フラクタル
2011年 全11話


評価 45点

作品解説


ある日、クレインは怪しい3人組に追われている少女フリュネと出会う。そして、彼女が置いていったブローチから、謎のドッベル・ネッサが現れるのだった。


当初、監督である山本寛氏は「この作品が失敗すれば引退も辞さない」という発言をし、それを聞いた我らアニヲタの期待は否が応にも高まりました。ハルヒらきすたで有名なヤマカンさんが、次は何をやってくれるのか!?
しかし…こいつを全話見終わった後、私は問いたかった。この作品の一体何処にそれほどの自信が持てるんだ?と。はっきり言って、これ誰得アニメだよ?
序盤、面白くなりそうな予兆『だけ』はありました。ジブリ作品を連想させるような雰囲気に、ドッペル・フラクタルシステムという特殊な世界観。これらをどう料理してくれるのかと期待が持てました。
けれど、その後の話がまったく盛り上がらずに迷走しまくり。特殊な設定も小難しさだけが先行し、結局のところシステムの問題はそっちのけで女の子を助けることだけが目的となってました。まあ、ボーイミーツガールをやるならそれでもいいのですが、そもそも肝心のヒロイン(フリュネ)にいまいち魅力を感じず、挙句の果てには無意味なNTR展開を入れてくるとか…ボーイミーツガールでNTRとか止めてくれ。ただ不快です。以上!
ということで、この作品に対してはこれ以上何かレビューを書く気が起きません。好きな作品に対しては、情熱で色々書ける。嫌いな作品に対しては、怒りで色々書ける。しかし、何の興味も持てなかった作品に対しては、書くこと自体の意欲が湧かない…。ヤマカンという名前と話題性が無ければ、間違いなく途中で切っていたなw



主な登場人物と名言(?)

クレイン 「昼の星は僕を笑う」
 辺境の島でひとり暮らす少年。グラニッツ一家に追われるフリュネを助けたことで、事件に巻き込まれていくことになります。とりあえず、物語の視点であるこいつの興味=フリュネなのに、興味の無いこと(フラクタルシステム)まで見せようとするから、色々と微妙になってくるんだよな。

・フリュネ 「私は“好き”が嫌いです」
 フラクタルシステムを管理する僧院の巫女。生まれた時から僧院を出たことないため、世間ズレしたところも少々…。

・ネッサ 「ネッサは“好き”が好きよ」
 フリュネのブローチから出てきたドッペル。通常のドッペルとは異なり、彼女のことを“好き”な人ならば触れることができます。

エンリ・グラニッツ 「あんた達、マグロ?」
 グラニッツ一家の長女。兄・スンダの片腕として、組織を引っ張っていく元気な少女です。

スンダ・グラニッツ 「どんな世界が望みだ?」
 グラニッツ一家のリーダー。フラクタルシステムに頼らない世の中が必要と考え、仲間達と共に僧院へ戦いを挑みます。



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