわいい子が…この子はショッキング映像担当要員なんですか!?もうイヤーーーーー!!

・園崎詩音 「誰が…誰がそんなこと言ったんですか?
 野球チーム、雛見沢ファイターのマネージャーということが発覚。でも今はあまり顔を見せてないようです。何故でしょう…?ちなみに悟史のことになると、彼女はちょっとムキになってましたね。彼との間に何かあったんでしょうか?

・大石蔵人 「こういう土地ではね…敵は作らないほうがいいですよ
 今回のこの人は相当嫌なキャラです。まあ、今までもそれほど愛嬌のあるキャラではありませんでしたが、このシナリオでは刑事のクセにまるっきり悪人ですね(笑)

・富竹ジロウ 「村の敵に祟りをなすオヤシロ様か…今年もあるとしたら、誰になるだろうね
 あまり存在感無いまま、いつの間にかいなくなりました。しかも、死んだとかそういう話も一切無く、忽然と姿を消してましたよ。まあ多分、いつものように死んでるんでしょうが、せめて何らかのフォローはいれてください。存在無視は悲しすぎますから…(泣)

・鷹野三四 「死体…上手に埋められた?
 この人は…あのタイミングでよくもまぁこんなことを言ってくれるものです。例え冗談だったとしても、凍りつきますよ。今回は存在感アリアリの大活躍ですね〜

・入江京介 「沙都子ちゃんを…救ってくれてありがとう
 鬼隠し編でチラッと出てきた「カントク」という単語…ついにその正体が明かされる!…ってただの少年野球の監督なのねん。医師でもある彼は、虐待を受けている沙都子に対して親身になってくれてるいい人です。アニメ版では、ロリとメイドさんが大好きなこの人の変態っぷりが出てなかったのが残念です。



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