ばらかもん
2014年 全12話


評価 80点

作品解説


書道家の半田清舟は、ある受賞パーティーで自分の作品を酷評した書道展示館の館長を感情に任せて殴ってしまう。見かねた父親は清舟の人間として欠けている部分を見つけさせるため、彼を自然豊かな五島へと送り込むのだった。



ベタな言い方ですが、田舎っていいな〜と思わせてくれる作品。この作品の魅力を表現しようと思ったら、ぶっちゃけこの一言に尽きますね。

内容的には、個性が無い己の作品に悩む都会の書道家が、田舎暮らしの中で自分らしさを見つけようという話。
作中では島の人々との交流を通じて、田舎暮らしの温かみのようなものが描かれています。特に、子供達との触れ合いがメインになっていて、主人公とのやりとりを見ているとこちらも元気をもらったかのような気分になれました。

この作品…何が良かったかというと、やはり登場人物ですね。
ヒロイン・なるは天真爛漫で無邪気な可愛らしさを持っており、見ているだけで癒されますね〜。声優さんは素人の子役らしいですが、フレッシュな演技には好感が持てました。

サブキャラもなかなかいい味が出ていました。嫌なキャラはいなくて、子供も大人もほんといいキャラしてます。
あとは、田舎なのに腐女子キャラという我々の良く知る現実がいたのはご愛嬌w まあ、ギャグ面では必要だったので良しとしましょう。

今のご時世、ご近所付き合いは希薄になっていて、隣に住んでいる人がどんな人か知らないということもあるでしょう。だからでしょうか、人との温かみのある交流が魅力的に映るのは…
まあ、自分がいざ田舎暮らしを始めて濃厚な人付き合いをするというのは相当敷居が高いので、この作品で疑似体験をするというのが、我々引きこもりアニオタにはベストかもしれませんねw



主な登場人物

半田 清舟
 都会育ちの若き書道家。プライドが高く頑固な性格ですが、どこか抜けたところもあるドジっ子属性な主人公です。田舎暮らしに戸惑うこともありますが、何かと子供に好かれていることから彼らとよく遊んでいます(…精神年齢が子供に近いということかな?w)。それにしても、自分も田舎で子供と遊ぶだけの生活を送ってみたいな〜(爆)

・琴石 なる
 小学一年生の女の子。天真爛漫で人一倍元気なところを見せてくれます。清舟のことが大好きで、彼の家にいつも入り浸っています。

・山村 美和
 中学2年生。ボーイッシュで勝気な性格であり、清舟に対してもフレンドリーに接します。

・新井 珠子
 美和の友人であり、腐女子な女の子。最近のお気に入りは、清舟とヒロ兄のBL妄想かな?w

木戸 浩志
 平凡が悩みの男子高校生。料理が得意なことから、生活能力皆無の清舟に食事をよく届けています。良い妻になりそうだw



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