BLASSREITER(ブラスレイター)
2008年 全24話


評価 65点

作品解説

ブラスレイター VOL.1
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
発売日:2008-08-08

近未来のドイツ…死体が異形の姿に変貌して、人々を襲う謎の事件が勃発していた。そんな中、生きたまま異形の姿へ変化する者達も現れる。


見るからにB級臭さが漂い、関心を抱く人が少なそうな気がしますが…中身は意外と面白かったです。テイストとしては、何処となくテッカマンブレードなんかに近いものを感じましたね。終始シリアスで、暗〜い雰囲気の中戦う不幸系変身ヒーローものってとこがあちらと共通してました。
とりあえず、この作品に出てくる男共がかなり熱い!主人公があまり目立っていない作品なんですが、その分サブキャラが非常に魅力的に描かれています。こいつは大して重要でも無いキャラだろうな〜と油断してたら、いきなり“激”熱い見せ場があるもんだから、完全に意表を突かれちゃいましたよ。ちょっとネタバレになるかもしれませんが、皆さん死に様が凄くいいんだよなw
まあ、シナリオはそれほど良く出来ているとは言い難く、中盤以降でダレてしまった部分や粗もあるのですが、要所に先述したようなテンションを強引に上げてくるイベントがあるもんだから気が抜けず、なんとか視聴を打ち切ることなく楽しめました。ただ、ラストの酷さには本気でゲンナリ…やっちゃった感がありますねぇ。前半あれだけ良かったのに、ここまで見事に失速したアニメは久々ですよ。
あと、主人公が目立っていないと書きましたが、ぶっちゃけ最初のうちは誰が主人公だかよく分かんないくらいですw 普通の作品は主人公を中心に物語が進んでいきますが、この作品はサブキャラが中心になって物語を進めていき、主人公は戦いの時にちょいと参戦してくるだけなんです。だから、前半は物語の中心にいるゲルトが主人公に見えるんですよね。私も完全に、ゲルトに感情移入してました。
評価は、(前半75点+後半50点)/2+ゲルト加点wでこのくらい。後半の盛り上げ方さえ間違わなければ、十分名作の部類に入れる作品だったのになぁ…。



主な登場人物と名言(?)

・ジョセフ・ジョブスン 「本当の苦しみは、そこから始まる」
 空気主人公w 基本的に彼が居なくても物語は進んでいくので、中盤なんてずっとおねんねしちゃってましたよ(マジこんなんでいいのか?)。デモニアックでありながら、同じデモニアックを狩り続けるハンターであり、彼が何のために戦っているのかは謎に包まれています。

・アマンダ・ウェルナー 「とんだ自己満足よ」
 XATの女性隊員。デモニアックの対応に追われており、その中で出会ったブルー(ジョセフ)に興味を持ちます。ただ、最近は仕事ばかりに気を取られていて、義弟のマレク君との交流が疎かになっているようですね。(ちなみに彼女、けしからんオッパイしてますw)

・ゲルト・フレンツェン 「どんなに行き詰ったつもりでも、生きる道ってのはある」
 チャンプ…最高だよ、チャンプ。私としては、こいつが主人公でも全然良かったです。前半数話で、チャンプにガッチリ心を鷲掴みされちゃいました。元オートバイレースのチャンプでしたが、怪我によって下半身不随。栄光ロードから一気に転落人生かと思いきや、デモニアックの力を得て他の融合体を倒していくことで、世間からは英雄視されていくのでした。

・ヘルマン・ザルツァ 「俺にとってあんたはヒーローだったよ。それは今も変わらない」
 ゲルト信者の元バイクレーサー。彼の中でゲルトはいつまでもヒーローであり、憧れの存在のようですね。ゲルトがデモニアック化してからも、一途に彼のことを信じ続けていました。現在はXATの隊員で、アマンダと良く行動を共にしています。

・マレク・ウェルナー 「もう神様なんか、いないんだ」
 アマンダの義弟。異民であるということから、学校では酷い虐めにあっているようです。そんな彼の心の支えはというと…やっぱりゲルトw 彼はゲルトの大ファンであり、デモニアック化してからも崇拝していました。やっぱ主人公は人気者だねw

・エレア 「美しくないわ」
 スーパーバイク・ガルムの端末を介して現れる妖精のような少女。ジョセフに対して助言を与え、彼の行動に協力していきます。まあ、いわゆるマスコット的サポートキャラってやつですね。

・ベアトリス・グレーゼ 「だったら、あなたが変えればいいわ」
 裏で暗躍している謎の女性。その行動には謎が多く、どうやら彼女が人間デモニアック化の原因を作っているようにも見えますが…

・マドワルド・ザーギン 「僕はこの世界を終わらせる
 白馬に乗った金髪美男子(ジョークではありませんw)。ブラスレイターの力で世界を滅ぼそうと企んでいます。ジョセフとは知り合いのようで、どうも浅からぬ因縁があるようです。



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