ハヤテのごとく！
2007年　全52話

評価　75点

	作品解説
	ハヤテのごとく! 01 ジェネオン エンタテインメント 発売日：2007-07-25 amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy) 軽薄で最低な親のせいで莫大な借金を背負った綾崎ハヤテは、借金を肩代わりしてくれた三千院ナギという少女の下で、執事として働くことになるのだった。 その大部分にパロネタが仕込まれている、ある意味邪道アニメ。今までにもパロ系の作品は多くありましたが、ここまで無茶やらかしたのは初めて見ましたね。 はっきり言って、元ネタが分からない人には相当楽しみ辛い作品になっていることでしょう。ギャグではなく、パロディで笑いを取りにいってるので、ほんと分かる人にしか楽しめません。しかも、取り扱っているネタの範囲がかなり幅広いので、結構昔のアニメも知らないとちゃんと付いていけないと思います。やたらピーピーと修正音もうざいし、これは視聴者のことを無視した作品と言わざるを得ませんね。 しかーし、私的にはこれが結構楽しめてしまったんですよね。元ネタが分かることも多かったし、マイナーネタがよくピンポイントでツボを直撃する時があって、ある意味病み付きになってしまいました。 また、すんごいカオスな展開の話もたまにあったのですが、それはそれでその無茶苦茶っぷりを存分に楽しませてもらいました。この作品は完全に狙って暴挙に出ているので、最早「酷い」というのは褒め言葉ですねｗ そのように、基本的にはパロディが大きく前面に押し出された作品なんですが、そこだけに頼っているのかと言えば決してそうではなく、他にも魅力を感じられるところが幾つかありました。特にキャラクターが良かったですね…女性キャラはそれぞれの個性（萌えポイントｗ）をしっかり見せることが出来ていたと思います。 多分、ここが4クールもの長い間見続けられた大きな要因にもなっているでしょうね。そのような作品の根幹となる部分がしっかりしているからこそ、多少無茶をやらかしても許される…のかな？ まあ、この手のパロディ作品が嫌いな人もいるだろうし、原作と大分違うところもあるから気に食わないって人もいるでしょうが、これはこれで面白かったと思うので個人的には十分アリｗ 既に製作が決定している2期も期待してるぞ〜！！

	主な登場人物と名言（？）
	・綾崎 ハヤテ　「僕は君が欲しいんだ」 　借金執事こと、主人公のハヤテ君。不幸の星の下に生まれてきたような少年ですが、それを感じさせない不屈の精神と天然の明るさを持っています。8歳の頃から年齢を偽って、親の酒代を稼ぐために数多くのバイトを経験しており、結構色々な方面に精通しています。あと、並外れた身体能力を持っていて、とりあえず車に轢かれても死にませんｗ ちなみに、元々が女顔なので、女装をすると何処からどう見ても完全な女子になっちゃいます。 ・三千院 ナギ　「浮気とかは絶対ダメだからな！」 　三千院財閥のお嬢様。完全な引きこもり体質で、ゲーム、漫画、アニメが大好きというヲタ少女。自分自身でも漫画を描いていますが、独創的すぎて一般の人は付いていけません（汗）。ただ、頭は非常に良く、飛び級でハヤテと同じ学年になっています。ハヤテのことが好きですが、なかなか素直になれない面があり、さらに声優が“アノ人”ということもあって、ツンデレキャラとして名を馳せています。 ・マリア　「私、ピチピチの17歳ですよ」 　三千院家に仕える万能メイドさん。ぶっちゃけ、この家の影の支配者ですね。この人を怒らすと誰も勝てませんから。また、容姿が大人っぽく、佇まいも非常に落ち着いているので、しばしば実年齢以上に見られることもありますが、正真正銘”ピチピチ”の17歳です（当然、17歳教的なものでも無しｗ） ・桂 ヒナギク　「この私が、負けっぱなしで帰るなんて許されると思って？」 　白皇学院の生徒会長を務める少女。基本的に何でもこなせる完璧超人ですが、唯一高いところが苦手という弱点もあります。ハヤテが彼女のことをナギに似ていると言っただけあって、彼女も超負けず嫌いなツンデレ。個人的には、この作品の中で一番好きなキャラですね〜ｗ ・西沢 歩　「ハヤテ君が好きです」 　通称ハム（ハムスターの略）。ハヤテの高校の友人である普通の少女です。ハヤテに告白するも玉砕…しかし、まだ諦めずに彼を追い続けています。ちなみに、作中で直接ハヤテと絡むことはそんなに無いのですが、ちょい役として何処かのシーンで登場しており、ほぼ毎回のように出番だけは（ちょっとだけ）ありました。 ・愛沢 咲夜　「あかん、油断してボケ用意しとかんかった」 　ナギの従姉。根っからの芸人気質で、ツッコミに命を懸けてますｗ 一見ノリで生きてるような感じもするのですが、意外と面倒見が良く、何だかんだで優しいところもあるとってもいい子でした。 ・鷺ノ宮 伊澄　「でも大丈夫。ちゃんと迷子になったから」 　ナギの友人であり、彼女の描く漫画の唯一の理解者。彼女も飛び級をしていて、ハヤテ・ナギと同じ学年です。極度の方向音痴で、目的地に無事たどり着けることの方が少ない模様。あと、霊能力的な特殊な力を持っています。 ・橘 ワタル　「地球滅びねえかなぁ…」 　ナギの許婚…ではありますが、本人達にその気はまったく無い様子。というより、彼は伊澄に好意を持っているんですよね。ただ、サキや咲夜のことも大事に思っているように見受けられ、何と言うか多感なお年頃ですよ。 ・貴嶋 サキ　「お嫁にいけなくなったら、どうするんですか！」 　ワタルの家のドジッ娘メイド。ワタルより7つも歳が上ですが、彼に好意を抱いている…？それで、「エッチなのはいけないと思います！」と言わんばかりに、彼女には少々潔癖な面があって、ワタルが成長してエッチにならないか心配していますｗ