ハチミツとクローバーU
2006年 全12話


評価 90点

作品解説


みんな〜青春っていいもんだぞ〜!!いい年した大人が、思わずこっ恥ずかくなるようなセリフを口走ってしまうとこなんか最高〜!!もう胸がキュンキュンきちゃいます(爆)
ということで、前作から引き続いての青春群像劇。物語は前と同様に二つの恋愛模様を描いているのですが、関係性が少々複雑になってきてますね。

まず、前半は山田さん、真山、理花さん、野宮の関係が描かれてます。図で表すとこんな感じ。

野宮→山田さん→真山→理花さん(矢印は好意の方向)

いやはや…見事に一方通行です。まったく何所も交わってません。この状態を上手く収束させる解があるのなら、誰か教えてくださいって感じですよね。もはや、何処かの矢印の向きが変わらない以上どうしようもない状態です。

んで、後半は竹本くん、森田、はぐ、修ちゃんの関係が描かれてます。図で表すとこんな感じ。

竹本&森田&修ちゃん→はぐ(矢印は好意の方向)

こちらもまた、なかなか厄介な関係ですね。一人の女性をめぐって男が三人…つまり、はぐが誰かを選べば決着がつくわけですが、皆それぞれにいいとこがあるんで難しいわけです。
つか…男が三人?そう、前作の三角関係から一人増えているのです。いや〜まさかここへきて修ちゃんが参戦してくるとは驚きですね。この人は理花さんとも只ならぬ関係であり、そちらの方に参戦してもおかしくはなかったのですが、意外や意外こちら側に参戦してきましたか。果たして、この複雑な恋の結末はいかに!?
今回はちょっと暗い部分もあるけれど、それもラストで清々しい感動を与えてくれるための布石!とりあえず、これでこの作品は完結してます。ちゃんと原作の最終回部分までやりきりました。けど、なんかハッキリ決着がついてないところもあるんでないの?って感じもしますが、それがデフォなので気にしないでください。
まあ、アニメ版は多少カットされてるところもあるので、原作見てない方はとっとと見ましょうw



主な登場人物と名言(?)

・花本 はぐみ 「だから…一緒にいて。最後の最後まで…」
 えらいこっちゃ〜!事件です!どえらいことが起こりました。彼女にとって生きるということと描くことはイコールで結ばれていますが、もしそれが出来なくなるとしたら…?そして、そんな不安に怯える彼女を支えていける者とは?「××の人生を私にください」(××には、はぐが選んだ人の名前が入ります)…彼女の言ったこの言葉は、まぎれもない名言ですね。

・竹本 裕太 「俺は…君を、君を好きになって…よかった」
 前作で「自分探しの旅」から帰ってきて、多少逞しくなってます。しかし、肝心な時には何も出来ず、自分の無力さに苦悩してましたね。終盤、立場が無いな〜みたいな展開でちょっとかわいそうでしたよ。しかも、彼の声優さんが事故に会い、Uになっての竹本唯一の見せ場であるテレビ版最終回に代役が…なんか色々痛すぎる。

・森田 忍 「何かを残さなきゃ生きてる意味がないなんて…そんな馬鹿な話あるもんか」
 今回、この人の過去が明らかになります。それに伴って、兄貴と何やら共謀していた怪しげな行動の理由も明らかになりました。光を見失った兄に付き合い、自分も先が見えない闇へと歩んでいく…そんな道を彼は歩んでいたんですね。それにしては、普段はっちゃけていたようにも見えますが、それが彼の「地」なんだろな。

・花本 修司 「いいよ…返さなくていいよ。全部やるよ
 大学教師ではぐの保護者。修ちゃんはいい男です。ここにきて、まさかこんな見せ場が彼に存在していようとは…まったくもって予想していませんでした。ぶっちゃけ、このおっさんが主人公だったんじゃあないのか?って疑ったくらいですよ。昔はおねしょの面倒まで見ていたはぐに、まさか…まさか…!?

・山田 あゆみ 「彼を想うこの気持ちが…そのたった一つが…冷たくて明るい私の宝物だった
 真山の想い人、理花さんと接触することで、二人の関係をまざまざと見せ付けられることになります。けれど、これは自分の報われない恋を「思い知る」ために己自身で選んだ道。必死で涙を堪える山田さんの姿は、もうヤベエほど胸に来ましたなぁ。なんでこの子は、こんなにも俺の心を揺さぶるのだ!?

・真山 巧 「俺に関わったのが間違いだったな。何処までも付きまとってやる。簡単に死ねると思うなよ!
 ほんと、こいつはストーカーです(笑)。理花さんのメールもFAXも郵便も書類も当然全部チェック済みです。上のセリフを見たら、末期なんだっていうのがよく分かりますね。けど、自分の好きな男のストーカーぶりを見ることになるなんて、山田さんは複雑な心境だろうなぁ〜。おい、真山よ!山田さんの一途な想いを振りきったんだから、理花さんは幸せにしないと承知しねえぞ!

・原田 理花 「原田君…待っていて…もうすぐだから
 徐々に真山に心を開いてきた…のか?しかし、時折危うい面も垣間見せていますよ。最早、彼女の心の扉を開くことが出来るのは、真山しかいねえ、ガンバレ!

・野宮 匠 「他の奴の前で、泣かないでくれよ…
 アニキ〜!!傷心の山田さんをまかせられんのは、アニキしかいねえよ!最初はいけすかない奴だとか思ってごめんなさい。山田さんのために、寝ずに車すっ飛ばしていくとこなんか超かわいいよ。野宮匠☆青春スーツ再装着完了!!こいつは最高だあっ!



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