フルメタル・パニック!The Second Raid
2005年 全13話
作品解説 | ||
かなめの護衛をして学校に通いながら、本来の任務をこなす宗介。しかし、そのことは彼にとって大きな負担となっていました。そんなとき現れる謎の組織アマルガム。本格化していく彼らとの戦いの前に、作戦本部は宗介に対してある命令を下すのでした。 フルメタシリーズ第3弾。と言っても、ふもっふは番外編的なものなので、こちらが正規の続編(ゆえにThe Second Raid)ですね。 原作小説は終わるデイ・バイ・デイ(上・下)、今回は宗介とかなめの絆について描かれています。ある事情から離れ離れになってしまった二人が、それぞれ悩み傷つきながらお互いへの想いを強めていくといった感じの話になっています。シリアス展開が続き、ほとんどギャグはありません。 つか、今回の宗介君は途中で鬱モードに入ってしまって、いまいちパッとしません。しかし、自分の本当の気持ちに気付いた彼は、ラストでこれまでの陰鬱さを帳消しにするほどのかっこよさを見せてくれて、思わずこちらもテンション上がってしまいましたよ。あのラムダドライバ発動オーラパンチにはマジでしびれたw また、かなりクオリティの高い作品に仕上がっており、作画はほとんどの人が満足する出来るレベルだと思います。いわゆる京アニクオリティってやつですね。もう文句のつけどころのない品質になっています。 ただ、今回は敵組織のことも明らかになってくるのですが、まだ全面戦争にまでは至っていません。アマルガムの幹部であるレナードなんて、ただ出てきただけですしね。つーわけで、これはさらなる続編を作ってもらわにゃあいかんでしょう。もちろん京アニ製作で! |
||
主な登場人物と名言(?) | ||
・相良宗介 「俺は、東京都立陣代高校2年4組…出席番号41番、ゴミ係兼カサ係の…相良宗介だあああっ!!」 どんな命令にも忠実な兵士…のはずでしたが、かなめとの出会いから自分の意志というものが芽生え始めます。そんな時、彼に下されたかなめ護衛任務の終了…自分の思いとは相反する命令の中で彼はしばらく鬱ってます。うじうじと悩んでる姿はこいつには似合わねーよ! ・千鳥かなめ 「これで…いつもどおり…なんだよね」 敵組織から狙われている女子高生。しかし、今回は宗介がおらず、ほぼ一人で(レイスは役立たずなんで除外)敵に立ち向かいます。ほんと彼女は強い人間ですね〜。思わず応援しちゃいますよ。にしても、宗介はこんないい子ほうっておいて、何やってんだー!! ・テレサ・テスタロッサ 「私の部下は最高です」 今回の彼女は、宗介の上官として彼に辛い命令を与えます。宗介のことが好きな彼女にとっては苦しいことだったと思いますが、大佐としての職務をまっとうしようとする彼女の姿はどこか健気でもありましたね。けど、そんなん本当のテッサタンの姿じゃありません。最終話の彼女のはじけっぷりを見て、やっぱりこういう姿の方がいいな…と思わせてくれました。 ・レナード・テスタロッサ 「それに僕は、君のボーイフレンドほど人を殺してはいないけど」 ついに出ました、テッサタンのお兄たま。ミスリルとは敵対する組織、アマルガムの幹部として登場します。つっても、今回はほとんど顔見世程度に終わってますけど。ちなみに彼はウィスパードです。それで、同じウィスパードであるかなめに興味を持っているようですね。 ・ゲイツ 「ふぅ…ちょっと短かったかな」 今回のボスキャラ。こいつはとんでもないキ*ガイ野郎です。かなりハゲが進行しており、二重の意味で頭がヤバかったですね。こいつの気まぐれで殺されていった方々にご冥福を…。 ・夏玉芳(シャ・ユイファン) 「さようなら…先生」 幼い頃にガウルンに拾われた双子の姉、彼のことを先生と呼んでいます。ASでの戦闘を得意とし、ヴェノム(コダールm)で破壊活動を行っていました。なーんか妹のユイランとは百合百合してました(笑)。 ・夏玉蘭(シャ・ユイラン) 「私…あの人嫌い」 双子の妹。生身での戦闘を得意とし、マオ達を苦しめました。かなめ暗殺の命を受け、彼女を襲いますが…。彼女達姉妹は敵でありながら、その最後の瞬間はどこかかわいそうと思わされましたね。 |
||