No.8 日本最長のヒロイックファンタジー(その1) 




 現在までに刊行されているのが、なんと113巻(まだ続いてます)、外伝20巻(これだけでもちょっとした大作だよ)。私の知る限りでは、多分日本最長のヒロイックファンタジー小説ではないかと思われるのが、グイン・サーガという作品です。

 ハッキリ言って、この作品…ここまできてもまるで終わりが見えてません。ようやく物語全体の中盤くらいにまで差し掛かったような気もしますが、まだまだ序盤だと言われても、ああそうなんだと瞬時に納得してしまいますね。それくらい壮大な物語なんです!

 一応、最初のうちは100巻で終わるなんて作者も言っていたのですが、途中からは前言撤回。最早作者自身も、何処までいくか分からないようです。果たして、200なのか、300なのか、400なのか…(汗)
 それで、現在の主人公達の物語もまだまだそんな感じで終わってないのに、次世代の主役達(メインキャラの子供達)が出てき始めて、いずれは彼らが活躍していくんだ〜みたいな流れを感じるんですよね。そんなことしてたら、マジで作者が生きてるうちに終わらんぞ…

 あと、最初にファンタジーと書きましたが、SFチックなところも多々あります。遥かなる大宇宙へも足を踏み出しかけたりしましたしね。そして、それこそがこの作品のメインとなっていきそうな部分なので、いずれまたそちらへも踏み出すんでしょう。あと、何十巻…いや、百巻以上先の話かもしれませんが…

 ただ、最近(特に100巻以降)はほんと進みが遅くなってきたように感じます。途中まではいいペースで進んで、毎回かなり盛り上がっていたのですが、段々描写があまりにも綿密で詳しくなり過ぎてきたのです。
 普通ならいいことのようにも思えますが、この作品はそれを物語の進行が圧迫するほどに書きこんでくれてるんですよね。ある意味、これだけ無駄な描写を書けるっていうのは相当凄いと思いますけど、いかんせんちょっとやり過ぎかなと…(まあ、この作品にはそれもある程度は必要なんですが)

 けどまあ、この作品の最も評価出来る部分は、早い時で月1回(これはほんとに早すぎw)、遅い時でも3か月に1回は新刊が出てるところなんですよね。このペースで出てくれるのなら、少々ダルイ展開が続いたとしても、熱意が途切れずに何とか追いかけていくことが出来ます。それが、私が今もこの作品のファンであることの最大の理由ですね。

 しかもこの作品、少年漫画的な絶妙の引きで終わってくれるから、先が気になって気になって…これも読者の注意を惹き付ける一つの要因になっていると思います。まあ、出るのが早いこの作品だからこそ、こういう手法も許されるんでしょうけど。

 ということで、これからどうなるか?よりも、いつまで続くんだ?という方が気になってしまいます。あっ、もちろん物語自体もかなり面白いですよ。これまで私が見たファンタジーものの中ではNo.1(ぶっちゃけ、そんなに色々は見て無いけどw)

 内容についても触れようと思ったのですが、長くなったので今回はここまで。No.9に続く〜




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