光と水のダフネ
2004年 全24話


評価 75点

作品解説

 光と水のダフネ VOL.1 [DVD]
ショウゲート (2004-04-23)
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海洋庁の入庁試験に失敗した水樹マイアは、ひょんなことから何でも屋・ネレイスに就職することになるのだった。


初めに驚かされるのは、女性陣のコスチューム。ありえん際どさの水着(?)を着てアクションシーンを繰り広げており、これって一体何のエロアニメだ?と思うことでしょう。この時点で、視聴者に対する敷居が相当跳ね上がりますね。視聴ターゲットはそっち目当ての人だろうと誰もが思うでしょうから。
けれど、実際の中身にはサービスシーンや萌え的なものは特に見当たらず、エロいところってほとんどないんですよね(既にコスチューム自体がサービスなのか?w)。まあ、そういうところである種ギャップのようなものが生まれるかもしれません。視聴者が見たかった内容とは食い違っている…みたいな。
内容としては、そんな際どい格好をした女性陣による、コメディありのB級アクションものって感じでしょうか。基本的には一話完結で、毎回ちょっとした事件(?)に主人公達が挑んでいきます。ただ、正直見ている限りそれほど面白いものとは思えませんでした。悪くはないけど、特に目を見張るものもないなぁ…という風に感じていましたよ。
しかーし、終盤でシリアスなストーリーになっていくのですが、そこの出来が非常に良かった。特にラスト…伏線の回収が素晴らしく、思いのほか感動的に描かれていましたよ。これはいい意味で化けたなという印象です。
ストーリー重視の人は前半で切っちゃう人もいそうだし、そもそも件のコスチューム絡みで見ようという意欲が沸かないかもしれませんが、ぜひ最後まで見て欲しい作品ですね。伏線が回収された時…すなわち、かつて“あの人”から語られた言葉が真実だったと分かった時、何か込み上げてくるものがありましたから(ネタバレすれすれのヒント出しすぎだなw)



主な登場人物と名言(?)

・水樹 マイア 「あそこにはきっと、本当の私がいるんです!」
 海洋庁を目指していた少女。成績優秀で合格間違いなしと思われていたようですが、結果は不合格。海洋庁の寮に住むつもりだったらしく、今まで住んでいた家は売りに出されており、一気に文無しの家無しというどん底へ突き落とされることになります。…しかし、どんだけ試験に自信あったのか知らないけど、落ちた時のことをもうちょっと考えよーぜ。頭はいいらしいけど、後先考えないどっか抜けてるとこがあるよね。

・本城 レナ 「あんたの給料から引いとくから。いいわね?」
 何でも屋、ネレイス・カムチャッカ支店を実質取り仕切るリーダー格の女性。仕事に厳しく、色々きついことも言いますが、何だかんだでマイアのことも考えてくれている頼りになるお姉さんです。

・葉山 静香 「世界にはまだまだ私を待ってる料理があるのね〜」
 カムチャッカ支店のメカニック担当。メンバーの中では一番まともな人物かな?特技は大食いで、どれだけ食べてもその体型が崩れることはありませんw

・グロリア 「この世に金より大事なものがあるかってんだ」
 カムチャッカ支店のメンバーの一人。がさつで男勝りな性格をしており、特技は射撃。何かと問題を起こすこともあり、彼女のせいで修理費がかさむこともしばしば…。

・朴 ゆう 「犬ってのは、受けた恩は忘れないのさ」
 刑務所に服役していた女性。寡黙で何を考えているのか分かりづらいところもありますが、悪い人では無いようです。グロリアとは犬猿の仲ですが、両者とも戦闘能力は高いので揉め事になると役立ちます。



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