貧乏神が!
2012年 全13話


評価 55点

作品解説

 貧乏神が!  1 (初回限定版) [Blu-ray]
バンダイビジュアル (2012-09-21)
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人生ツキまくりの幸運少女・桜市子の前に、彼女の「幸福エナジー」を回収するため、貧乏神・紅葉が現れるのだった。


ちょっといい話も含んだドタバタコメディ。原作がジャンプスクエア連載ということからか、ジャンプ系作品のパロネタなんかも多く見られました。
まあ、テンション高めでノリが良く悪い作品では無いと思うのですが…どうも私には合いませんでしたね。それは、主人公・市子があまり好きになれなかったからです。
市子はパッと見で、性格の悪い嫌な女です。けれど、性根の部分は優しい子で、色々な人との係わり合いの中でちょっとずつ成長していくという話の流れになっているのですが、彼女の嫌な部分を始めに見せすぎてしまっているため、後から本当はイイ子なんだよって言われても、素直にハイそうですねという風にはならなかったんですよね。なので、笑うとか笑わない以前のもっと根っこのところで引っ掛かってしまったので、内容関係なく私にはどうも受け入れ難かったです。
それでも、テンションの高さで押し切ってしまい、流れで全話見させたこの作品のパワーは凄いと思います。市子役の花澤さんが、あのテンションでやっているアニメを私は他に知りませんw ぶっちゃけ、そこだけでも見る価値あるかもしれません。
あと、最初に述べたようにこの作品はギャグだけでなく、ちょっとシリアスなイイ話も交えてきます。ギャグメインの作品かと思いきや、意外とこちらの方にも力が入っていて、割と感動できるようなところもあったりします。ただ、ギャグの軽いノリで見ているのにシリアスな話が出てきたら、見ていてちょっとしんどいんですよね。個々で見ると、ギャグもシリアスもそれなりだと思うんですが、そのバランスが上手く取れていない部分があって時折違和感を覚えました。また、市子に感情移入しにくいため、シリアス話はなかなか入っていき難いです。
まとめると、やはり市子の性格を許せるか許せないかというところでこの作品が楽しめるかどうかが分かれると思います。ちなみに、自分は許せませんでしたw



主な登場人物と名言(?)

桜 市子 「この貧乏神がっ!」
 容姿端麗・頭脳明晰・無病息災・そして金持ちで巨乳なヒロイン。人間を幸せにする幸福エナジーが生まれつき異常な量であることが原因らしく、しかも周囲から幸福エナジーを吸い取るという特異体質の持ち主のようです。ただし、ここまで親の愛情を知らずに育ってきたためか、性格の方はかなり捻じ曲がっています。

・紅葉 「不幸はいらんかね〜?」
 市子の幸福エナジーを回収するためにやってきた貧乏神。市子とは非常に相性が悪く、顔を合わすとバトっています。また、数々の貧乏神道具を所持しており、市子のエナジー回収のために使用していきます(費用は個人負担らしい)

・石蕗 恵汰(つわぶき けいた) 「金より大事なものなんて、もっといっぱいあるくね?」
 市子の同級生であるイケメン。両親不在のため、弟・妹達をバイトで養っています。バイトを幾つも掛け持ちしているため、学校ではほとんど寝ているようです。

・龍胆 嵐丸(りんどう らんまる) 「女が拳なんて振り上げちゃいけねえ。大事な幸せが逃げちまうぜ」
 熱血硬派な空手少女。男勝りな性格ですが、石蕗の前では恋する乙女になってしまいます。



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